
天童よしみ、新曲「旅路」ヒット祈願で“天からのスポットライト” 曇天切り裂く奇跡の光に「大ヒットの予感」
天童よしみが1月21日、東京・江東区の深川不動堂にて、1月28日に発売される新曲「旅路」のヒット祈願を行った。
2024年の『昭和かたぎ』、2025年の『昭和ごころ』と続いた“昭和シリーズ”で演歌界を席巻し、数々の音楽賞を受賞した天童が、2026年の勝負曲として選んだテーマは「人生という名の旅」。この日、本堂での護摩祈祷(ごまきとう)を終えた天童は、集まったファンや参拝客の前で新曲を初歌唱し、その圧倒的な歌声で境内の空気を震わせた。
会場となった深川不動堂は、成田山新勝寺の東京別院として知られる名刹であると同時に、松尾芭蕉が『おくのほそ道』への旅に出発した地としてもゆかりが深い。「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」(人生そのものが旅であるという哲学を歌った)――芭蕉が記したように、人生そのものを旅になぞらえた本作のヒット祈願には、これ以上ない場所。天童も新たな旅の始まりに、安全と必勝を祈願してスタートを切りたいと願った。

厳かな雰囲気の中で行われた護摩祈祷では、燃え盛る炎を前に手を合わせ、新曲のヒットと一年の無事を祈った。天童は「護摩を焚いていただいた時、ものすごい迫力の太鼓と炎に圧倒されました。椅子に座っていても体が飛び上がるほどの音圧で、背筋がピンと伸び、体の中からカッと熱くなるのを感じました。『さあ、ここから始まるぞ』という気合が入りました」と、神妙な面持ちで振り返った。
祈祷後、場所を境内に移し、集まった多くのファンからの熱い視線を感じながら、新曲「旅路」を公の場で初めて生歌唱した。
天気は薄曇りだったが、歌唱中に“奇跡”が起きた。楽曲がクライマックスである3番に差し掛かった瞬間、厚い雲の切れ間から太陽が顔を出し、鮮烈な陽光がスポットライトのように天童を照らし出したのだ。
3番の歌詞は「ひとすじ白い うす煙」「あなたを弔り(おくり)」と、最愛の連れ合いを見送った後の心情を描く、楽曲の中で最もドラマチックで切ない場面。悲しみの中に希望を見出そうとする歌詞とシンクロするように差し込んだ光。歌い終えた天童も「ずっと曇っていたのに、3番に入った瞬間に太陽の光がパーンと入ってきて驚きました。『これは大ヒットするんじゃないか』という予感を感じて、天からの演出に胸が熱くなりました」と興奮気味に語った。
新曲「旅路」は、作詞・水木れいじ氏、作曲・水森英夫氏、編曲・猪股義周氏という、近年の天童作品を支える黄金トリオによる制作だ。

楽曲は、夫婦が力を合わせて世間の荒波を渡っていく王道の演歌として始まる。「命ふたつが 積荷の舟」と歌う前半は、長調のメロディに乗せて温かな夫婦愛が描かれるが、後半で物語は急展開を迎える。連れ合いとの死別を経て、それでも残された者が「生きてみせます ひとりでも」と前を向く、力強い決意の歌へと昇華していくのだ。
天童は「1番、2番は二人で苦労を乗り越えてきた日々。でも3番で、本当のひとり旅になるんです。それでも寂しいだけじゃなく、遠くで見守ってくれているパートナーへの感謝を込めて歌っています。3番は泣ける節(ふし)があり、グッとくるものがあります」と楽曲に込めた想いを吐露した。別れの歌でありながら、聴く者に生きる活力を与える、まさに究極の「人生讃歌」の誕生と言えるだろう。
昨年は「MUSIC AWARD JAPAN 2025 カラオケ・オブ・ザ・イヤー」の受賞や、大阪・関西万博のイベント出演、そして年末の「第76回NHK紅白歌合戦」への出演と、話題に事欠かない一年だった。特に11月に行われた「昭和百年百曲コンサート」では、6時間半にわたり昭和のヒット曲100曲(アンコールを含めると101曲)を歌い切るという偉業を成し遂げた。
「休憩を2回挟んだとはいえ、6時間半ステージに立つのは生まれて初めての経験でした。途中で『倒れるんじゃないか』と心配されましたが、54曲目あたりで不思議なことに声に艶が出てきたんです。『まだやれるんだ』という大きな自信になりました」と、70代を迎えてなお進化し続ける喉の強靭さをアピール。「母もそうでしたが、私も100歳まで現役で歌い続けたい」と力強く宣言した。
カップリング曲の「花影」は、表題曲とは対照的に、女心の未練と情念を描いたマイナー調の楽曲。「女は死ぬまで女です」というドキリとするフレーズを艶やかに歌い上げる、こちらも聴きごたえのある一曲となっている。
「昭和」の時代を歌い継ぎ、その先にある令和の「旅路」へと歩み出した天童よしみ。深川の地で浴びた太陽の光を背に、2026年も日本全国へその歌声を響かせていく。新曲「旅路」は1月28日に発売される。(※表題曲「旅路」は先行配信中)
天童よしみ 主なQ&A
――深川不動堂でご祈祷を受けられて、いかがでしたか?
天童 すごかったです。太鼓の音がドーンと響くたびに、椅子に座っていても体が浮き上がるかと思うほどの迫力でした。(外は寒かったですが)背筋が伸びると同時に、体の中からカッと熱くなるのを感じました。「さあ、やるぞ!」という気合が入りましたし、心身ともに元気になりました。
――新曲「旅路」はどのような楽曲でしょうか?
天童 今まで「昭和かたぎ」「昭和ごころ」と昭和シリーズを歌ってきましたが、今回は「旅路」というタイトルで、今までとは少し違う曲調になっています。リズムが良くて、初めて聴く方でも「歌ってみたい」とパッと乗れるような曲です。
歌詞は物語になっていまして、1番は二人が出会って、2番は苦労しながらも一緒に過ごしてきた日々。そして3番では、とうとう一人きりになってしまうんです。でも、一人になっても寂しいだけじゃなく、「遠くで見てくれている」という安心感や感謝を込めて歌っています。3番にはグッと込み上げてくる、泣ける節(ふし)がありますので、ぜひ聴いていただきたいです。
――本日、ファンの前で初めて歌唱されましたが、歌っている最中に日が差してきましたね。
天童 そうなんです! ずっと曇っていたのに、3番に入った瞬間に太陽の光がパーンと入ってきて。「えっ!?」と驚きました。まるで照明さんがライトを当ててくれたみたいで(笑)。「これは大ヒットするんじゃないか」という予感がしましたし、天からの演出に感謝ですね。
――昨年は「昭和百年百曲コンサート」など精力的に活動されましたが、ご自身の歌手人生という「旅路」を振り返っていかがですか?
天童 昨年は「昭和100年」に合わせて100曲(アンコールを含めて101曲を歌唱)を歌うコンサートをやらせていただきました。午後3時にスタートして、終わったのが午後9時半。6時間半に及ぶステージでしたが、不思議なことに50曲目を過ぎたあたりから、逆に声に艶が出てきたんです。「この辺で声が出るということは、まだまだやれるんだ」と自分の中で自信になりました。
私の母もそうでしたが、私も100歳まで歌うぞ、という気持ちで頑張っています。「旅路」という新曲とともに、今年はファンの皆さんと一緒に、いろいろなところへ旅に行きたいですね。お仕事では日本全国の名所にたくさん足を運んでいますが、プライベートではないので、ゆっくりと。(見守っていたファンに向けて)今度、「どこに行きたいか」アンケートを取ってみいようかな。私の自宅以外を書いてください(笑)。
――最後にッセージをお願いします。
天童 「人生はまさに旅」と言いますが、この曲は聴いてくださる皆さん一人一人の人生に当てはまる歌だと思います。寒い中、こうして集まってくださった皆さんの温かさに触れて、今年も最高のスタートが切れました。この「旅路」を大切に歌って、日本全国、大きな会場に限らず、どこへでも歌いに行きたいと思います。今年も天童よしみをよろしくお願いいたします!
2026年1月28日発売
天童よしみ「旅路」

「旅路」
作詞/水木れいじ 作曲/水森英夫 編曲/猪股義周
c/w「花影」
作詞/水木れいじ 作曲/水森英夫 編曲/猪股義周
テイチクエンタテインメント TECA-26002 ¥1,550(税込)











