岡ゆう子が新曲「春待ち鳥よ・・・」カラオケ大会を開催。“岡ゆう子愛”にあふれた決勝大会で、病から復帰した笹山佐智子さんが優勝。全出演者歌唱シーンも!
岡ゆう子が3月16日、東京・豊島区のライブハウス「クラブミクサ」(Mixalive TOKYO内)でカラオケ大会を開催した。昨年9月27日に発売した大人のドラマチック演歌「春待ち鳥よ…」の発売を記念して企画されたもので、全国から約200名の応募があり、この日はテープ審査を通過した24名が決勝大会に参加。日頃の練習の成果を競った。
その結果、東京都から参加した笹山佐智子さんが最優秀賞に輝いた。
”岡ゆう子愛”にあふれたカラオケ大会
岡ゆう子のスペシャルライブでスタートした「岡ゆう子『春待ち鳥よ・・・』カラオケ大会」。岡が新曲「春待ち鳥よ・・・」で登場すると、「本番までは私の歌でリラックスしてください」と笑顔を見せ、人気曲から「雪の花哀歌」「七里長浜」「ひえつき望郷歌」、「九州慕情」を披露。「全国からたくさんの応募をいただきましたが、今日の決勝大会には24名の方が参加されます。審査はしませんが、私も審査委員の先生といっしょに参加者の歌を聴かせていただきます」と大会に期待した。
審査委員を務めたのは同曲の作詩家・竹之内日海氏、作曲家・岡千秋氏、編曲家・猪股義周氏の3名。審査委員長の岡千秋氏は「ドラマの中にしっかりご自身が入り込んで歌うといいかなと思います。気取らないで、普段通りに歌ってください」と参加者に呼びかけた。
審査はグループごとにステージへ上がり、ひとりずつを歌唱する形で行われた。前奏・後奏での佇まいにも注意が与えられ、短いながらも時間をいっぱいに使ってステージで表現するようにアドバイスが出された。
また歌唱後には一人ひとりを岡千秋氏が評価しアドバイスを添えた。「リズムに乗り切れていない」「ブレスが浅いのでもっと深く」「ビブラードを研究するといい」「一音一音、しっかり発声すること」「力みすぎ」などのアドバイスが多かったが、個性的な声が多かったと総評した。
全24名が歌唱を終えて審査が行われている間には、再び岡ゆう子がステージに上がり、一緒に踊れる曲「しあわせのサンバ」で参加者やその応援団の緊張感を解くと、代表曲「長良川」、そして歌唱アドバイスを加えながら「春待ち鳥よ・・・」を聴かせた。
審査結果は「当初は1名選出の予定でしたが、急きょ2名に増やしました」と、審査員特別賞から発表され、群馬県から参加した川田恵美子さんと、80歳代となる最高齢の鈴木サカヱさんに授与された。
優秀賞は川田浩行さん(群馬県)と、望月絹子さん(神奈川県)が受賞した。川田浩行さんと川田恵美子さんはご夫婦そろっての栄冠となった。
栄えある最優秀賞には東京都から参加した笹山佐智子さんが選ばれた。岡ゆう子と同じ佐賀県出身で血液型も同じAB型だという笹山さん。2年前に大病を患い、歌うことを諦めかけたことがあったというが、リハビリを続けてきた。それでも口内の治療が終わっておらず、本当に歌えるかと不安もあった。「がんばるのみです」と決勝審査に挑み、歌唱後には岡千秋氏から「非常に個性があってよかった。もう少し柔らかさがほしかったかな。もっと自信をもって歌うといいでしょう」と評価をもらっていた。
「諦めずにリハビリを続けてきて良かったです! 岡ゆう子さんの曲は今回が初挑戦でしたが、毎日練習を重ねて歌えば歌うほどいい曲だなと感じました」
表彰状と盾を授与された笹山佐智子さんが、もう一度、歌声を披露して大会は閉幕した。
「たくさんの方に『春待ち鳥よ…』を愛してもらって幸せでした。これを機会にもっと練習して、この歌を広げてください」と、審査委員長の岡千秋氏が大会を総評すると、審査委員の猪股義周氏は「この歌手なら『こう歌ってくれるだろうな』と思って編曲します。感覚の優れた歌手はそこもくみ取って歌ってくれます。皆さんにもアレンジの意図を感じとって歌っていただけるとうれしいです」と話すと、「岡ゆう子愛にあふれた歌声を聴かせていただきました」と感想を述べた。
また、審査委員の竹之内日海氏は「皆さんがとっても美しかった。背骨が曲がった人は誰もいなくて、岡ゆう子の歌を歌うと美人になるんじゃないかと感じました」とコメントした。
審査委員の先生のコメントに、岡ゆう子は「竹之内先生が『美人になる』と褒めてくださいましたが、私も一生懸命化粧をしてがんばります(笑)。今日は皆さんが感情豊に歌ってくださいまして、私も勉強になりました。今後もより一層『春待ち鳥よ…』を歌って楽しんでほしいです」と話し、「いつも新曲を出すたびに皆様に歌っていただきましてありがとうございます」と感謝した。
岡ゆう子「春待ち鳥よ・・・」カラオケ大会
決勝大会で歌唱した皆さん
2023年9月27日発売
岡ゆう子「春待ち鳥よ・・・」