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山西アカリ

水雲-MIZMO-のAKANEが“山西アカリ”としてソロデビューへ。デビュー曲「拝啓 みかんの里」で力いっぱい頑張る!

昨年9月に惜しまれながら解散した女性3人組グループ「水雲-MIZMO-」のメインボーカル、AKANEがソロデビューする。6月29日にアーティスト名「山西アカリ」として新曲「拝啓 みかんの里」をリリースすることが決まったのだ。すでに4月からは、“山西アカリ”としてラジオ番組「ヴァーナル・ミュージック~for.EK~大人の歌謡クラブ」(文化放送 土曜日朝3時~4時45分。第4週目に出演)のパーソナリティーとして芸能活動を再開しており、ソロデビュー曲の発売が待たれる。

山西アカリ

そんな山西アカリが5月12日、東京・港区のライブレストラン「六本木バードランド」でソロデビュー・コンベンションを開催。音楽関係者の前でフレッシュさと骨太さが感じられれる新曲「拝啓 みかんの里」やカップリング曲「ネオンしぐれ」、そして水雲-MIZMO-時代のメジャーデビュー曲「帯屋町ブルース」などを披露した。

「水雲-MIZMO-の時はAKANEという名前で活動していましたが、ソロデビューが決まりまして、本名である山西明音から“山西”を、そして歌で人の心に明かりを灯すという意味を込めまして、名前を“アカリ”と名づけさせていただきました。心機一転、みかんのようにフレッシュに、力いっぱい頑張りたいと思います」

山西アカリ

左から「拝啓 みかんの里」を作曲した恩師・水森英夫氏、山西アカリ、作詞を担当した岸快生氏。

「拝啓 みかんの里」は、故郷の風景や両親などへ思いを馳せながら、都会で頑張っている主人公の気持ちが歌われた王道の望郷演歌だ。恩師・水森英夫氏が作品づくりに力を注ぎ、作曲した。

「望郷演歌は北が舞台になることが多いのですが、彼女は西の出身。北の望郷演歌を歌わせてもぴったりこないなと。そこで和歌山県有田市出身の彼女にあわせて、“みかん”の歌をつくることになりました」(水森)

岸快生氏による歌詞には、“10年前”というフレーズが入っている。山西が歌手を目指して上京し、水森門下生となって10年だった。「拝啓 みかんの里」は山西にとって等身大の歌でもあった。

「有田みかんが有名なところで生まれ育ちました」と山西。「今回いただいた曲が“みかんの里”ということで本当にうれしく思いました。1番がみかんの花が咲く頃、3番で果実が実る頃を歌っていますが、情景がすぐに浮かびました。山の景色や、故郷の両親や応援してくださっている皆さんの顔を思い浮かべながら歌っています」。

そして、新曲をもらった時には涙が出たと明かした。

「水森先生にアカリのデビュー曲だよと、『拝啓 みかんの里』の楽譜をいただいて、先生がギターで弾き語りを聴かせてくださいました。涙があふれました。22歳で上京し、10年が経ちました。上京するまではずっと実家で過ごしていたので、両親からは『大丈夫? やっていける?』という不安をヒシヒシと感じました。でも、こうしてまたソロデビューができると決まって、両親をはじめ故郷のみんなが本当に喜んでいてくれます。水雲-MIZMO-でやって来たことは私にとって財産であり、宝物です。喜びは3倍に、悲しみは3分の1になるという水雲-MIZMO-での経験は、これからの私の糧になると思います」

コンベンションの会場には、所属レコード会社・徳間ジャパンコミュニケーションズの北島浩明社長や、所属事務所・三井エージェンシーの三井悠加社長も姿をみせた。

北島社長は「水雲-MIZMO-が解散した時から気にかけていました。今回、『拝啓 みかんの里』でデビューすることが決まりました。彼女の思い入れが入った作品です。プッシュしていきます」と山西にエールを送った。

山西アカリ

三井エージェンシーの三井悠加社長が山西アカリへの思いを語ると、山西は思わず涙した。

一方、三井社長は水雲-MIZMO-時代から山西と行動を共にしてきたことから、「今日は山西アカリのパンチ力のある歌唱力を披露させていただきましたが、時々、手作りのお菓子を現場に持ってきてくれたり、彼女がいるだけで現場が明るくなるような“みかん”のようなアーティストです」と、山西の人柄について話した。

「昨年9月に道半ばで水雲-MIZMO-は解散し、3人はそれぞれの道を進むことになりましたが、彼女はとても努力家です。コツコツと夢を諦めずに頑張っています。そんな姿に周りのみんなが再デビューさせてあげたいという思いを強くしました。デビュー後はキャンペーンを細かく回って、7月には(事務所の先輩)山内惠介の大阪・新歌舞伎座と名古屋・御園座の舞台『山内惠介 惠音楽会2022~歌のまごころ、あなたに届け!~』にも立ちます。事務所一丸となって山西アカリを盛り上げていきます」

山西アカリ

苦楽をともにしてきた三井社長の話を、涙しながら聞いていた山西だったが、最後は「水雲-MIZMO-で培ってきたことを原動力に頑張っていきます」と力強く語った。

「解散しても、まだ2人とも連絡をとっていまして、ソロになることを報告した時も『AKANEちゃんなら大丈夫だよ』って言ってくれたのがすごく励みになっています。3人グループではなくなりましたが、1人になっても歌の力を信じて、真っ直ぐに頑張っていきたいと思います」

水雲-MIZMO-のAKANE改め、山西アカリ。頑張り屋で努力家の彼女は6月29日、「拝啓 みかんの里」でフレッシュにデビュー。演歌・歌謡界に“アカリ”を灯す。

山西アカリ

コンベンションでは得意のイラストも披露した山西アカリ。右が自分自身、左はこの日、司会を務めたフリーアナウンサーの小林奈々絵。2人はラジオ番組「ヴァイナル・ミュージック~for.EX~大人の歌謡クラブ」(文化放送)でパーソナリティーを務める。小林は第1週の土曜日、山西は第4週の土曜日を担当している。


2022年6月29日発売
ソロデビュー曲
山西アカリ「拝啓 みかんの里」
山西アカリ

「拝啓 みかんの里」
作詞/岸快生 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「ネオンしぐれ」
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91435 ¥1,350(税込)

 

山西アカリ 公式HP

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