杜このみが新曲「夕霧港」発表会。夫・高安関からは“紅白”初出場に太鼓判。アスリートの妻としてパリ五輪ではニッポンを全力応援!
杜このみが7月17日、新曲発表会を開催し、「夕霧港」を披露した。新曲は霧に包まれた情景を心模様に重ねた王道演歌で、杜は「素晴らしい楽曲と巡り合いました。大ヒット目指して精進していきたい」と、味わい深く歌声を聴かせた。
また、アスリートの妻でもある杜は、この夏のオリンピックにも注目し一段と熱く燃えていたが、杜自身は運動音痴でもあるそうで、愛娘からは「振付を頑張って!」と背中を押されている。
「前作『葦風岬』では切ない女心を歌いました。カラオケユーザーに『いい曲ですね』と言っていただきロングヒットさせていただきましたので、引き続いて、切ない女心が描かれた『夕霧港』をつくっていただきました。岡千秋先生と円香乃先生に素晴らしい作品をつくっていただきました」
“切ない女心シリーズ”の第二弾とも言える「夕霧港」の舞台は北海道だと、杜は明かす。
「北海道・白老町にある虎杖浜(こじょうはま)を舞台にした作品です。主人公の気持ちを思いながら表現していますが、北海道出身の私としましては、北海道の風景が描かれた作品を歌わせていただきすごく幸せです」
“幸せ”とい言えば、杜は2020年に大相撲の高安関と結婚し、2021年2月に第1子女児、2022年8月に第2子男児の出産。現在、二児の母でもある。今回の新曲もいちばん最初に、高安関に聴いてもらったそうだ。
「『これは“紅白”間違いないね』と言ってくれました(笑)。主人は昔から演歌や歌謡曲をよく聴いていたので、客観的に評価してくれるのですが、サビが印象に残るとも話していました」
アスリートの妻でもある杜は、この夏に開幕する「パリ2024オリンピック」にも興味津々だ。発表会では“JAPAN”の文字が入った紅白のハッピを着用すると気を引き締めていた。
「夫が大相撲の世界で活躍しているのとは対照的に、私自身は運動音痴なんですが(苦笑)、バレーボールが好きです。子どものころから民謡をやっていたので、部活動に打ち込むことはできませんでしたが、もし民謡をやっていなければ、バレーボールをやっていたと思います。ですから、オリンピックではとくにバレーボールに注目しています」
そう明かした杜は、「夕霧港」のヒットはもちろん、「オリンピックを通じて海外の方に日本の歌を知ってもらいたい」と願っていた。
ちなみに長女は歌に、長男は相撲に興味があるようで、「日本の文化を継承するお仕事についてもらいたいので、本人に興味があれば親として応援したい」とコメント。長女からは、振付の駄目出し(!?)をされていると笑っていた。
「物心がつき始めたころは、仕事=相撲という認識だったようで、お仕事に出かけるときには『ママ、相撲やってくるの?』って聞かれましたが、最近は『お歌が仕事だから頑張ってね』って(笑)。7月2日の私の誕生日には、『ハッピーバースデートゥーユー』を歌ってくれたんですが、音感がバッチリ。将来有望です(笑)。振付が入る明るい曲が好きで、よく(デビュー曲の)『三味線わたり鳥』の振りを真似しながら歌っています。そんな娘からは、『ママは振付がまだ下手だから一生懸命やってね』と送り出されてきました(笑)」
妻であり、母としての顔を見せると、杜は笑顔を絶やさなかったが、勝負曲「夕霧港」では、愛される歌手を目指し、ファンと一緒にNHK紅白歌合戦初出場という夢を叶えたいと語った。
「素晴らしい作品と巡り会いましたが、この作品の魅力を世の中に伝えるのが私の使命だと思っています。結婚、出産を経てまた歌の世界へ戻ってきましたが、愛される歌手になりたいと思います。そして、紅白初出場という夢をファンの方と一緒に叶えたい。紅白出場を目標にしないといけないと思っています」
紅白のハッピの背中には、日の丸に“必勝”の文字。杜は「この作品を大ヒットさせ、一皮むけた杜このみをみていただけるよう精進したい」とも力強く誓っていた。
なお、杜このみは9月18日に東京・丸の内のコットンクラブ東京で、美貴じゅん子とジョイントライブを開催予定。問い合わせは細川たかし音楽事務所まで(TEL:03-5442-1077/平日11:00-18:00)。