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川野夏美

【スニーカーライブ】川野夏美が魅せた春の魔法とロックな新境地! ファン歓喜の“神対応”とエレキ弾き語りの大ジャンプ

柔らかな春の日差しが心地よい4月5日、東京・新宿のR‘sアートコートにて『川野夏美 スニーカーライブ in 東京』が開催された。本公演は“春”をテーマに、ファンからのリクエスト曲を中心に構成。アコースティックギターでの弾き語りや、心温まるエピソードトークで会場を魅了した。

さらに最大のサプライズとして、自身で購入したエレキギターでロックナンバーに初挑戦。これまでのイメージを覆す力強いパフォーマンスと歓喜のジャンプで、満員の客席を熱狂の渦に巻き込んだ。

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ステージに登場した川野夏美の姿に、客席からパッと明るい歓声が上がる。この日の衣装は、ライブのために作られた特製Tシャツに、ドレスのようにふんわりと波打つ淡いピンクのロングスカート。そして足元には、ライブタイトルにもあるピンク色のスニーカー。普段の凛とした着物やドレッシーな姿とは一味違う、親しみやすくも華やかな出で立ちだ。

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オープニングは、春の訪れを告げるキャンディーズの「春一番」から軽快にスタート。2曲目からはアコースティックギターを手にし、井上陽水の「TOKYO」、研ナオコの「泣かせて」を情感たっぷりに弾き語る。

さらに「演歌とともにフォークも好きだった」と語り、同郷の大分県出身である伊勢正三が「風」時代に発表した名曲「ささやかなこの人生」を披露。透明感のある歌声とアコギの音色が、会場を優しく包み込んだ。

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▲ファンから届いたメッセージを読み上げる川野夏美。「ブルー・ライト・ヨコハマ」では、青春時代の大晦日の想い出が語られ、「勿忘草」では川野と同じように(!)、栽培していた勿忘草を枯らしてしまったエピソードから、「人には向き不向きがある(!?)」という教訓が紹介された。

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今回のライブは「お客様とともに作り上げる」というコンセプトのもと、ファンから寄せられたリクエスト曲をカバーするコーナーも設けられた。もっともリクエストが多かったという柏原芳恵の「春なのに」をはじめ、「ブルー・ライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)、自身のオリジナル曲「勿忘草」などを、ファンから添えられた心温まるエピソードとともに丁寧に歌い上げていく。

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ライブ中盤、会場の和気あいあいとした空気がピークに達する“神対応”のハプニングがあった。初めて川野のライブに足を運んだというファンとの会話の中で、そのファンが「『悲別~かなしべつ~』を聴いてファンになった」と告白。川野は「もう10年以上前の曲ですよね! その間、どうしてたの?(笑)」と愛のこもったツッコミを入れ、会場は大きな笑いに包まれた。

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▲川野夏美は、予定になかった「悲別~かなしべつ~」を歌う優しさをみせた。

「今日、それが聴けたら最高です」とファンは返したが、この日のセットリストに同曲は入っていなかった。困ったような表情を浮かべた川野だったが、1曲挟むと、突然、ギターを構え、急きょギターの弾き語りでリクエストに応えたのだ。それに呼応するように、ピアノの中谷幹人が伴奏でサポートに入り、ギターとピアノによるこの日限りの特別な「悲別~かなしべつ~」がプレゼントされた。観客の想いに即座に応える、川野のアーティストとしての懐の深さが光った瞬間だった。

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▲バンマスでもあるギタリスト・近野真一がパーカッションの中里ゆきのに川野夏美の印象を問いかけると、「とても美しい人」と回答。川野がデレデレとなる場面も。

トークコーナーでは、バンドマスターでギタリストの近野真一、ピアノの中谷幹人、パーカッション(カホン)の中里ゆきのらバンドメンバーとの軽妙なやり取りも展開。川野が彼らの個性やエピソードを引き出しながら、和やかな時間が流れた。

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▲ファンの前で、日本の名工がつくったフェンダーのテレキャスター・シンラインを手にすると、川野夏美は笑顔を押さえられなかった。

そして、いよいよ本公演最大のハイライトが訪れる。ステージ上に、川野が自らお茶の水を探し歩いて直感で気に入り、ネットで購入したという日本のメーカー「モモセ」の木目調のエレキギター(テレキャスター・シンライン)が用意されると、客席からは驚きと共に、割れんばかりの歓声と拍手が沸き起こった。

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▲木目が美しい川野のフェンダーに対して、近野真一はブラック・ビューティーなギブソンで応戦。師弟によるエレキ・サウンドが会場に響きわたった。

「情熱の砂漠」(ザ・ピーナッツ)で会場の熱気を一気に引き上げると、「もう一曲いいですか?」と、続いて披露されたのは「ロックンロール・ウィドウ」だった。最新曲「秋萌え」で作詩を手がけた阿木燿子氏の作品であり、川野自身が「追いつかないかっこいい女性代表」と憧れ続けている山口百恵の一曲だ。

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重厚なエレキギターの音色に負けない、力強く、そして色気のあるロックボーカル。これまでの川野夏美のイメージを完全に打ち破るパフォーマンスに、観客は釘付けになった。そして曲のラスト、エレキギターを抱えたまま川野がステージ上で高々とジャンプを決めると、「最高!」という声援とともに会場の熱気は最高潮に達した。

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▲「ロックンロール・ウィドウ」を見事に弾き終えた川野夏美は安堵の笑顔。この日、歴代のギブソン・レスポールがプリントされたアロハシャツで決めてきた近野真一も万歳ポーズで喜びを共有した。

熱気冷めやらぬ中、本編の最後は阿木燿子氏が作詩した最新シングル「秋萌え」を披露。元々は情念の歌謡曲だが、この日は原曲以上にボサノバテイストを強めたお洒落なアレンジに生まれ変わり、大人の余裕と余韻を残してステージは幕を下ろした。

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アンコールではサンバ調にアレンジした「ひまわりとタンポポ」などを披露した川野夏美。「観客が盛り上げてくれることで、俄然やる気が出る」と語っていたが、ファンの声に寄り添い、共に笑い合い、そして自ら手に入れたエレキギターという新たな武器でファンを驚かせる。そのエンターテイナーとしての進化の歩みは、スニーカーのようにどこまでも身軽で、これからも私たちをワクワクさせてくれるに違いない。

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なお、スニーカーライブは5月24日に名古屋でも開催予定。詳しくは川野夏美の公式HPやSNSをチェックしてください。

 


2025年8月20日発売
「秋萌え」
川野夏美

「秋萌え」
作詩/阿木燿子 作曲/弦哲也 編曲/矢野立美
c/w「面影橋」
作詩/結木瞳 作曲/弦哲也 編曲/矢野立美
日本クラウン CRCN-8773 ¥1,500(税込)

【Amazon】川野夏美「秋萌え/面影橋」

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