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葉月みなみ

“マジカルボイス”葉月みなみがMZES東京でサードライブ。新レーベル立ち上げを発表し、8月30日にCDシングル「レイニー・バスステーション」の発売決定!

“マジカルボイス”葉月みなみが6月23日、東京・赤坂のミュージックレストラン MZES東京で、「葉月みなみ 3rdライブ in TOKYO~マジカルな一夜を~」を開催。突然のダンスパフォーマンスの幕開けと多彩なジャンルの歌でファンを楽しませた。

またこの日、葉月は新レーベル「HMミュージックジャパン」の立ち上げを発表。8月30日にCDシングル「レイニー・バスステーション」を発売することを報告し、9月17日には地元・新潟で凱旋コンサートを開催すると明かした。

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新レーベル「HMミュージックジャパン」の立ち上げと、CDシングル「レイニー・バスステーション」の発売を報告し、ファンから歓迎を受ける葉月みなみ。

2009年デビューの葉月みなみが一念発起し、故郷・新潟から上京したのは2020年1月。翌2021年6月23日に「許さないで…ねぇ」でメジャーデビューを果たし、2022年9月からは定期的に世界戦略曲を世界185カ国に配信リリースし続けている。

リハーサルを終えた葉月は張り切っていた。

「今回のセットリストは、いろんなジャンルの曲を皆さまに聴いていただきたくて、私が歌いたい曲の中からプロデューサーの岩尾三四郎さんに選曲していただきました。私はいま“マジカルボイス”(いろいろな声や歌い方、表現力ができるアーティストであることから岩尾プロデューサーが命名)として頑張っているので、この選曲でいろんな色を見せたいと思っています。いまの私を応援していただきたいですし、ずっと応援してくださっている皆様へ感謝の気持ちも伝えたいと思っています」

葉月みなみ

東京での、そしてMZES東京での3度目となるライブ。昨年のセカンドライブ同様、メジャーデビュー記念日である“6月23日”にステージに立った葉月は、黒のスーツに、ハットを被って登場すると、いきなりTikTokやYouTubeのショート動画で人気のダンス音楽「One Way Ticket」(オリジナルはニール・セダカの「恋の片道切符」)に乗ってシャッフルダンスを披露した。

葉月みなみ

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日本舞踊では名取を持っている葉月だが、「歌うと思いきやいきなりダンス! みんなを楽しませたいなと思って、下手なダンスですが踊りました」と照れた。

このライブに向けて準備してきた曲は多彩だった。

葉月みなみ

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「マジンガーZ」では、曲終わりの”ゼーット!!”を決めた葉月みなみ。新潟時代に共演したアニソンの帝王・水木一郎さんから「葉月みなみをNHKへ連れて行くゼーット!! と言っていただいたことがあり、追悼の意味も込めて選曲させていただきました」。

前半は、「残酷な天使のテーゼ」「マジンガーZ」などのアニメソングから、森昌子の「越冬つばめ」、大月みやこの「女の港」といった演歌作品を歌唱。得意のフルート演奏で「息吹」を聴かせると、自身もフルート演奏で参加するオリジナル曲から「ふるさと慕情」、世界戦略曲第3弾の「魔法のしずく~ありがとう~」を聴かせた。そして前半の最後は、メジャーデビュー曲「許さないで…ねぇ」で締めた。

葉月みなみ

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インストゥルメンタルの「息吹」は、同郷の笛人 本宮宏美のオリジナル曲。葉月が寝る前にいつも聴いているという作品だ。昨年のライブで初披露したところ大きな反響があり、今回も葉月バンドオリジナルのサウンドで「息吹」を演奏した。

葉月みなみ

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「皆様と一緒にマジカルな夜を過ごせるように」「美味しいお酒を飲んでますか?」など、ときにファンに呼びかけながら曲を聴かせていく葉月みなみ。後半は青のドレスに着替えて登場し、谷村新司作品から「昴」、「いい日旅立ち」から歌い始めた。ギターの林勇治が谷村新司の専属ギタリストを務めていることからの選曲。林のギターと入山ひとみのバイオリンによる演奏で聴かせる新しい試みだった。

葉月みなみ

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谷村新司つながりでアリスの「チャンピオン」、世界戦略曲第2弾「風の東京」を歌った葉月は、ここで重大発表を行う。新レーベル「HMミュージックジャパン」の立ち上げと、その第1弾としてCDシングル「レイニー・バスステーション」を8月30日に発売するという。

葉月みなみ

「話が決まった時はめっちゃうれしかったです。え!? 私のレーベルなの?って。岩尾さんがずっと水面下で進めてくださっていて、『決まったよ』って報告を受けたときは、えーーーって。すごいことですよね。自分のレーベルなんて。でも、世界配信もそうですが、いつもいつも挑戦させていただいています。責任も感じますが、丁寧に一歩ずつ突き進んでいくしかないかな」

高齢者のファンの方には「配信で音楽を聴くのが苦手な人もいらっしゃいます。『CDないの?』って聞かることもあったので、そんなファンの方たちも喜んでくれると思います」と、葉月は新しいチャレンジに期待。CD発売後は全国をキャンペーンで回りたいと意欲的だった。

葉月みなみ

重大発表にファンから大きな声援を受けた葉月は、世界戦略曲第1弾として配信した「レイニー・バスステーション」を披露した。

作詞は「君は薔薇より美しい」などで知られる門谷憲二氏、作曲は「愛のままで・・・」などを手がけた花岡優平氏、編曲はこの日、葉月のバックでピアノを演奏していた音楽家 中村力哉氏。YouTubeミュージックで再生回数が10万回を超え、ミュージックビデオはApple Musicの歌謡曲ランキングで2度、1位を獲得している作品だ。

「作詞の門谷先生が誰しも心の中に、それぞれが雨に濡れたバスステーションの景色を持っているとおっしゃっていて、すごく納得しました。皆さんそれぞれが思い入れのある情景を想い浮かべていただけるように歌っていきたい。しっとりと歌いながらも、進化させながら歌っていきたいなと思っています」

葉月みなみ

歌い終えた葉月は、“さくら”メドレーとして「チェリーブラッサム」(松田聖子)、「さくら(独唱)」(森山直太朗)、「夜桜お七」(坂本冬美)を披露すると、アンコールに、“マジカルボイス”と命名されるきっかけ、原点となった平原綾香の「マスカット」を披露した。

玉置浩二が作詞・作曲した「マスカット」は昨年のセカンドライブでも歌唱したが、色っぽさと意味深な言葉がちりばめられ、言葉数も多く、歌うのが難しい曲として知られる。

プロデューサーの岩尾氏から「マスカット」が歌いこなせなければ、新曲「レイニー・バスステーション」を歌わせられないとされていた曲でもあった。

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前列左から入山ひとみ(バイオリン)、葉月みなみ(ボーカル)、後列左から中村力哉(ピアノ)、周防泰臣(ベース/アレンジ)、林勇治(ギター)、イトウ“ぼぶ”トモヒコ(ドラム・パーカッション)。

サードライブを終えた葉月は、故郷・新潟でのコンサート開催に興奮していた。

「9月17日ですよ、17日! 覚えておいてくださいね」とファンに呼びかけていた葉月。「レイニー・バスステーション」が新レーベル「HMミュージックジャパン」から発売されるのを記念し、新潟県南魚沼市のコミュニティホールさわらびで「葉月みなみ 新曲CD発売記念コンサート~故郷の皆様へ感謝の気持ちをこめて~」と題する凱旋コンサートの開催が決まったのだ。

葉月みなみ

「この4年間、振り返る余裕はなくて、前を向いて歩いているだけでした。東京で成功するまでは帰らないと決めて上京しましたから、(仕事以外で)新潟には一度も帰っていません。地元の一部のファンの皆さんにはいつも東京へ来ていただいていましたが、今度は皆さんがいるところへ私が帰ります。新潟時代はずっと着物姿で歌ってきましたから、新しい“葉月みなみ”を見ていただけるので新鮮だと思います。みんなが待っていてくれるところで歌えるのは、とってもうれしいです」

凱旋したら「地元の美味しいものを食べたい! 木の芽も、八色しいたけも、へきそばも。バスセンターのカレーも食べたいですね」と、目を輝かせていた葉月。改めて「まだまだこれからですが、丁寧に一歩ずつ進んでいきます」と決意していた。

 


2023年8月30日発売
葉月みなみ「レイニー・バスステーション」

「レイニー・バスステーション」
作詞/門谷憲二 作曲/花岡優平 編曲/中村力哉
c/w「風の東京」
作詞/夏海裕子 作曲/花岡優平 編曲/中村力哉
ボーナストラック「魔法のしずく~ありがとう~」
作詞/はるな 作曲/周防泰臣 編曲/周防泰臣
HMミュージックジャパン TJCH-9001 ¥1,400(税込)

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