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松井誠、島津悦子、大空亜由美

「演歌の人は根性が違います」と大衆娯楽劇の松井誠が脱帽。特別舞台公演で島津悦子、大空亜由美、津吹みゆが熱演&熱唱。

▲大衆娯楽劇の舞台に立った津吹みゆ、島津悦子、舞台を手掛けた松井誠、大空亜由美(左から)

大衆娯楽劇の王道を歩む人気俳優・松井誠が脚本・演出・振付・出演の一人4役を手がける舞台公演「錦秋 浅草特別公演」が10月19日、東京・台東区の浅草公会堂で行われ、島津悦子、大空亜由美、津吹みゆの3人が熱演&熱唱した。

なかでも島津は松井と夫婦役を演じる大活躍。「最年長の私は、若い役者さんたちにたくさんのパワーをいただきながら何とか頑張ることができました」と安堵していた。

島津悦子、松井誠

デビュー35周年を迎え、最新シングル「絆~きずな」が好調の島津が松井と共演することになったのは、彼女が昨年10月14日に開催した芝居&歌謡ショー「艶歌華舞台~農業と演歌は日本の宝~」を観劇した松井から「本格時代劇のお芝居をやってみませんか」と声をかけられたのがきっかけだった。

「デビュー35周年という記念の年に本格時代劇のお芝居にチャレンジさせていただけて感謝の思いでいっぱいです。今日は、持てる力のすべてをかけて舞台に臨みます」

開演前にそう意気込んでいた島津に対して、大空は「松井さんの舞台にはこれまでに4回出させていただき、お芝居は3度目の挑戦です。(自身の歌手生活)30周年にふさわしい大役をいただけたので頑張って演じたい」と力を入れていた。

また松井の舞台を何度も観劇しているという津吹は「小さい頃から時代劇が大好きでした。まさか時代劇を演じさせていただけるなんて幸せでいっぱいです。今日は、一瞬、一瞬を先輩方と楽しく過ごしたい」と目を輝かせていた。

島津悦子、松井誠

第1部では出演者たちによる日舞が披露された。

同公演は、島津、大空、津吹を迎えた3部構成による豪華な歌謡舞踊ショー&本格時代劇の一日限りのスペシャルショーとして披露された。

第1部の「顔見世歌謡舞踏ショー」(構成・演出・振付=松井誠)は、松井の男らしい舞踊に始まり、出演者全員による郡舞、島津・大空・津吹の歌唱による歌謡舞踊ショーを展開。それぞれの新曲から島津は「絆~きずな」、大空は「かもめよ泣かないで」、津吹は「おんなの嵯峨野路」を熱唱した。

島津悦子、松井誠

夫婦役で熱演する松井誠(左)と島津悦子。

続く第2部「情けの露~般若の新吉~」(脚本・演出=松井誠)は本格時代劇。島津は松井と夫婦役を演じ、義理と人情が入り交じった涙なくしては語れない物語を届けた。

そして第3部は「豪華絢爛 艶姿歌謡舞踊撰」(構成・演出・振付=松井誠)。10caratsレビューショーに始まり、グランドフィナーレまで華やかなステージを繰り広げ、最後まで満員のファンを楽しませた。

「歌手の方は一人舞台ですが、俳優さんがいて、所作ごとがあって、時代劇のセリフがあってと、ものすごく苦労されたと思います。でも、演歌の人は根性が違いますね。そんな皆さんと大変素晴らしい舞台ができたと思っています」

松井誠

女形に扮して踊る松井誠。

松井の評価に、約2週間にわたって稽古に励んできた島津は「時代劇のお芝居・群舞は、私にとって何もかもが初めてのことばかりで、初日から様々なお稽古が始まり、どんどん進んでいく内容についていくのに必死でした。最年長の私は、若い役者さんたちにたくさんのパワーをいただきながら何とか頑張ることができました」と応えた。

じつは稽古中日には左足張脛を痛め、全治2週間と診断されたそうで、島津は「松井座長をはじめ、座員の皆さんが『舞台はチームワーク。助け合いましょう』と励ましてくださり、それは生涯忘れることができません」と感謝していた。

「松井一座(「劇団誠」)は、人情にあふれる素晴らしい一座です。松井誠さんは、私にとってあこがれの存在、遠い存在の方だと思っていました。そんな方と毎日お会いでき、演技指導や振付のご指導をいただき、同じ舞台に立てたことは本当に幸せです。芸に対しては大変厳しい方ですが、ふだんの松井さんはとてもお茶目で、大変優しい方です」

なお、島津は、来る12月23日に石川・金沢市のホテル日航金沢でデビュー35周年記念クリスマス&バースデー(特別ゲスト・三田明)を開催する。

 

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