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石川さゆり

【紅白リハ】石川さゆり、48回目の出場に「歌い継ぐ覚悟」。 NHK交響楽団との「天城越え」を100年後の未来へ届ける

紅組の顔でもある石川さゆりが12月29日、『第76回NHK紅白歌合戦』に向けて会見に応じた。

今回で48回目という、女性歌手として最多、全体でも歴代3位となる驚異的な出場記録を更新する石川は、日本を代表するオーケストラ「NHK交響楽団(N響)」とのスペシャルコラボレーションで、自身の代表曲『天城越え』を披露する。

石川さゆりは1973年にデビュー。1977年の『津軽海峡・冬景色』で紅白初出場を果たして以来、お茶の間に歌声を届けてきた。石川は、80名を超えるN響の演奏との共演について、「素晴らしい音魂(おとだま)と、私の言霊(ことだま)が重なっていく。日本一のオーケストラに包まれながら、これから本番に向けてさらに熱量を高めていきたい」と、圧巻のステージを予感させた。

石川さゆり

会見では、長年紅白を共にしてきた郷ひろみの勇退(卒業)についても触れられた。

石川は「(デビューが半年ほどしか変わらず)ほぼ同時期に活動してきた素敵な仲間なので、紅白のステージでご一緒できないのは寂しい」と本音を漏らしつつも、「卒業」という言葉については「卒業しなければいけないのか、自らするのか。受け手である皆さんが『石川の歌を聴きたい』と言ってくださる間は、コンディションを整えて全力で挑み続けたい」と、自身は、これからも紅白のステージで歌い続けたいという意志を滲ませた。

また、自身の唯一の不出場年である1983年(第34回)についても回想。「当時は臨月で、お腹がパンパンでした。NHKさんから『歌わなくてもいいから応援だけでも』と言われまして、応援にだけ伺いました」と、48回の歴史の重みを感じさせるエピソードを披露。放送100年を締めくくる今年の紅白に向け、「どんな困難があっても、明日へ向かって進んでいく。そんな思いを込めて、100年後の未来へも届くような『天城越え』を歌いたい」と決意を語った。

N響との共演による『天城越え』は、番組のクライマックスの一つとして大きな注目を集めている。

石川さゆり主なQ&A

――48回目の紅白、そしてNHK交響楽団との豪華共演ですね。

石川: 毎年同じ気持ちではありますが、スタッフやファンの皆さんと一緒に走り抜けてきた1年の締めくくりです。今回はN響の皆さんの素晴らしい演奏に包まれて歌えることが本当に幸せです。アレンジの打ち合わせなどは終えていますが、全体の音出しはこれから。大みそかには皆さんとその熱量を分かち合いたいです。

――郷ひろみさんが紅白からの勇退を発表されました。

石川: 勇退……。郷さんとはデビューも近く、同じ時代を歩んできた仲間ですから、正直寂しい思いはあります。でも、歌い手によって音楽への向き合い方はそれぞれ。郷さんがご自身で決められた「ケジメ」なのだと思います。

――石川さんご自身は「卒業」について考えることはありますか?

石川: 卒業という言葉がよく使われますが、それはさせられるものなのか、するものなのか……。私自身は、若い頃と違って大みそかの数分間に集中力を高め、コンディションを整える厳しさを年々感じています。それでも、皆さんが「紅白でこの歌を聴いて年を越したい」と言ってくださるなら、私は精一杯歌い続けたい。一言では片付けられない想いがありますね。

――今年1年を漢字一文字で表すと何になりますか?

石川: 「祭(まつり)」です。世界中で大変なニュースも多い中、パリ・オリンピックのように世界中の人が集まり、笑顔になれる瞬間がありました。分断が進む今だからこそ、音楽という「祭り」を通じて、皆で一つになって元気になりたい。そんな願いを込めました。