石原詢子

【インタビュー】石原詢子が初吟会で刺激。初心に戻って演歌と詩吟の二刀流で力強く!

石原詢子が詩吟「揖水流詢風会(いすいりゅうじゅんぷうかい)」の家元として東京・大阪で開講している詩吟教室主催の初吟会を、2月17日東京会場、3月6日大阪会場で開催した。

石原が家元として指導にあたる詩吟教室では健康を維持する目的の「趣味・健康クラス」、技術と能力を高める「上達クラス」、将来的に師範を目標とする「育成クラス」、そしてコロナ禍で対面授業ができなくなり新設された「リモートクラス」、「初心者クラス」をあわせた計5つのクラスがあり、この日、各クラスの生徒たちの日ごろのレッスンの成果を発表する会となった。

石原詢子

石原詢子

初吟会の冒頭では、石原詢子から「日頃の成果が発揮できるように伸び伸びと楽しんで吟じてください!」と出場する生徒たち全員への激励の言葉が贈られ、初吟会は幕を開けた。

石原詢子

一人一人で詩吟を吟じる独吟の部では、各会場30名以上が出場。それぞれが自慢の喉を披露し、最後に家元(石原詢子)による、この時期に相応しい「江南の春」などの吟詠も披露された。

会の最後には出場者全員で、初心にかえって1番最初の課題曲である詩吟「偶成」を大合吟して、厳かながら響きわたる力強い詩吟で会は締めくくられた。

演歌歌手としてデビュー35周年、詩吟教室を開講して5年。2つの道を両立させ、“二刀流”としてアニバーサリーイヤーを迎えた石原の活動が楽しみだ。

石原詢子インタビュー

石原詢子

Q:初吟会を終えてた感想はいかがですか?

石原:コロナ禍で授業ができなくなったこともありましたが、皆様のおかげで、今年で詩吟教室を開講して5年目を迎えることができました。詩吟には独吟、合吟、連吟、構成吟など発表の形が様々ございます。7年、10年と続けていくことで身に付く詩吟の幅も広がっていきます。その楽しさをぜひ味わっていただきたいです。これからもさらに皆様のモチベーションが上がるようなレッスンや、発表の場を作って行きたいと思います。

Q:詩吟ついて教えてください。

石原:漢詩や和歌に独特な節回しをつけて歌う日本古来の伝統芸能です。先人の教えであったり、目にした景色など詩の心を読み取って、その心を自分の感情にうつすことこそが良い吟詠につながると思っています。
心を感情にうつすことによって豊かな情操が養われますし、声を出すことによって健康にもなります。また、先人の教えを知って教養も高められるので、良いこと尽くしです! ぜひ皆様にも一度吟じることの楽しさを味わっていただきたいです。

石原詢子

Q:詩吟の実生活で役に立つことってありますか?

石原:腹式呼吸で声を出すことで健康につながりますし、大きな発声は頭も心もスッキリし、ストレス発散にもなります。響く声を出すにはまっすぐな姿勢を保つことを意識しなくてはならないので、自ずと姿勢が良くなります。
またレッスンや初吟会等で人前で声を出すことによって、人前で声を出すことにも慣れて度胸もつきますよ。

Q:演歌歌手としてデビュー35周年ですが、詩吟の家元との両立についてはいかがですか?

石原:当時20代半ばの私が、亡くなる前に体調を崩した父に「50歳になったら揖水流(いすいりゅう)を復活させてほしい」と言われ、軽い気持ちで約束してしまいました。私自身、まさか35年間も歌えるなんて想像していませんでしたが、事務所の社長に『日本の伝統芸能だし、ジャンルがまったく違うということでもないから、やれる範囲でやってみたら?』と言われ決めました。指導者は私一人なので、大きくするのはまだまだ先の話ですが、丁寧にコツコツとやらせていただいています。

Q:初吟会に臨まれた方から感じたことはありましたか?

石原:皆様の一生懸命に詩吟に取り組む姿勢を間近で拝見し、デビュー当時の自身に重ね合わせて「初心」という言葉がふと思い浮かぶことがあります。忘れてはいけないと思いながら日々過ごしてはいますが、皆さんの姿に刺激をいただき、もっと頑張ろうと思わせていただいています。

 

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2022年10月21日配信開
デジタルシングル
石原詢子「予感」
石原詢子

予感 (New Vocal Version)
作詞/岡田冨美子 作曲/川口 真 編曲/川口 真

 

デジタル・シングル「予感」特設サイトはこちらから
https://www.110107.com/ishihara_haishin/

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