伊達悠太が聴かせる、男の生き様

前作「俺とカモメと日本海」では若さあふれる中にも貫録ある歌唱でファンを魅了した伊達悠太が、2年3カ月ぶりとなる新曲「さすらい港」を11月18日にリリースする。
今作では、より男の力強さを感じさせるボーカルで、さすらいの風来坊の生き様をスケール大きく歌い上げる。

 

「昔から唸るようなパンチのある歌が好きなんです」

 

――2018年にリリースされた前作「俺とカモメと日本海」に続いて、新曲「さすらい港」も伊達さんの魅力が十分に伝わる作品ですね。イントロからインパクトがすごい威勢のいい一曲です。

伊達 前作も軽快なリズムに乗って男らしく歌い上げる作品でしたが、今作の「さすらい港」はさらに力強くなった男の生き様を歌っている感じですね。もともと僕は幼い時から唸るようなパンチのある歌が好きでしたし、こういう曲調だと体が勝手に歌に乗っていくのを感じます。ほぼ自分の地で歌っているので、抑えて歌うほうが難しさを感じますね。
 

――ご自身にピッタリな曲調ということですが、さすらいの風来坊が主人公という歌詞には、どこか伊達さんと共通点がありますか?

伊達 親不孝な主人公ではありますが、心の中では育ててもらった恩を忘れてはいません。僕も16歳で歌手を目指して東京に出てきて、親に心配をかけたことも多いのでその部分では似てるところもあるんじゃないかなと思います。
 

――16歳の時に北海道から単身上京されて修業に励まれて、歌手の道へ。2017年に現在の「伊達悠太」に改名され、再デビューを果たされました。テイチクエンタテインメントに移籍しての第1弾シングル「聞かせてください」は、以前の曲とはまったく違うタイプの歌謡曲調の作品でした。

伊達 女性の心情を歌い上げる内容だったので、その心のうちを理解するのにずいぶんと苦労した思い出があります。少女漫画を読んで理解しようとしたこともありましたし(笑)、母に電話をして相談に乗ってもらったこともありましたね。そこで、そういう内容は人生経験を積んでからでもいいか! ということになって、2作目の「俺とカモメと日本海」から路線が変わったんですよね。
 

――歌う路線が変わっても、伊達さんの中で変わらないことはありますか?

伊達 周りにはそう見られていないのですが、とにかく緊張しいでステージに立つ前はいまだにドキドキします。変わらなきゃいけないとは思いますがなかなか変われません(笑)。目の前にお客様がいてくださるほうが安心しますね。
 

――そういう意味では、今年のコロナ禍でキャンペーンやライブが難しくて、なかなかファンの皆さんやお客様の前で歌を披露できない状況が続いていて残念ですね。

伊達 こればっかりは誰にもどうすることもできないので……仕方がないですよね。でも逆に、こういう時期だからこそ、皆さんに元気になってもらいたいと思うので、歌にもより気合いが入ります。
 

――最近は、同じテイチクエンタテインメント所属の若手男性歌手6名でテイチクサムライとして活躍されていますね。

伊達 同じレコード会社に所属していて世代も近いし、とても楽しんで活動させていただいています! じつは三丘翔太くんとは年齢は違いますが、誕生日が同じ11月30日で親しみも感じます。
 

――最後に、今後の抱負や歌以外にも何か挑戦してみたいことはありますか。

伊達 歌はもちろん自分の軸ではあるのですが、機会があればお芝居をやってみたいですね。『瞼の母』の番場の忠太郎を演じてみたいと思っています。2年3カ月ぶりとなる新曲「さすらい港」は僕の故郷・北海道のHBCラジオさんの”今月の推薦曲”としても流していただいています。カッコいい男唄ですので、ぜひ聴いてください!

 

(文=高橋真里)

 


2020年11月18日発売
伊達悠太「さすらい港」

再デビューから3年、歳を重ねるごとに男らしさと貫録を増す歌声で聴かせる伊達悠太の待望の新曲。イントロからリズミカルなメロディーが印象的な「さすらい港」は、前作「俺とカモメと日本海」以上にダイナミックな伊達の歌唱が映える一曲に仕上がっている。カップリング曲の「母灯り」は、母親との思い出を心の奥を灯す温かな灯し火にたとえた、切ないストーリーが胸に迫る作品だ。「最近は北海道の母親と週に3~4回電話をかけてよく話すので、このテーマは歌いやすいです。母はいつも元気でシャキシャキした感じのさっぱりとした性格。幅広い観点から相談に乗ってくれるので、女性の気持ちを理解しようと相談することもしばしばです」(伊達)

 


Profile
伊達悠太(だて・ゆうた)
1987年11月30日、北海道生まれ。幼い頃から歌が好きで、地元の介護施設などで歌うこともあった。16歳の時にスカウトされ単身上京。下積み期間を経て、2012年、「伊達ゆうた」の名前で千 昌夫がプロデュースした「望郷赤とんぼ」でメジャーデビューを果たす。2017年、「伊達悠太」に改名し、テイチクエンタテインメントより「聞かせてください」で再デビュー。年を重ねるごとにやんちゃさの中に男らしさを感じさせる歌唱で注目を集めている。


INFORMATION

「第2回 テイチク サムライアワー presents 生!サムライチャレンジ YouTube生配信イベント」開催決定!!

好評につき、7月1日に初開催したサムライアワーYouTube生配信イベントの第2回の開催が決定! 今回もテイチクサムライの6人(松原健之・三丘翔太・真田ナオキ・伊達悠太・木川尚紀・青山 新)そろってYouTubeに登場。いろんな企画を生配信いたします。乞うご期待!!
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伊達悠太オフィシャルブログ「悠太の笑日記」
伊達悠太 テイチクエンタテインメントサイト