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韓国人男性4人組ヴォーカルグループ「K4」がスペシャル・コンサート。即完のステージで極上の“ADULT K-POP”を披露

韓国人男性4人組ヴォーカルグループ・K4が12月18日、東京・中野区のなかのZEROホールでスペシャル・コンサートを開催した。今年3月に両A面シングル「Love Storm/Bye Bye Bye」をリリースし、本格日本デビューを果たしたK4にとって初の大型ホールでのワンマンとなった。

「K4 スペシャル・コンサート ~Song for you~」と銘打って行われたステージ。人気急上昇中のK4の勢いを表すかのようにチケットは即完売となっていた。

この日は人気インストゥルメンタルユニット「sources」とのコラボレーションという、特別なライブでもあり、始まりを告げるovertureでは静ひつなピアノにヴァイオリン2本の繊細かつ重厚なが響きが織り重なり、そこにべースとドラムによるリズムが刻まれると、sourcesとのコラボレーションへの期待が高まる。

正装のモーニングに身を包んだリュ・フィリップ、チョ・ジュン、キム・ヒョンミン、オ・ジュジュによるK4が登場すると、1曲目は「Our Tears」。多くの人気若手俳優が出演した韓国ドラマ「花郎(ファラン)」の劇中を飾る極上のバラードだ。K4ならではの美しくエモーショナルなハーモニーでファンを虜にする。

「この日が来るのをワクワクしながら待っていました」

日本語であいさつすると、K4は韓国の人気ドラマより3曲を続けて披露。ドラマ『主君の太陽』からはミニアルバム『K4YOU-K for you-』にも収録された「Touch Love」を、『恋のスケッチ~応答せよ1988~』からは「걱정말하요 그대/コクチョンマラヨクデ」が歌われ、日本における韓流ドラマの原点である『冬のソナタ』の主題歌「最初から今まで」が届けられると、観客は韓ドラの世界へと誘われる。

「初めてK4を観る人は?」との問いに会場の半分以上の観客が手を挙げる。多くの音楽ファンがK4に注目していた様子がうかがえた。

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リュ・フィリップ(Ryu Phillip) 1989年7月11日生34歳 180cm・62kg 。特技: 英語、ギター演奏、アクション/フロリダ州マイアミ出身

続いて行われたのがソロによるコーナー。トップバッターのフィリップは五輪真弓の大ヒット曲「恋人よ」の韓国語ver.を披露した。この曲は韓国でも長年絶大な人気を誇る。そんな日韓をつないだ名曲をフィリップは情感たっぷりに歌い上げた。

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オ・ジュジュ(Oh Juju) 1988年2月7日生35歳 184cm・68kg。オーディション番組「ハロートロット」1位/現役モデル/特技:ボウリング

2番手のジュジュはトロット曲「ウォルハガヤク」を披露した。K4が結成されたオーディション番組『ハロートロット』で1位を獲得した彼ならではの、トロット特有のこぶしをきかせた歌唱に惹き込まる。

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チョ・ジュン(Cho Jun) 1993年1月11日生30歳 176cm・68kg。オーディション番組「ハロートロット」3位/ソウル大学声楽科出身/特技:いろんな発声で歌うこと

続いては名門ソウル大学の声楽科を卒業したジュンがオペラ曲「IL MOND」をイタリア語で、ド迫力の歌声で轟かせた。

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キム・ヒョンミン(Kim Hyunmin) 1980年1月28日生43歳 180cm・78kg 。K4リーダー/2500人を輩出したヴォーカルトレーナー

ソロコーナーのラストは、リーダーのヒョンミン。敬愛してやまない玉置浩二の「メロディー」を日本語で切々と語りかけるように歌った。

ここからはファンの間でも人気となっているトロット・メドレーへ。韓国では世代を超えて愛されているキム・ヨンジャの「アモール・ファティ」など思わず体が動くメドレーで会場のボルテージを上げていく。

そして、再び韓国ドラマからの一曲「ポゴシプタ」を披露。韓ドラの名作『天国の階段』からチョイスされた極上のバラードで1部は締めくくられた。

15分の休憩をはさみ2部がスタートすると、sourcesが奏でる軽やかな旋律に乗せて、オレンジががったゴールドという鮮やかなタキシード姿でK4が現れる。ドラマ『ごめん、愛してる』で使用され韓国でも大ヒットした「雪の華 韓国語ver.から歌い始めた。同曲の原曲は言わずもがな中島美嘉の永遠の名曲である。「雪の華 韓国語ver.」はUSENリクエストランキングで3週連続1位を獲得した、K4にとっても多くの人に知られるきっかけとなった大切な一曲だった。

続いて歌唱された「時の流れに身をまかせ」では、誰もが知る名曲がK4ならではのハーモニーで新たに生まれ変わった。K4にとっては、日本で活躍したアジア人歌手の先駆者、テレサ・テンへのリスペクトを込めた選曲でもあった。

ここで、K4がsourcesのメンバー、ピアノ・野津永恒、ヴァイオリン・日髙隼人、ヴァイオリン・加賀谷綾太郎、サポートメンバーのベース・TAKA、ドラム・相良洋行を紹介し、sourcesオリジナルのインスト曲「鍔迫/TSUBAZERI」へ。緊迫感あふれる一曲を、アクロバティックな動きを交えながら奏でられた。

その最高のパフォーマンスへの驚愕と感嘆を、K4が日本語で興奮気味に話しながら再び登場すると、高まった会場のボルテージに応えるように韓ドラ『梨泰院クラス』をリメイクした日本の『六本木クラス』より「Start Over」をこぶしを突き上げなら熱く歌い上げた。

初披露されたのは今月11日にリリースされたデジタルシングル「LOVE~縁~」だ。究極のラブソングであり、ファンとの縁(えにし)を歌ったバラード曲。会場はしっとりした雰囲気となる。

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そんな中、さわやかなイントロが鳴り響き、韓国版『花より男子』劇中歌としてSHINeeが歌ったポップチューン「Stand by me」へと歌いつながれると、終盤の盛り上がりへ。

「皆さん、是非立ってください」。メンバーの呼びかけで始まったのは、「GOLDFINGER ’99」だった。郷ひろみのあの超アッパーチューンだ。この日のためにメンバー自らが考えたダンスを交えて煽りまくりなが披露すると、続いては韓国人ラッパー・PSYが2012年に放った世界的大ヒット「江南スタイル」! 直前にK4メンバーが考えたアイデアだというPSYよろしくサングラスをかけてのパフォーマンスに加え、日韓の誰もが踊りたくなるハイテンションチューンに「なかのZERO」が熱狂のダンスホールと化した。

そして本編の最後は日本デビューシングルの両A面曲であり、レゲエのリズムに哀愁漂うメロディーを湛えた一曲「Bye Bye Bye-Japanese version-」が披露された。

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感謝を告げながらステージから去っていくK4に、すぐさまアンコールの大合唱が送られる。K4はこの日だけのスペシャルとしてChristmas Songメドレーで登場すると、定番曲「ホワイト・クリスマス」~「赤鼻のトナカイ」では韓国語詞を交えて歌唱。親しみのある定番曲が新鮮に響いた。

そして、デビュー曲「Love Storm」韓国語verへ。待ってましたとばかりに、客席からコールが沸き起こった。

このコンサートのラストを飾ったのは「アイノカタチ」。名曲のカバーでありながら、日本デビューから約1年、ここまでのK4の軌跡、そしてこれからのK4の未来を映し出しているかのような歌詞に、メンバーが時折涙を見せながら歌った。この日初めてK4を体験したファンを含めすべてのファンとK4no4人で紡ぎ出した“アイノカタチ”は、この上ない幸せなエンディングとなった。

翌19日。K4はファンクラブイベントを開催した。今回の来日は約4か月ぶりだったが、この2日間はかけがえのない時間となった。次回の来日は2025年1月30日、「K4 Live in Japan HELLO OSAKA!~虹色の唄声~」と題された大阪・新歌舞伎座での公演となる。今回とはまったく違った趣向のライブが予定されており、大阪ならではの楽曲も披露される予定だ。

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左からキム・ヒョンミン、オ・ジュジュ、リュ・フィリップ、チョ・ジュン

オンリーワン/ナンバーワンなグループへの道へ突き進むK4

K4は韓国のオーディション番組『ハロートロット』に出演していたキム・ヒョンミン、オ・ジュジュ、リュ・フィリップ、チョ・ジュンの4人で結成された韓国人男性グループ。

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メンバーのあいさつ「私たちはK4です」の際には、それぞれが人差し指を前に出す。このポーズが「1111」であることから、11月11日は“K4の日”となっている。それぞれがオンリーワンであり、夢は「日本で一番愛される韓国人グループになること!」とナンバーワンを目指すという意味もある。その圧倒的な歌唱力がK4の醍醐味だ。

 

INFORMATION

2025年 K4 ライブ&イベントスケジュール
1月30日(木)
大阪 新歌舞伎座「K4 Live in Japan HELLO OSAKA!~虹色の唄声~

会場:大阪新歌舞伎座

チケットはこちら▶
新歌舞伎座テレホン予約センター(10時~16時)
TEL:06-7730-2222

「K4 スペシャル・コンサート ~Song for you~」九州公演
3月22日(土)
宮崎・延岡総合文化センター
3月23日(日)
宮崎・都城市総合文化ホール大ホール
3月25日(火)
鹿児島・国分ハウジングホール
3月26日(水)
福岡・大牟田文化会館

公演詳細情報はこちら▶

 


2024年12月11日配信
K4「LOVE~縁~」
K4

K4「LOVE~縁~」(ラブえにし)
作詞/イ・ゴンウ 日本語詞/もりちよこ
作曲/オ・ジュンソン 編曲/オ・ジュンソン、シン・ヒョン

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