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岡本幸太、松山優太、向井浩二

【ライブレポート】松山優太、向井浩二、岡本幸太が紡いだ音楽の絆。新曲初披露に、「優幸条約」の定期開催も決定!

松山優太、向井浩二、岡本幸太によるコラボレーションが実現した。

6月27日、埼玉・川口市のライブハウス・西川口Heartsで、「アコースティックライブ松山優太 with 向井浩二」が開催され、ゲストとして岡本幸太が登場すると、岡本のデビュー曲「あなたに哀愁」が3人でセッションされたのだ。同曲は向井浩二が作曲を手がけた岡本の曲。松山が得意のサックスで演奏にも加わり、岡本が熱唱した。

松山優太、向井浩二

松山優太、向井浩二

松山優太によるライブはこの日、同会場で昼夜2公演行われ、「アコースティックライブ松山優太 with 向井浩二」と題する夜の部には3人が顔をそろえた。

シンガーソングライター 向井浩二によるローズピアノの演奏に合わせ、松山が歌う「RAINBOW」からライブは幕を開けた。

松山優太

続いて松山は、ソロデビューシングル「恋花火」とカップリング曲「天の川」を披露すると、雰囲気を一変させ、サックスを手に取った。奏でられたのは玉置浩二の名曲「ワインレッドの心」。艶のあるサックスの音色と情熱的なボーカルで、会場の空気を自分色に染め上げる。さらに、西城秀樹になりきって「傷だらけのローラ」を歌唱。本家さながらのパワフルなアクションで会場を沸かせた。

松山優太

松山は向井を“ミュージックマン”と呼び、音楽家として全幅の信頼を寄せている。そんな二人の出会いは意外な場所だった。

「僕ら、会うのは3回目くらいなんですよ。最初はみずほ銀行。僕が後ろに並んでて……」

そう明かす松山に、向井は「え、そうだっけ? 俺気づいてない(笑)」と返していたが、本当の初対面はさらに遡る。

松山優太、向井浩二

「じつは、その前にも会ってるんです! 所沢のご当地ヒーロー『航空戦士トコロザワン』で!」と松山が打ち明けると、会場からは驚きの声が上がる。向井が「俺、主題歌を歌ってた!」と応じると、松山は「俺、変身してました!」と衝撃の事実を告白。会場は笑いと拍手に包まれた。

当時、主題歌を歌う向井がショー会場を訪れた際、変身前の松山は挨拶をしたものの、向井はPAなども兼務していたため、その時の記憶は曖昧だったという。ステージ上では「いつか二人で『航空戦士トコロザワン』を披露しよう」と盛り上がり、二人の不思議な縁が会場を温かい空気で満たした。

松山優太、向井浩二

向井浩二

そんな二人は、向井浩二の代表曲のひとつである「I am your singer」をデュエットすると、その後、松山は自身がリーダーを務めた音楽グループ「JULEPS」時代の楽曲「クレシェント」「旅立つ日」を披露した。

松山優太

松山優太

2004年にJULEPSを結成し、2007年に「旅立つ日~完全版」でメジャーデビューした松山。2013年からのソロ活動を経て、2024年2月には「恋花火」で待望のソロメジャーデビューを果たした。俳優、クリエイター、そしてメンタル心理カウンセラーと多彩な顔を持つ彼が、これまでの音楽人生を辿るように、ローズピアノの音色に乗せて、この2曲を大切に歌い上げた。

松山優太

ここで、この日もう一人のゲスト、岡本幸太がステージに呼び込まれた。広島県出身の岡本は歌手を目指して上京後、カラオケDAMのガイドボーカルやバックコーラスを務めながら夢を追い続け、2023年4月に「あなたに哀愁」で念願のソロメジャーデビュー。“歌謡ポップスの新星”のキャッチフレーズを持つ、人気上昇中の若手歌手だ。

この日のライブでは、ファンにとってうれしい発表がいくつも用意されていた。まず、松山と岡本によるジョイントライブ「優幸条約」の定期開催が決定。ライブは隔月開催となり、まずは9月1日に、続いて11月17日に開催される。会場はともに渋谷LOFT HEAVENだ。

岡本幸太、松山優太、向井浩二

岡本幸太、松山優太井浩二

この発表にあわせて、二人のための新曲「忘れ物」が初披露された。松山が以前から温めていた未完成の楽曲だったが、「岡本幸太と一緒に歌いたい」という強い思いから完成に至ったという。「できたてほやほやです」と紹介されたメロディーは、二人のハーモニーが心地よく響く、どこか切なくも温かいバラード。今後のライブでどのように成長していくのか楽しみな一曲だ。

岡本幸太、松山優太

続いては岡本から、新曲「永遠(とわ)の沼に墜ちたマリオネット」が9月10日に発売されることがファンに報告された。この曲は、作詞を歌謡コーラスグループ「純烈」のリーダー・酒井一圭が、そして作曲を向井浩二が手がける強力な一曲。岡本にとって3枚目のシングルとなる。

ファンからは「歌って!」とリクエストが飛んだが、歌詞もメロディーもまだ情報公開前。岡本は代わりに最新曲「君に愛がとまらない」を披露し、サビの振り付けをファンと一緒に楽しんだ。

岡本幸太、松山優太

そして、この夏には松山も新曲「Re Start」をリリースすることが発表された。発売日は未定だが、松山らしい言葉で紡がれた応援歌だ。松山はアッパーな曲調に乗せて力強いメッセージを届け、ライブのクライマックスを飾った。

松山優太

松山優太

松山優太、向井浩二

本編の最後には、岡本のデビュー曲であり、向井が作曲した「あなたに哀愁」を3人でセッション。松山のサックスが加わり、この日限りの特別なアレンジで披露された。

岡本幸太

岡本幸太、松山優太、向井浩二

岡本が「松山さんと向井さんの間で歌えるなんて夢のようです」と語ったように、三者三様の個性が溶け合い、音楽を通した絆が感じられる感動的な時間となった。

岡本幸太、松山優太、向井浩二

アンコールでは先に登場していた向井浩二と岡本幸太が「何か企んでいる」と話し合っていたが、松山優太は柄シャツを着て登場。会場を沸かせた。

アンコールでは、松山の呼びかけで観客が“Smiling”とレスポンスする楽曲「Smiling world」を披露。かっこ悪くて嘆くより、笑顔で乗り切ろうと歌う同曲で、松山はソロ活動を本格化させた。ステージには岡本も再登場し、出演者と観客が一体となって笑顔の輪を広げた。

岡本幸太、松山優太、向井浩二

岡本幸太、松山優太、向井浩二

お互いを「ナチュラルプリンス」(松山→岡本)、「セクシー茶目っ気アイデアマン」(岡本→松山)、そして「ミュージックマン」(松山→向井)と呼び合う三人の信頼関係が、音楽にもトークにも溢れていた一夜だった。

岡本幸太、松山優太、向井浩二

なお、松山はこのあと、定期公演『LIVE & TALK SHOW「MY VISION」』を8月、10月、12月に開催し、2026年4月29日には東京・中央区の「有楽町I‘M A SHOW」ホールにて、単独ホールコンサートを開催することも決定した。詳細は松山のSNSにて逐次報告される。

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