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ゆあさみちる

ゆあさみちるが都内でソロライブを開催。生きたステージで最新シングル「愛しいひと」などを熱唱。デビュー4年目に実現した「新BS日本のうた」初出演も報告

ゆあさみちるが7月21日、東京・赤坂のミュージックレストラン エムゼス東京で「ゆあさみちる LIVE 2023」を開催。今年5月に配信したシングル「泣きながらTokyo」や、7月19日に配信したばかりの「愛しいひと」などを聴かせた。

活動拠点を大分県別府に移したゆあさにとっては、約1年ぶりの東京でのライブだった。デビュー4年目にしてNHKの音楽番組『新BS日本のうた』(7月23日放送/NHK BSプレミアム)への初出場を果たし、うれしさを爆発させたパワフル&ミステリアスなライブに観客を巻き込んだ。

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「久しぶりの、自分の名前がついたライブです。(コロナ禍の)3年間、いかがお過ごしでしたか(笑)。去年、ここでライブをやらせてもらいましたが、その時からたいぶ変化がありました。最近の近況報告も兼ねてみんなにお話ししたいと思ってたんですが、ステージに上がったら、全部どうでもよくなりました。みんなの顔を見たらお腹いっぱいになりました」

新潟県新発田市出身のゆあさは、4歳の時にピアノを習い始め音楽が好きになる。高校卒業後に上京し、すがるように、逃げるように歌の道へ。CM曲を歌ったり、GLAYのアルバムにコーラスとして参加したりしたが、いつも「どんなジャンルを歌いたいの?」と問われて、悩みながら歌う日々が続いていたという。そんなゆあさが「ラストトライ!」の気持ちで門をたたいたのが、秋元順子の名曲「愛のままで・・・」の作曲などで知られる音楽家・花岡優平氏だった。上京して10年以上の月日が経っていた。

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2020年4月5日、ゆあさはテイチクエンタテイメントから「私の花」(c/w「花の名前」)で念願のデビューを果たした。しかし、世の中はコロナ禍。名曲の呼び声が高いデビュー曲を存分に浸透させることができなかった。今年5月に開催した『泣きながらTokyo』発表ライブでは、「私らしいというか、コロナのほうが有名になりやがった(笑)」と笑っていた。

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チケットは完売し、熱心なファンが詰めかける中でライブが開幕すると、デビュー曲「私の花」で登場したゆあさは、配信したばかりの「愛しいひと」を歌うと、近況報告より歌を届けること、今の思いを届けることに夢中になっていた。

「名曲を歌うのはプレッシャーがかかりますが、ようやくゆあさのフィルターを通して歌えるようになってきました」と吐露しながら、カバー曲から「I Love You」(尾崎豊)、「ごめんね・・・」(髙橋真梨子)、「愛燦燦」(美空ひばり)の3曲を披露すると、「『私の花』も名曲なんです。隠れた名曲と言われているそうです。別に隠してないんですよね(苦笑)。でも、まだ隠れている様子なので、みなさん! 隠さないで『いい歌があるぞ』と広めてください」とファンに呼びかけた。

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ゆあさみちるは現在、新しい挑戦を始めている。新曲を奇数月にデジタル配信しているのだ。

定期的にシングルCDを発売し、全国をキャンペーンで回る。王道の歌手活動だが、コロナ禍にデビューしたゆあさには、それができなかった。代わりにYouTubeの公式チャンネルでカバー曲を定期的に発信し、歌唱力と表現力を研鑽。新曲をデジタル配信することで、ファンに歌声を届けている。

すでに5月、7月に新曲をデジタル配信しているが、まずは来年3月まで奇数月にデジタルシングルを配信する予定だ。

「みなさんがまだ聴いたことがない曲を聴いていただきます」

ゆあさはライブ前半の締めくくりに、未発表曲「星月夜」、そしてCD化されていない「太古のひとからそうしてきた」の2曲を披露した。

「星月夜」は、去ってしまった愛しい人への感謝を歌う作品。いつも心の中にはあなたはいるけれど、触れあうことができないあなた。今言えるのは、ありがとうという言葉だけ。いつかきっと会えますようにと星に願う主人の心情を歌っている。

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一方、「太古のひとからそうしてきた」はふがいない夢を見てブルーな気分になっているけど、それは意識過剰なんじゃないか? 余計なことを考えず、太古の時代からやってきたように、歌え、踊れと訴えるパワフルな一曲だ。キックボクシングを始めたというゆあさが、シャドーボクシングのような振りを披露しながら絶唱。曲の最後には、“ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイッ”と鼓舞する。

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昨年9月にリリースした新曲「下手くそな生き方だけど」に力を入れている木川尚紀によるゲストコーナーを挟み、ライブ後半は、花岡優平氏が作詞作曲した配信シングル第1弾「泣きながらTokyo」からアクセルオン! デビュー曲のカップリング「花の名前」へと歌いつなぐ。

「花の名前」はゆあさによる作詞・作曲作品だ。「高校生1年生の時にピアノに向かって曲を書き出した」というゆあさは、当時は何か言いたいことがあったわけじゃないという。だが、歌にすることで気持ちを消化しようとしていた。

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ゆあさは7月頭、久しぶりに故郷・新潟に帰省した。新発田市出身のアーティストが集うジョイントコンサートに出演するためだ。仕事以外で、新発田市へ帰ることは少なくなったというが、この街には家族がいて、歌を大好きになった場所だった。

ゆあさみちる

「花の名前」にはそんなゆあさの思いが強く生きている。“涙の雨に負けず咲いて 命という名の花よ育て“(歌詞より)と。誰しも心の中に、“命の花“を持っている。歌手という夢を実現したゆあさは、花が太陽の日を浴びて満開になるまで、絶対に枯らしちゃいけないという思いを込めて、震えるように歌っていた。

ゆあさみちる

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18歳の時につくった「蛍火」、何気ない暮らしにこそ、幸せや愛の存在があると気づいて書き上げた「鐘がなるこの街で」を聴かせせると、ゆあさは恩師・花岡優平氏の作曲作品「愛のままで・・・」をゆあさバージョンで届ける。そして、「初恋ドキンドキン」でフィナーレを迎えた。

恋はいつも初恋と歌う、みんなで盛り上がれる作品だったが、まだまだ盛り上がっていたいファンのアンコールに応えて、ゆあさは「一風呂のうた」でさらに会場全体を熱くした。

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東京でなんとなく生きているよりも、自分のことをまったく知らない場所で勝負したい。そう決意し、花岡氏の生まれ故郷でもある大分県別府に移り住んだ。「一風呂のうた」は、“温泉マイスター”の資格を取得するまでに別府の温泉が好きになったゆあさが、温泉につかっている時に沸いてきた歌だ。嫌なことがあっても、ひとっ風呂浴びてきれいさっぱり忘れてしまおうという元気ソング。ゲストの木川尚紀もステージに再登場し、一緒に歌唱。サビの振りでは会場と一体になり、生きた歌、生きたステージを届けた。

ゆあさみちる、木川尚紀

ゆあさみちる。デビュー4年目。全14曲を歌い終えたゆあさに、ゲストの木川が声をかける。「何か告知を忘れていませんか?」。「あっ!? 23日のこと?」「そうです」。

ゆあさは7月23日にNHK BSプレミアムで放送される音楽番組『新BS日本のうた』(19時30分から放送)に初めて出演する。すでに出演経験のある木川から、「大丈夫ですよ、こんな厚い台本を渡されますから!」とプレッシャーを与えられていたようだったが、収録時の気持ちをうれしそうにファンに報告していた。

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ゆあさみちる、木川尚紀
 


2023年7月19日配信
ゆあさみちる「愛しいひと」

作詞/紙中礼子 作曲/永島 広 編曲/川村栄二

「愛しいひと」配信リンクはこちら▶


2023年5月17日配信
ゆあさみちる「泣きながらTokyo」

作詞・作曲/花岡優平 編曲/中村力哉

「泣きながらTokyo」配信リンクはこちら▶