橋 幸夫、デビュー曲「潮来笠」のルーツを探る旅へ。YouTubeで公開!

橋 幸夫が8月1日、歌手デビュー60周年企画となるYouTube「橋 幸夫 ちゃん!ネル」で第3回「潮来で舟を漕ぎました!」を公開。デビュー曲「潮来笠」(いたこがさ)のルーツを語った。

「潮来笠」(作詞/佐伯孝夫 作曲/𠮷田正)は、1960年7月5日にビクターより発売された大ヒット曲。潮来笠とは、潮来の農家の女性が被っていた田笠のこと。旅がらすの伊太郎が潮来に残してきた女性への未練を歌った“恋の股旅歌謡”だ。

この難しい情感を当時17才の橋が見事に歌い上げ、その年新設されたレコード大賞新人賞を受賞。『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たすなど、華々しいデビューを飾った。

橋は今回、デビュー曲「潮来笠」のルーツを探るため、茨城県潮来市にある水郷潮来あやめ園を訪問した。「潮来笠」のヒットにより、水郷潮来が全国に知られることになり、同園には「潮来笠」の歌詞とともに記念碑が置かれている。

ろ舟を漕ぐ橋。橋のルーツ、思い出の地を巡る旅はまだまだ続く。

当時、ビクターの前にコロムビアのオーディションで不合格になっている橋は、もしコロムビアからデビューしていたら、芸名が「舟木和夫」になっていたというエピソードを披露するなど、当時の思い出を語りながら、嫁入り舟として知られる“ろ舟”を漕ぐなどして旅を楽しんだ。

「潮来の伊太郎 ちょっと見なれば」で始まる「潮来笠」は、股旅ものの武勇伝ではなく、旅を続けながらも故郷の“あの娘(こ)”のことが忘れられない伊太郎が、人目を忍んで、利根川の川下に花を流すという、とてもロマンチックな歌だ。

演出家・テリー伊藤氏は、「潮来笠」をはじめロマンチックな恋の歌をなんなく歌いこなす橋のことを“恋の伝道師”だという。そして、自らが作詞・作曲した「恋せよカトリーヌ」を、デビュー60周年を迎えた橋に託している。

 
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2020年7月1日発売
橋 幸夫 歌手デビュー60周年記念曲
「恋せよカトリーヌ」

「恋せよカトリーヌ」
作詞・作曲/テリー伊藤 編曲/萩田光雄
c/w「この世のおまけ
作詞/荒木とよひさ 作曲/橋 幸夫 編曲/矢田部 正
「60周年ご挨拶」(橋 幸夫からのメッセージ)
(BGM「潮来笠」 作詞/佐伯孝夫 作曲・編曲:𠮷田 正)
ビクターエンタテインメント VICL-37651 ¥1,364+税

いつまでも恋をしよう! と情熱的に、そして艶っぽく歌う「恋せよカトリーヌ」。「もう一度、Loveしよう 星が消える前に」という歌詞を77歳の橋がさらりと表現している。カップリング曲「この世のおまけ」は表題曲とは対照的な世界観の歌。橋が作曲を担当し、今に感謝して、あるがままに生きようと訴えている。
 
▼橋 幸夫「恋せよカトリーヌ」(Short Ver.)

テリー伊藤氏全面プロデュースによる記念曲「恋せよカトリーヌ」。作詞・作曲もテリー氏が手がけ、編曲に歌謡界の大御所・萩田光雄氏、アコーディオンにcoba氏を起用、「いつまでも、恋をしよう!」をテーマに、世代を超えて心躍る作品となっている。