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白石恭子が新曲「少しは私に愛を下さい」発売記念ライブで熱唱。「感動が一気にきて…涙が止まりません」

白石恭子が、新曲「少しは私に愛を下さい」の発売日である9月15日に、東京・小岩のCDショップ「音曲堂」で新曲発売記念ライブを行い、新曲をファンの前で初披露した。

「少しは私に愛を下さい」は、1974年に小椋佳が発表し話題となった作品で、このたび白石が7人編成のオーケストラ”バラダン”による幻想的でドラマチックなオーケストラアレンジでカバー。昭和の名曲を令和に歌い継ぐこととなった。

また、同曲は来年(2022年)公開予定の太宰治”斜陽”執筆75周年記念映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』のメインタイトルバック(オープニングテーマ曲)として起用されており、加えて白石もこの映画に女優として出演することが決定している。

「今日はおめでとうございます。この映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』は太宰の故郷・青森県が舞台になっており、数年前から温めてきた作品です。白石さんに出演していただくことになりこの美女をどう料理しようかと考えておりましたが、皆さんに期待していただけるようなシーンは、残念ながらありません(笑)。太宰の文芸大作ということでその期待にはお応えできませんが、いい映画をつくるために頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします」(『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』監督 近藤明男氏)

ライブには映画を手がける監督の近藤明男氏も応援に駆けつけ、白石へ花束とともに祝福の言葉を送った。笑顔で受け取った白石は改めてレコーディングしたという『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』のOST(オリジナルサウンドトラック)版「少しは愛を下さい」からライブをスタートした。

映画のOST版用に改めてレコーディングを行ったという白石。近藤監督も駆けつけ歌い方のアドバイスも受けたという。「フルバージョンとは全く異なる歌唱法になっていますのでぜひ聴き比べてお楽しみいただけたら」(白石)

「皆さんこんにちは! わたくしの新曲発表会にお越しいただきましてありがとうございます。まずは、『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』のOST(オリジナルサウンドトラック)版からお聴きいただきました。もう感動の嵐で……すみません。泣く予定じゃなかったんだけどな。実はこの映画のお話をいただいたのは去年の12月でした。そこから9カ月経ちましてようやく発表できました。メディアの皆さんにもたくさん取り上げていただいております。うれしくてうれしくて……。この曲は小椋佳さんの47年前のヒット曲なんですけれども、今日は自分でその当時巷でヒットした曲をメドレーにしてきました! 聴いてください」

平山みきの「真夏の出来事」、カーペンターズの「青春の輝き( I Need To Be In Love)」、キャンディーズ「年下の男の子」、松原みき「真夜中のドア」、そして小椋佳の大ヒット曲「愛燦燦」をメドレーで披露し、ファンはオールマイティーな歌唱力でR&B、ジャズ、演歌からラテン歌謡などジャンルを問わず歌いこなしてきた白石の本領発揮の歌声に酔いしれた。

「新曲の発売日当日に音曲堂でライブをさせていただけるなんて本当に幸せです。私は今年の6月で5周年を迎えたのですが、デビューしたての頃はたったひとりで活動していて、こちらにもひとりで来たんです。音曲堂の斎藤さんには色々なアドバイスをいただいて……その頃からとってもお世話になっているんです……すみません。涙が止まりません。感動が一気にきているんです。皆さんにも会いたかったので本当にうれしくて……。お越しくださってありがとうございます」(白石)。美しい笑顔と涙で温かく見守ってくれている人たちへの感謝を語った。

つづいては、新曲「少しは私に愛を下さい」のカップリング曲「朝まだき」。今年発売された小椋佳のアルバム『もういいかい』に収録されており、白石がシングルカットして発売することになった一曲だ。

「この曲は、小椋佳さんの世界が凝縮されたような曲だなと思っています。一度聴いただけではとても覚えられないような難しい曲です。音程も下から上まで大変なことになるんです(笑)。何度も聴き込んでいただいて、皆さんにも歌っていただきたいと思います」

ここで、ゲストとして映画で白石と共演する若手俳優の上野鷹斗(うえのたくと・右)、有馬拓海(ありまたくみ・左)が登壇。白石へ花をプレゼントし祝福のメッセージを披露した。二人とも白石と同じく映画は初出演となり、今回は復員兵の役でスクリーンに登場する予定だ。

新曲発売のお祝いに会場へ駆けつけた白石と共演する俳優の上野鷹斗(うえのたくと・右)と有馬拓海(ありまたくみ・左)。

「新曲発売おめでとうございます。感動しました。歌っている時は迫力があって……気迫を感じて惚れちゃいましたね」(上野) 「あらやだ! でも大丈夫、私独身です!あいてま~す!(笑)」(白石) 。美しい容姿と朗らかで茶目っ気たっぷりなキャラクター。白石が多くのファンから愛される所以だ。

そして、最後はもちろん「少しは私に愛を下さい」をフルバージョンでしっとりと、かつ情熱的に歌い上げた。

「私は今までフォークソングというジャンルだけは歌ってこなかったんですね。長年応援してくださっている皆さんは今回この曲を聴いて、”え、これ本当に恭子ちゃんが歌ってるの?!”と驚かれる方も多いのではないかなと思います。それくらい私の新しい一面を引き出してくれた作品です」

そのドラマチックな歌の世界を鮮やかに表現した歌声に、客席からは温かく大きな拍手が送られた。

さらに、ライブ終了後には「お楽しみじゃんけん大会」が開かれ、じゃんけんに勝った観客に映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』の制作を記念して発売された純米酒「斜陽」がプレゼントされた。ファン、関係者らが一体となり白石の新たな門出を盛り上げる温かいひと時となった。

創業130年という山梨の太冠酒造で作られた映画のオリジナル純米酒。山梨県産山田錦と南アルプスの山系水を使い厳冬に仕込んだ純米酒で、味わい豊かでコクと切れがある。

写真左から、映画プロデューサー・市川武氏、有馬拓海、上野鷹斗、白石、映画監督・近藤明男氏、映画プロデューサー・山村隆昭氏。

 

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2021年9月15日発売
小椋佳の名曲を歌い継ぐ
白石恭子「少しは私に愛を下さい」
白石恭子

「少しは私に愛を下さい」
作詞・作曲/小椋 佳 編曲/武田光昭
c/w「朝まだき」
作詞/小椋佳・多田周子 作曲/小椋佳 編曲/武田光昭
c/w「少しは私に愛を下さい(映画「斜陽」タイトルバックVer.)」
作詞・作曲/小椋 佳 編曲/武田光昭
WanganRecords WNCD18 ¥1,320(税込)

「少しは私に愛を下さい」は小椋佳が1974年に発表した作品。多くのアーティストにカバーされてきたが、白石恭子の「少しは私に愛を下さい」は、7人編成のオーケストラ“バラダン”による幻想的でドラマチックな演奏に包まれて、白石の新たな一面を発見できる作品となっている。「演奏も歌も、原曲とは異なる世界をお楽しみいただけると思いますので、聴いていただけるとうれしいです」(白石)。
また白石が歌う同曲は太宰治原作・映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』のオープニング曲として使用される。ちなみに小椋のラストアルバム『もういいかい』に収録された「ラピスラズリの涙」が同映画の主題歌に決まっている。
「朝まだき」はその『もういいかい』に収録された一曲のカバー。官能的な大人の恋の歌を歌っている。

太宰治原作 映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』

当時、“斜陽族”という流行語を生み出した太宰治のベストセラー「斜陽」の執筆75周年を記念して制作される『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』。監督は近藤明男。故・増村保造監督と、当時助監督を務めていた近藤が、40年以上前に二人で書いた脚本が映像化される。今年6月19日、太宰治の桜桃忌に、太宰治ゆかりの地・東京の三鷹市で製作発表記者会見が行われ、主演を務める宮本茉由をはじめ、安藤政信、白須慶子、岡元あつ子らが登壇した。会見の際には、2022年中旬の公開を目指すとしていたが、コロナ禍でクランクインが延期となるとのこと。公開日など最新情報はオトカゼでもお知らせする。

白石恭子も出演「温かい目で見守って!!」
じつは、映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』の中で役をいただきまして、初めて演技にも挑戦させていただくことになりました。宮本茉由さん、安藤政信さん、岩下志麻さん、柄本明さん、田中健さん、水野真紀さんはじめ、豪華出演者様に交じって少しばかり出演させていただきます。恐れ多いことばかりでプレッシャーを感じずにはいられませんが、せっかく宝物のようなチャンスをいただきましたので、思い切って楽しんでやらせていただきたいと思っています。温かい目で見守っていただければ幸いです。


profile
白石恭子(しらいし・きょうこ)
12月10日、千葉県生まれ。幼少のころからピアノを習い、高校時代はギターの弾き語りを人前で披露するなど音楽が好きだった。大学を卒業し、いったん就職するが、知人の紹介から音楽事務所のオーディションを受け合格し、プロのシンガーとして活動を開始。全国各地のライブ会場にて、歌謡曲、演歌、J-POP、ジャズ、オールディーズ、ディスコ、ソウルなど様々なジャンルを歌う。2016年6月15日、「雨の言葉」で歌謡曲歌手としてデビュー。2018年5月、故郷・千葉県山武市の観光大使に就任。ディスコバンドLIKE IT.IIのリーダーとしてボーカルも担当する。

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