ドリームライズwithちなつ

ドリームライズ with ちなつが新風を巻き起こす~デュエット曲「アイアイアイ」で“愛”を連発~

敏いとうとハッピー&ブルーのヴォーカリストとして活躍したムード歌謡の古閑(こが)正美が、漫才コンビB&Bの島田洋八、コントゆ~とぴあのピースを迎えて異色の3人組ユニット「八(はち)ピー&ブルー」を結成。2年間の活動を経て、ドリームライズに改名し、メジャーレーベルより初のデュエット作品「アイアイアイ」をリリースした。

笑いと歌を融合させた魅力的なエンターテイメントでステージを魅了する3人が今回、初のデュエットソングの相手として、よしかわちなつを抜擢し、令和のメジャーシーンに凱旋した!

 

「八ピー&ブルー」から「ドリームライズ」へ

――まずはリードヴォーカルの古閑正美さんにお話しをおうかがいします。どのようなきっかけで異色の3人がユニットを結成することになったのですか?

古閑 もともと僕らは30年来の仲の友だちなんですが、洋八さんから「3人で歌いたい!」という話をされて、CDを出そうということになりました。僕はずっとライラックスというグループで歌っていたんですが、それを辞めて一人になったので、ソロで歌を出すかどうか考えていたときでした。

――以前から3人で刑務所への慰問活動など社会貢献をされていますよね。

古閑 ですから、本当にいつも3人一緒でした。日頃から食事をしたり酒を飲んだり。その延長線上で、2年前に「夢見る街角」を出すことになりました。この2年間、細々とファンの前で歌を披露していたんですが、しっかりとメジャーで新曲を出したいという気持ちが強くなり、今回、徳間ジャパンコミュニケーションズから作品をリリースする運びになりました。

――2020年に「八ピー&ブルー」を結成したときの反響は?

古閑 洋八の“八”とピースの“ピー”に僕が“ハッピー&ブルー”にいたので、ダジャレで「八ピー&ブルー(はちぴーあんどぶるー)」と名乗りました。ちょっと笑える要素も入れて、みたいな(笑)。コロナ禍により人前で歌う機会は少なかったんですが、それでも少しずつライブをやって来ました。昔からの僕のファンの皆さんも応援してくれて、二人の笑いのエッセンスが入ったステージのウケはよかったんですよ!

ドリームライズwithちなつ

ドリームライズwithちなつが愛を届ける。左からピース、古閑正美、よしかわちなつ、島田洋八。

――ユニット名を「八ピー&ブルー」から「ドリームライズ」に改名したのはどうして?

古閑 今回は、デュエットで行こうという話になったので、「ドリームライズ」に名前を変えて、ちなつちゃんを迎えてこの新曲にかけてみようということになりました。「ドリームライズ」は、夢に向かって駆け上がるという意味です。前回はお笑いのイメージだったので、今回はヒットを祈願して、真面目にネーミングしてみました(笑)。

――古閑さんは、昭和の時代からずっとムード歌謡を歌っていますが、平成・令和と歌い続けてこられて、古閑さんにとってのムード歌謡とは?

古閑 ムード歌謡は、夜のお酒の席で絶対に必要な曲ですね。お酒とホステスの世界ではムード歌謡が不可欠ですね。女心の歌がほとんどですが、ムード歌謡だけは絶対になくなってほしくない。必要不可欠な歌だと信じて、歌い続けていきたいですね。

「また恋してみようかな」

――新曲「アイアイアイ」はリズミカルなメロディに乗せて、大人の愛を語っていますね。“愛 愛 愛”と男女が愛を語る作品です。

古閑 今回は最初からデュエット作品にすると決めていましたので、少しインパクトのある曲にしようということになりました。作曲の浜圭介先生から曲が届いたときは、全員がいい曲だねって思いました。ただ、正直僕は少々照れくさい歌詞だなとは思いましたね。僕が“愛”を連発するなんて・・・(苦笑)。でも、まあ、大人の最後の恋は、照れるぐらい仲がいいのもありかな。この曲を聴いてくださる方が、「また恋してみようかな」って思っていただけたらうれしいですし、そういう気にさせる歌だと思います。

――どんなシチュエーションがこの歌には合いそうですか?

古閑 やっぱり男性客が少し恋焦がれているホステスさんと一緒に歌ってもらいたいですね。

ちなつ デュエット曲なので、二人で歌うパートは相手のことを思って歌うようにすると、二人の仲の良さが聴いてくださる方に伝わると思います。

洋八 きっと男は、惚れた子をこっちに惹きつけたいという気持ちで歌うんでしょうね。ムード歌謡って、やっぱりお酒の席に一番合います。

――レコーディングはいかがでしたか?

古閑 あっという間に終わりました。ちなつちゃんの天然さが場を明るくしてくれて、雰囲気も最高でした。楽しいレコーディングでした。

ドリームライズwithちなつ

レコーディングは古閑&ちなつにお任せ!?

――ちなつさんは、どういうきっかけで今回の企画に参加されたのでしょうか。

ちなつ 皆さんとお会いしたのは、今回が初めてでした。デュエット曲の女性ヴォーカルを探しているということを聞きまして、オーディションを受けさせていただきました。まさか選ばれるなんて思いもしませんでした。

洋八 我々3人との全体バランスも彼女が一番合っていましたらね。大人の色っぽさもかなり出ていましたからね(笑)。

ドリームライズwithちなつ

――レコーディングについて、洋八さんとピースさんはいかがでしたか?

ピース 我々はもう賑やかしです! レコーディングは古閑&ちなつさんにお任せしました。僕らはステージに立ったときにバックコーラスで頑張りますよ!

――参加されていない?

洋八 歌詞はこれから覚えます!

――洋八さんはソロ歌手としても活躍されてきましたが、ピースさんも元々は歌手志望だったとか?

ピース 元々、クールファイブの付き人だったんです。もう4、50年も前の話ですけどね。今も前川清さんとは交流がありますが、当時リーダーの内山田洋さんから「お前は歌に向いてない」と言われて、お笑いの世界へ行ったんです。でも、それで一世風靡できたんだからよかった。正直、“ゴムぱっちん”は痛かったけどねえ(笑)。

――ミュージックビデオの仕上がりはいかがですか?

ピース 真面目に取り組みました(笑)。レコーディングの現場にいなかった分、頑張りました! とっても楽しい内容になっていますので、こちらもぜひ観てください。

やるしかない! 歌心を信じて歌う

――最後に、新曲にかける意気込みをお聞かせください。

古閑 今、CDが本当に売れない時代じゃないですか。だからこそ、本当に頑張って皆さんが1枚でも買っていただけるようにしたいですね。今回は絶対に売れたい! これまで男性とのデュオは何度かありましたが、女性とのデュエットは初めてですので、ぜひとも多くの方に聴いていただきたいですね。

ドリームライズwithちなつ

――ライブも積極的に?

古閑 ええ。ぜひ、生の歌を聴いてもらいたいですね。ライブでは洋八さんやピースさんにも何曲かソロで歌っていただきますし、我々だからこそ多彩なことできます。

ピース もう、やるしかないです! の一言です。

洋八 僕も一緒で、やるしかないです! 本当にこれが売れないと次がないわけですからね。不退転の気持ちでやります。

ちなつ この通りのグループですので(笑)。本当に楽しく盛り上げてもらって、私が笑って、あとは曲がヒットして、皆さんにたくさん歌っていただけるように頑張ります!

古閑 今まで応援してくださった皆さん、そしてこれから応援してくれる皆さんのためにも、歌心を信じて頑張って歌っていきます。

(文=小西康隆)

 

 記事の感想を募集中


2023年2月15日発売
ドリームライズwithちなつ「アイアイアイ」
ドリームライズwithちなつ

「アイアイアイ」
作詞/友利歩未 作曲/浜圭介 編曲/西村真吾
c/w「ライライライ」
作詞/友利歩未 作曲/浜圭介 編曲/西村真吾
徳間ジャパンコミュニケーションズ TECA-91486 ¥1,400(税込)

「アイアイアイ」は古関正美、B&Bの島田洋八、ゆ~とぴあ・ピースによるドリームライズが送るデュエット曲。デュエット相手によしかわちなつを迎え、リズミカルでムードたっぷりな大人の愛の歌が誕生した。カップリング曲「ライライライ」は、表題曲とは真逆の世界観が歌われている。

 

男はみんな怒られたい?

Q:「ライライライ」はどんな作品ですか?

古閑:「ライライライ」はA面の「アイアイアイ」とは真逆で、どっぷり嘘まみれの男の歌です(笑)。

Q:ヒロシ&キーボーが歌った「3年目の浮気」の世界と似ていますね。

古閑:そうですね。ただ、「3年目の浮気」では“3年目の浮気ぐらい大目にみろよ”と、男性が少し開き直ってます。「ライライライ」は、どこにも逃げ道がなくて、「開き直れないぞ」っていうぐらいに、男性が女性に押さえつけられています(苦笑)。

ちなつ:男の人ってみんな怒られたいんですかね(笑)。

 


ドリームライズwithちなつ

Profile
ドリームライズ
漫才コンビB&Bの島田洋八、敏いとうとハッピー&ブルーで活躍した古閑正美、コントゆ~とぴあのピースによるユニット。2020年6月に「八ピー&ブルー」(はちぴーあんどぶるー)としてデビューし、2023年、ドリームライツに改名。よしかわちなつを迎え、2月に「ドリームライズwithちなつ」として「アイアイアイ」を発売。

島田洋八

島田洋八(しまだ・ようはち)
1951年2月13日、岡山県生まれ。漫才コンビB&Bとして1980年代の漫才ブームの先駆者となる。B&B、うなずきトリオ、藤井洋八での歌手活動に加え、映画やドラマ、舞台などでも活躍。味のある役作りが定評の俳優業もこなす。現在は伊豆大島(東京都)に在住。

古閑正美

古閑正美(こが・まさみ)
1959年7月11日、福岡県生まれ。1980年、「愛の願い」でのソロデビューを経て「敏いとうとハッピー&ブルー」に加入。ヴォーカリストとして活躍後に独立。「ライラックス」を結成し、ヒット曲「瞬き(MABATAKI)」を始め、東北三大祭りイメージソング「竿灯祭り」、劇場映画版『首領への道』の主題歌「それは愛」など、数多くの曲をリリース。甘いマスクと歌声が女性ファンを魅了する。北九州市観光大使。

ゆ~とぴあ・ピース

ゆ~とぴあ・ピース(ぴーす)
1952年3月9日、大分県生まれ。1977年、コントゆ~とぴあを結成。「あ!血だ」「お代官さま~」等のギャクで幅広い支持を得る。またゴムぱっちん芸で一世を風靡。個人では「ゆ~とぴあ・ピース」として、また俳優名「立花 伸」として活躍。ドラマ、映画、舞台司会などマルチタレントとしても才能を発揮。

よしかわちなつ

 

よしかわちなつ(よしかわ・ちなつ)
12月17日、和歌山県生まれ。歌が大好きで、幼い頃から歌手になるのが夢だった。NHK『のど自慢』和歌山大会でチャンピオンを獲得したのをきっかけに1993年4月、「玄海あばれ打ち」で歌手デビュー(当時は吉川千夏)。2019年には、デビュー25周年記念コンサートを地元・和歌山県で開催した。