「みんかよ音楽祭」が“ご当地ソング”を特集。岡ゆう子ら全7アーティストが競演
演歌・歌謡曲の最新情報を毎月無料で全国に配布している月刊フリーペーパー「みんなの歌謡曲」が主催する「みんかよ音楽祭~ご当地ソング~」が9月1日、東京・豊島区の南大塚ホールで開催された。
今回の音楽祭は「ご当地ソング」を特集。そのサブタイトル通り、自身のオリジナル曲にご当地ソングを持つ歌手が勢ぞろい。全国47都道府県の歌を400曲以上歌っているベテラン演歌歌手・岡ゆう子をはじめ、野上こうじ、葵かを里、琴けい子、美月優、Nobby、青山ひろしの全7アーティストが出演した。
まずは、日本全国を旅すべく、野上の「好きですサッポロ」をはじめ、美月が「哀しみ本線日本海」、Nobbyが「あの娘たずねて」、琴が「東京だョおっ母さん」、葵が「天城越え」、青山が「宗右衛門町ブルース」などを歌唱。
その後、「みんかよ音楽祭」に出演するのは初めてという岡が「このコロナ禍で旅行にも行けませんでしたし、故郷(佐賀県)にもようやく3年ぶりに帰ることができ、両親のお墓参りにも行ってまいりました。ここ2、3年は、お客さまの前で歌える機会があまりなかったので、今日は、私をはじめ、歌い手全員が歌に感謝を込めてお届けしたいと思います。まだまだ自由に旅行ができない中、私たちのご当地ソングを聴いて、全国を旅する気分を味わっていただけたらうれしいです」と笑顔であいさつし、「涙そうそう」を披露した。
共演者たちも北海道から沖縄までを舞台にしたご当地ソングを1コーラスずつ歌いつなぎ、普段歌わない歌のカバーにファンからは温かい拍手が送られた。
そして前半は、それぞれのオリジナル曲も披露し、コーナーの締めくくりは「大東京音頭」を全員で賑やかに歌い上げた。
後半は、アシスタントを務めた歌手・高木ちえ美が「ヒマワリ」などを歌い、それぞれの歌手が新曲をはじめ、オリジナル曲で勝負。司会のナナオを挟む形でのトークで会話も盛り上がり、フィナーレは全員で「東京ラプソディー」を合唱して締めくくった。
メドレーを含めて7アーティストが全38曲を熱唱した「みんかよ音楽祭~ご当地ソング~」。最後まで多くの観客を存分に楽しませた。