徳永ゆうき、新曲「車輪の夢」を生配信で披露。「この歌の主人公はみなさんです」

徳永ゆうきが8月16日、新曲「車輪の夢」の発売を記念して、東京・浅草にある老舗CD&レコード店「音のヨーロー堂」からインターネット生配信によるミニライブを行った。配信は同店のYouTube「音のヨーロー堂 演歌・歌謡チャンネル」を通じて行われた。

ライブは13時からと15時からの2回行われ、袴姿で登場した徳永は「久しぶりに楽しみながら歌えました」と喜んだ。

「(コロナ禍により)2月ごろから少しずつイベントなどがキャンセルされ、気がついたらスケジュールが真っ白になっていました。みなさんの目の前で歌を届けられるのがいちばんですが、こういう配信という形で歌を届けられるのは、歌い手として一歩踏み出せたと思います」

徳永ゆうきが新曲「車輪の夢」をインターネット生配信

コンピューターの画面に表示されるファンからのコメントを見ながら、チャット感覚でファンとやり取るする徳永。「似ている芸能人はゆりやんレトリィバァさんです」「すみまセントバーナード」。大勢のお客さんの前では恥ずかしくて言えませんが、配信ならではですと、素の部分を出していた。

徳永ゆうきが新曲「車輪の夢」をインターネット生配信

「袴姿でバラード調の『車輪の夢』を歌うのも、また面白いなと思います」と徳永。無観客での歌唱となったが、ネットでの生配信によって全国のファンに歌声を届けた。

全国的に暑さが厳しい季節だが、「僕の場合、年中夏です。どこへ行っても汗をかいています」と、時に汗だくになりながらも熱唱。1回目は「函館慕情」「北国の春」「渋谷節だよ青春は!」「車輪の夢」を、2回目は「函館慕情」「浪花節だよ人生は」「宗右衛門町ブルース」「車輪の夢」を、それぞれ4曲ずつ歌った。

カバー曲の「北国の春」は徳永が初めて覚えた演歌だった。父親が好きでよく歌っていたが、いつしか自分の十八番になり、これまででいちばんたくさん歌った演歌だという。高校生の時の修学旅行でもバスの中で歌い、先生(!!)には大いに受けたそうだ。

徳永は得意の鉄道モノマネ(阪神電車の車掌アナウンス)を披露したり、地元大阪を舞台にしたカバー曲を届けたりしながら、新曲「車輪の夢」で澄んだ歌声を届けた。

 
「人生一度ぐらいは故郷を離れて頑張ろう、という時があったかと思います。あるいはこれから独り立ちする方もいるかと思います。この歌の主人公はあなた自身です。みなさんへの応援歌になったらいいなと思います」

徳永自身、歌手デビューするために、家族や知り合いに見送られながら地元大阪を離れた時、車窓を見ながら新幹線の中で涙したという。そして歌手になった今は、一生歌い続けることが夢、目標となった。徳永自身、車輪の音に夢を乗せて、今も走り続けているのだ。

「『車輪の夢』はバラード調の曲ですが、ジャンルとすれば“徳永ゆうき”です。徳永にしか歌えない曲だと思います」

YouTube動画のコメント欄には、「人生の応援歌だ」「生歌に感動」「しみる声」「情景が浮かびます」「うっとりしながら聴いています」などのコメントが流れていた。

徳永ゆうきが新曲「車輪の夢」をインターネット生配信

“徳永ゆうき”というジャンルの曲。「車輪の夢」は徳永にしか歌えない歌だった。

(写真協力=ユニバーサルミュージック)

 

2020年7月8日発売
心の旅に、寄り添う「歌」がある
徳永ゆうき「車輪の夢」

「車輪の夢」
作詞・作曲/youth case 編曲/佐々木博史
「車輪の夢 piano version」
作詞・作曲/youth case 編曲/佐々木博史
【初回限定盤】 ユニバーサルミュージック UPCY-9920 ¥1,818円+税
【通常盤】ユニバーサルミュージック UPCY-5088 ¥1,182円+税
(写真は初回限定盤)

「ゆるやかに 動き出した 車輪の音 夢をのせて」というフレーズで始まる、徳永ゆうき7枚目のシングル「車輪の夢」。夢を持ってふるさとを離れた主人公が、走り続ける電車の車窓から見える時々の風景に思いを寄せる。ピアノ・バージョンでは、徳永の優しい歌声がより生きている。作詞・作曲は2人組の音楽ユニット、youth case。ジャケットには森 俊博氏のイラストが描かれる。初回限定盤には、そのジャケット絵柄の大判ハンカチが付く。
 

「車輪の夢」メイキング映像

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