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北川大介

北川大介が25周年コンサート。愛を届けてもらったファンへの感謝に最高の笑顔で恩返し。好評の新曲「家族」ほか全20曲を披露。

デビュー25周年の北川大介が6月25日、東京・台東区の浅草花劇場で「北川大介コンサート 愛を届けて25年~俺のMy Way~」を開催、感謝を込めて最高の“笑顔”を届けた。

「”愛を届けて25年”というタイトルは、作詞の高畠じゅん子先生につけていただきましたが、自分としては愛を届けてもらった25年だと思っています。たくさんの方の支えがあって25年があります。本当に感謝です。お返しできるとすれば“笑顔”だと思っています」

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野球やゴルフに青春をかけてきた北川大介が歌手として歩き始めたのは1999年8月。恩師・中川博之さんの作曲作品「前橋ブルース」でデビューした。本名は小野大介。北島三郎の“北”、中川博之の“川”をもらって“北川大介”と命名された。

あれから25年。北川は「25周年は25年かかりました」と言う。

「大げさかもしれませんが、この25年間、一日も手を休めず、さぼった日はありません。突っ走ってきたつもりです。元スポーツマンなので、好きな言葉があります。『努力は嘘をつかない』という言葉です。重ねた月日は嘘をつかないと思うので、今日は25年の節目のコンサートですが、25年やってきた何かを残せたらいいなと思っています」

北川大介

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歌手・北川大介の誕生映像がスクリーンに流れる演出で登場した北川は、デビュー曲「前橋ブルース」から“俺のMy Way”をスタートさせた。デビュー曲は1982年に中川博之さんが森雄二とサザンクロスのために提供した作品だったが、同グループが解散してしまったため(後に再結成)、歌い手がいなくなっていた。その作品を北川が継承した形だった。

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「でも、デビュー1年目、2年目はマスコミにも注目されず、無名だったので、自分で車を走らせて全国を回って手売りしました。1年半で14万キロを走って、お店で歌わせていただきました。3年近く経った頃でしょうか。『前橋ブルース』を4万枚近く売りました」

そんな苦労もあったから、北川は「今日は25周年を誰よりも楽しみたい」とも語っていた。

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前半は25周年を振り返りながらも、北川にとってかけがえのない先生の作品を選曲した。恩師・中川博之コーナーとして「この愛に生きて」「幸せになりたい」などを、叶弦大コーナーからは「アカシアの女」「水芭蕉」を、中川博之さんの妻であり、作詞家の高畠じゅん子コーナーから「おまえだけなのさ」「愛をありがとう」を歌うと、デビュー25周年記念曲「家族」とカップリング曲「May Way(マイウェイ)」を披露した。

「『家族』は温かくて優しさを感じることができる作品です。25周年記念作品は、高畠先生に作詞を、叶先生に作曲をお願いしました。最初に『家族』というタイトルを見たときは、自分は一人ものなので戸惑いました。でも、子どもの頃の故郷を思い出したら懐かしいじゃないですか。兄弟姉妹がいて、両親がいて、祖父母がいて。今の時代に欠けているのは、童の時代の“家族”の温かさじゃないかと思います。『家族』はそれを実感できる作品です」

「おかげさまで好評で、カラオケでもたくさん歌っていただいています」と北川はうれしそうだった。

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25年の歩みとして、コンサート冒頭にはデビュー当時の秘蔵映像も流された。

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作詞家の高畠じゅん子氏と、日本クラウンの担当ディレクターが北川の応援に。高畠は「25周年記念曲ということで、今までにない作品ということで『家族』ができあがりました。コロナ禍で、離れた家族と話す機会がなかった3年でした。歌詞の冒頭に“早いもんだね もう正月か”と書かせていただきましたが、大介くんももう25年が経ったんだね。(冒頭の秘蔵映像を指し)あんなにいい男だったのね(笑)」

前半を終了した北川は衣裳を着替えて後半を走り始めた。

北川作品には大別すると「ムード歌謡」「素朴な演歌」「リズム歌謡」の3つのジャンルがあるが、「リズム歌謡を歌う後半は派手な衣裳がいいと思ってつくりました」と、ギンギラギンの衣裳で登場しファンを喜ばせた。

北川大介

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まずは代表曲である2曲、日本作詩大賞最優秀新人賞を受賞した「心の真んなか母がいる」と、日本レコード大賞優秀作品賞を受賞した「おまえを連れて」から始めると、北川はフィーチャーコーナーとして、叶弦大氏の作品から小林旭のヒット曲「昔の名前で出ています」などを、中川博之氏の作品からムード歌謡の定番「生命のブルース」を届けた。

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ここから先はダンサーと一緒にリズム歌謡の「横濱の踊り子」などを披露すると、「星空のツイスト」ではファン全員とツイストの振りを楽しんだ。

開演前、「大好きな言葉は“一生青春”。今日も笑顔で頑張ります」と話していた北川は、ここから第三期が始まるという。

「デビューして10年ぐらいは何もわからず皆さんに教えてもらった10年でした。そこからどうやって自分なりの色をつくって行こうと考えたのが、つい最近までのことでした。今後は3つめの新しい目標が始まると思っています」

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北川大介の色だけではなく、中堅として後輩歌手の面倒をみることや、演歌歌謡曲をもっともっと広めることも自分の役割のひとつだという。そして、そんな“北川大介”を支えてくれたファンには「ありがとう」という言葉しかないという。

北川はもう一度、「家族」を披露すると、でっかい笑顔で、サンキューを超える“ヨンキュー”とファンに感謝した。

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全20曲を歌いきった北川大介に声援を送るファン。北川は“ヨンキュー”と応えた。

▼こちらは北川大介公式YouTubeで公開された25周年コンサートの密着動画

 

なお、北川は8月2日には2枚組アルバム『北川大介 愛を届けて25年~北川大介スーパーベスト~』を発売し、9月6日にはカップリングが異なる「家族」感謝盤をリリースする。

また8月27日には群馬県の伊勢崎プラザアリアで「デビュー25周年記念日ディナーショー」を、9月8日にはレンブランドホテル東京町田で、一条貫太と木村徹二をゲストに迎え「北川大介バースデーパーティー」を開催する。

さらに11月5日には岡山県の新見文化交流館で開催される「中川博之メモリアルコンサート~中川メロディーを永遠に~」に、美川憲一やハン・ジナ、タブレット純、木下結子、青山ひかると出演予定で、25周年の今年も“大ちゃん”は突っ走る。

北川大介

北川大介に関する情報は公式ホームページへ
http://www.kitagawa-daisuke.com/


2023年1月25日発売
北川大介「家族」
北川大介「家族」

「家族」
作詩/高畠じゅん子 作曲/叶弦大 編曲/伊戸のりお
c/w「My Way(マイウェイ)」
作詩/高畠じゅん子 作曲/叶弦大 編曲/伊戸のりお
日本クラウン CRCN-8542 ¥1,400(税込)