![純烈](https://otokaze.jp/wp-content/uploads/2025/01/左から岩永洋昭、白川裕二郎、酒井一圭、後上翔太①-1200x800.jpg)
【劇場シーン満載】明治座新春純烈公演が開幕。原点回帰でミラクル純烈パワー炸裂。「面白かったの声に明日からも自信」
歌謡コーラスグループ 純烈が明治座から届ける劇場公演が1月7日に開幕。初日を終えた純烈のリーダー 酒井一圭は「28日が千穐楽になります。まだ20日以上、公演が残っていますので、ぜひともご興味のある方は純烈と握手しに来ていただければと思います」と呼びかけた。
写真提供=明治座 撮影=田中亜紀
純烈にとって明治座での公演は3回目。明治座新春純烈公演は第1部の芝居「俺たちはダディじゃねえ!」と、第2部の「純烈コンサート2025『BIG♨LOVE』」の二部構成となる。
「俺たちはダディじゃねえ!」は1950年代のアメリカを舞台にした書き下ろしコメディ。花形パイロットのポール(白川裕二郎)、コメディ俳優のリッキー(岩永洋昭)、大リーガーのロック(酒井一圭)の前に、ルーシー(谷花音)の父親を探しに来る謎の男 ウォルター(後上翔太)が現れところから物語は展開していく。
『BIG♨LOVE』は明治座ならではの構成で届けられる純烈コンサートとなっている。
![純烈](https://otokaze.jp/wp-content/uploads/2025/01/左から岩永洋昭、白川裕二郎、酒井一圭、後上翔太②-scaled.jpg)
左から岩永洋昭、白川裕二郎、酒井一圭、後上翔太
上演後、取材会に登場した純烈の4人は手応えを感じていた。
酒井一圭「本日、3度目の座長公演の初日を迎えました。本当に無我夢中というか、年末年始のスケジュールもあって、座組の皆さんにはご迷惑をおかけしました。本当はもう少し純烈の稽古時間がほしかったと思いますが、対応していただき恐縮に感じていました。ただ、本日のハイタッチ会でお客さんの顔を見ながら、面白かったという感想も聞いたので、自信をもって明日以降も臨んでいきたいと思います」
白川裕二郎「無事に開幕しましたが、個人的にはマスコミの皆様がたくさんいらっしゃるので、噛まずにお芝居ができて良かったなと思っています(笑)。明治座での座長公演を3回やらせていただいているのですが、神聖な明治座に立たせていただくのは緊張すると感じました。1部でお芝居をさせていただきましたが、今日のお客さんの反応がとても柔らかく、自分たちも非常にやりやすかったと感じました」
岩永洋昭「自身としては2度目の座長公演ですが、自分のやることで精一杯だった前回よりも慣れてきたと感じています。2部の歌謡ショーに関しては普段やっていることとそこまで大きな差はないのですが、お芝居は久しぶりでした。お客さんに笑ってほしいところをよりブラッシュアップしていけるのかなと感じた初日でした。まだ長い期間ありますけども、お客様の反応を見ながら、スタッフ・キャスト一同協力して全力で臨みたいと思います。
(3月末をもって純烈を卒業するが)やることは変わらないので、また実感はないです。ただ、前回も手を抜いていたわけではありませんが、より噛みしめながらやるというくらいです。変に力が入らないように、3月31日まで全力で駆け抜けようかなという気持ちです」
後上翔太「歴史ある明治座の新春公演ということで、本当に敷居が高いというか、ぐっと身が引き締まる思いがあります。スーパー銭湯で積み重ねてきた“純烈らしさ”の雰囲気をあえて明治座にもってくることにトライしてみたい! という中での幕開けでした。お客様の席にお邪魔する中で、いつもの“純烈らしさ”を出せたかなと思います。
明治座の新春公演であるとともに、今年初めてお客様とお会いする機会でもあったので、来てくださる皆様・観てくださる皆様にとって『今年1年が福多き1年になるように』という思いを込めて頑張っていきたいと思います」
「俺たちはダディじゃねえ!」ではウォルターに連れられ父親を捜しに来るルーシー役を谷花音が、上院議員のロナルド役を曽我廼家寛太郎が、ルーシーの母親でポップスの大スター、アマンダ役を小林綾子が演じている。曽我廼家については純烈の劇場公演ではお馴染みだが、谷花音と小林綾子とは劇場初共演となる。
酒井一圭「支えていただきましたね。谷ちゃんは若いけども稽古場から素晴らしかったです。小林さんは安定感がありますね。声が聞こえるだけで安心してお芝居ができるので、小林さんとのシーンは気持ちが楽になります」
白川裕二郎「お二人とも温かい空気を持っていますね。一緒にいると、自分たちも落ち着けるし、お芝居でも何をやっても返してくださる存在なので、非常にありがたいと感じています」
岩永洋昭「谷ちゃんとの共演は初めてですが、子役の時から見させてもらっています。小林さんに関しては『スーパー銭湯純烈ジャー』(1作目)で、共演させていただきましたが同じシーンがありませんでした。そのため、お二人とも今回初めてがっつりお芝居をさせていただきます。毎回同じことをやり続けるんですけど、日に日に進化し変化していくお芝居を見て、勉強させていただきたいという気持ちが大きいですね」
後上翔太「お稽古の時から、台本を黙々と読んでいる姿や他の共演者の方とディスカッションしている姿を見させていただきました。背中を見せていただきながら、その雰囲気に僕らがついていく部分もあったので、本当に心強い気持ちでいっぱいです」
「純烈コンサート2025『BIG♨LOVE』」歌唱シーン
劇中では注目される発言もあった。酒井一圭が“原点回帰”を口にしたのだ。この心を聞くと、酒井は新たなチャレンジの始まりを宣言したという。
「紅白歌合戦に出ると、健康センターで活動していた時代から応援してくれていた、おじいちゃんやおばあちゃん、ファンの皆さんが『遠くに行ってしまった』という気持ちになるんですね。なので、そうはさせまい! そうじゃないんだ! ということを表現したくて、紅白歌合戦が終わった直後に、真夜中に健康センターへ歌いに行くということをずっと続けていたんです」
酒井が続ける。
「15周年を迎え、メンバーチェンジやいろいろなことがある中で、もう一度自分たちが初心を取り戻したいという気持ちと一周したなという気持ちもあります。そして、日本武道館のステージには、純烈がひょっとしたら終わるかなと思いながら立ちました。でも、みんなの応援やメンバーの躍動を見たときに『まだまだもう一周いったれ!』という気持ちになりました。その意味で『原点回帰』という感じです」
「もう一周いったれ!」という酒井の言葉に、なんだかワクワクさせられる。
「紅白歌合戦に出る前の2007年~2017年の10年間の面白さをもう一度自分に取り戻して、原点回帰で5年後・10年後、皆さんが思いもよらなかった純烈になってやろう! というチャレンジが、今日の初日から実は始まったという感じです」
2025年のスタートからミラクルパワーをみせつつ、新たなチャレンジへのスタートをも切った純烈の明治座新春純烈公演は1月28日まで明治座で開催される。
【公演名】明治座新春純烈公演
第1部「俺たちはダディじゃねえ!」
作:横山一真 演出:村上大樹
出演:純烈(酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、岩永洋昭)
谷花音、曽我廼家寛太郎、小林綾子
今林久弥、千代田信一、留依まきせ、長田拓郎、手塚学、相沢菜々子、三田萌日香、澄人、鈴峯ゆい、古沢朋恵、伊藤友惠、西部涼介、岡部雄馬、小松まり
【あらすじ】
1950年代のアメリカ。ポール(白川裕二郎)は花形パイロット。リッキー(岩永洋昭)はコメディ俳優。ロック(酒井一圭)は大リーガー。そんな3人の前に、ウォルター(後上翔太)という男が現れた。彼は3人をホテルの一室に呼び寄せる。そこには、ルーシーという若い娘(谷花音)が待っていた。
![谷花音](https://otokaze.jp/wp-content/uploads/2025/01/谷花音(撮影:田中亜紀)-scaled.jpg)
ルーシーを演じるのは子役として人気を博し、現在は女優として新境地を拓く谷花音
このルーシーはウォルターの親戚・アマンダ(小林綾子)の娘だという。アマンダはポップスの大スターで、かつて3人の知り合いだったが、数ヶ月前、事故で亡くなってしまったのだ。そして、ウォルターは言う。「彼女の残した分厚い日記を読めば、君たち3人のうちの誰かがルーシーの父親に間違いないんだ!」。驚くポール、リッキー、ロック。それぞれ身に覚えのあるような、ないような‥‥。
![純烈](https://otokaze.jp/wp-content/uploads/2025/01/小林綾子(撮影:田中亜紀)-scaled.jpg)
ルーシーの母親で、ポップスの大スター アマンダ役を務めるのは小林綾子。『おしん』の幼少期を演じてブレイクし、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍中
なんとか逃げだそうとする3人だが、ウォルターは彼らを逃がさない。ルーシーは生意気だが、同時に可愛げがある娘。どこか母親のアマンダにも似ており、3人の父親候補に悪態をついたりする。そんな中、上院議員のロナルド(曽我廼家寛太郎)が突然現れ…。
![純烈公演、曽我廼家寬太郞](https://otokaze.jp/wp-content/uploads/2025/01/曽我廼家寬太郞(撮影:田中亜紀)-scaled.jpg)
上院議員のロナルド役には松竹新喜劇の曽我廼家寛太郎が抜擢。軽妙な演技が持ち味の曽我廼家が純烈劇場公演のスパイスとなる。
第2部純烈コンサート2025『BIG♨LOVE』
構成・演出:村上大樹
制作協力:株式会社ジースター・プロ、株式会社クレバーエンタープライズ
後援:日本クラウン株式会社
企画・製作:明治座
【公演期間】2025年1月7日(火)~1月28日(火)
【開演時間】昼の部12:00/夜の部17:00
【料金(税込)】昼の部S席13,000円 A席6,500円 ※未就学児入場の入場は不可。
【会 場】明治座(東京都中央区日本橋浜町2-31-1)
【チケット問合せ】明治座チケットセンター:03-3666-6666(10:00~17:00)
【公式サイト】 https://www.meijiza.co.jp/info/2025/2025_01_02/
新歌舞伎座純烈公演
期間:2025年2月6日(木)~2月17日(月)
会場:新歌舞伎座(〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町6-5-13)
開演時間:12:00/17:00
チケット料金(税込):1階席13,000円 2階席6,000円 3階席3,500円 特別席13,500円
一般発売:12月3日(火)10:00~
主催:新歌舞伎座
公演に関する問い合わせ:新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222(10:00~16:00)