島津悦子が特別ゲストに大川栄策を迎え、地元・金沢でディナーショーを開催。能登半島地震からの復興を胸に熱唱

島津悦子が12月20日、石川・金沢市のホテル日航金沢にて『島津悦子2024 Xmas & Birthdayディナーショー』を開催。特別ゲストに大川栄策を迎え、北陸３県を題材にした新曲「慈雨」やヒット曲メドレーのカバーなどを聴かせた。

島津悦子は石川県観光大使を務め現在は金沢市に在住。能登半島地震では甚大な被害を受けた石川県を支援するため志賀町と能登町を訪問し、被災者を歌で応援し続けている。

この日は同月24日の誕生日を目前に控えた島津を祝福すべく全国から300人を超えるファンが駆けつけた。

2022年発売の35周年記念曲「絆～きずな」でショーがスタートすると、1990年のリリース以降、根強い人気を誇る「恋路浜」を歌唱。続いて自身の誕生日年となる昭和36年と、メジャーデビューした昭和63年のヒット曲をメドレーで披露。懐かしの名曲を口ずさむファンの姿も見られた。

ここで特別ゲストの大川栄策が登場した。大川は1969年、「目ン無い千鳥」でレコードデビューし、1983年には「さざんかの宿」で日本レコード大賞を受賞。今年はデビュー55年を迎え、2月には新曲「命かさねて」をリリース。10月には古賀政男生誕120年記念、及び大川栄策デビュー55周年記念として『大川栄策、古賀政男を唄う 〜古賀メロディ50選 −Vol.2−〜』を発売した。

ディナーショーの後半は「焼酎天国Ⅱ」と「かがやきパラダイス」でスタート。島津は力強く歌い上げると、ラストに最新シングルよりカップリング曲「考えさせてもらいます」と「慈雨」を披露した。

「私自身も被災する中で発売した『慈雨』。当初はこんな状況の中で新曲を歌っても良いのだろうかと葛藤することもありました。完全な復興までに一体どれだけの年月がかかるのか想像もつきませんが、県内の皆様は今も頑張り続けています。被災した皆様から、今回の震災を忘れないでほしいとメッセージを預かりました。震災・豪雨で被災された方々が１日も早く心穏やかに過ごせるよう、微力ではありますがこれからも復興支援活動を続けていきたいと思います。皆様、復興への長い道のりを一緒に歩んで行きましょう」

メドレーを含めて全17曲を歌った島津は、石川県観光大使としての活動にも意欲を示していた。

「石川県観光大使として、能登の美しい穏やかな風景が戻ってくることを信じ、これからも全国で訴えかけて活動していきます。そして皆様方の暖かい支援に感謝の想いも込めて、懸命に歌い続けてまいります」

2024年1月24日発売
島津悦子「慈雨」

「慈雨（なさけあめ）」
作詞／さわだすずこ　作曲／弦哲也　編曲／猪股義周
c/w「考えさせてもらいます」
作詞／さわだすずこ　作曲／弦哲也　編曲／猪股義周
キングレコード　KICM-31123　￥1,500（税込）

【Amazon】島津悦子「慈雨」