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フレッシュな若手演歌歌手7組が競演!「新橋日曜劇場 新橋で会いましょう さよなら夏祭りVol.3」を開催

9月12日、東京・新橋のジールシアター東京で「新橋日曜劇場 新橋で会いましょう さよなら夏祭りVol.3」が開催され、徳永ゆうき、彩青、三丘翔太、東京力車、藤井香愛、マリオネット、田中あいみの若手演歌歌手7組が競演した。

「新橋日曜劇場」は、『NHK 紅白歌合戦』をはじめとするテレビ番組や、山口百恵や五木ひろし、市川由紀乃など数多くのコンサートの構成・演出を手がけてきた宮下康仁氏がディレクターとして構成・演出を担当している。

「コロナ禍の中、歌を披露するステージが少なくなっている若手の歌手の皆さんに活躍の場を提供したい、そしてここでのライブを通じてステージのすごさや楽しさを知り、将来大きなコンサートを行えるようになるための勉強というか体験をして、皆さんにもっと大きくなっていって欲しいという思いでスタートしました。また従来の演歌のステージより選曲も幅広く織り交ぜながら、ジールスタジオのダンサーの皆さんとのダンスと演歌のジョイントも見どころのひとつとして、今までにない演歌のステージを作り上げていきたいと思っています」(宮下康仁氏)

ダンススクールを運営しダンスやミュージカルイベントの企画なども行っているジールスタジオとともに行っている音楽イベントで、今回で3回目を数える。司会を務める徳永ゆうきと彩青の息の合った進行に合わせて各々が本領発揮の歌声で聴かせ、爆笑必至のトークやパフォーマンス、趣向を凝らしたコラボコーナーなど盛りだくさんの内容で、会場に駆けつけた観客をおおいに盛り上げた。

東京・浅草で実際に人力車を引く現役俥夫でありながらアーティストとしても活動し人気を集めている4人組・東京力車は、昨年発売した「天下御免の伊達男」や前作に続き2作連続オリコン演歌・歌謡ランキングで1位を獲得した8月18日に発売したばかりの新曲「ニビイロトーキョー〜チャンチキおけさ〜」などを、彼らの魅力である男らしい歌声と躍動感あふれるアクロバティックなパフォーマンスで披露した。

カバーコーナーではラッツ&スターの名曲「め組のひと」で会場と一体になった「めッ!」の決めポーズを見せた東京力車。「僕たち東京力車は今日で2回目になります。演歌・歌謡界の中では僕らはちょっと変わった存在かもしれませんが”新歌謡ポップス”という楽曲を歌わせていただいています。これまで時代とともに受け継がれてきた演歌・歌謡曲をもっと大切に勉強しながら、演歌・歌謡界を盛り上げていきたいなと改めて思っています。今後ともよろしくお願いします」(リーダー・石橋)

徳永ゆうきと一緒に司会を務める最年少の彩青は、津軽三味線の立ち弾きで新曲「津軽三味線ひとり旅」や三橋美智也の「哀愁列車」などをその類まれな歌唱力で歌い上げた。また、トークコーナーでは大好きだという「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎、通称寅さんの口上を見事に披露し、拍手喝采を受けた。

流暢な寅さんの口上を披露した彩青。「昨日も寅さんを観てきましてこの日を迎えました。寅さんは小学校の時から観ていましてそのご縁をお話ししたらキリがないかもしれません(笑)。これからも4回5回と続けられるように一生懸命に頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします」(彩青)

彩青の寅さんの口上に続き、大の鉄道ファンでありインスタグラムでは自身で撮影した鉄道写真を公開している徳永が、芸人顔負けの鉄道モノマネを披露し会場中を爆笑の渦に巻き込んだ。

7月3日に開催した「デビュー3周年記念ファーストコンサート〜中野より愛を込めて〜」を大成功に収めたデビュー4年目の藤井香愛は、新曲「その気もないくせに」、カバーコーナーではキッズダンサーとともに中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」、研ナオコの「夏をあきらめて」などを熱唱した。

11月3日に、地元の東京・中野で開催したファーストコンサートを収録したDVD『藤井香愛ファーストコンサート~中野より愛を込めて~』を発売予定の藤井。「私はデビュー4年目を迎えまして、ついこないだデビューした気持ちでいたんですけども、今日は先輩はもちろん後輩とも共演できました。ただ周りを見た時に、ふと昭和生まれなのって私だけかもしれない…と思って(笑)、年齢的には一番上にはなるんですけども、これから若い世代の演歌・歌謡界の勢いのある方たちと一緒にどんどん盛り上げていけたらいいなと思いました」(藤井)

2019年に「日本クラウン演歌・歌謡曲新人オーディション」でグランプリに輝いた逸材で、11月10日に「孤独の歌姫(シンガー)」でデビューすることが決まった現役女子大生シンガーの田中あいみ。デビュー前だが初回からこのイベントに出演しており、デビュー曲のカップリング曲として収録される「涙のリバー」、そしてカバーコーナーでは中森明菜の「北ウイング」をダイナミックかつ印象的なハスキーボイスで歌い、そのポテンシャルを見せつけた。

「11月10日に日本クラウンからやっとデビューすることが決まりました。ありがとうございます。デビューもしていないのに3回目なんですけど皆さんのお力をお借りしてステージの上に立たせていただけて光栄です。スーパースターを目指して頑張っていきたいと思います! よろしくお願いします!!」(田中)

癒しのノスタルジックボイスで人気を集める三丘翔太は、故郷や妹への愛を歌った自身初の “酒もの演歌”である新曲「酒しずく」、三橋美智也のカバー「夕焼けとんび」、さらには南佳孝のヒット曲「モンロー・ウォーク」を得意の演歌調に歌うなど茶目っ気たっぷりのパフォーマンスで会場を沸かせた。

「普段は演歌が中心のステージなんですけども、こうやって色々なジャンルの歌を歌わせていただいて、また目の前で観させていただいて改めて演歌と歌謡曲のコラボレーションはとても面白いステージだなと感じました。自分のステージにもちょっとずつ取り入れたいなと、大変勉強になった1日でした。ありがとうございました」(三丘)

1950年代半ば〜1960年代にヒットしたオールディーズや昭和歌謡曲を中心に、2019年から活動を始めその後作曲家・浜圭介氏に見いだされ、今年5月12日に「マリオネットの恋」でデビューしたミナミとマオによる新世代歌謡デュオ・マリオネット。デビュー曲をはじめ、二人が目標としているという昭和の人気ポップスデュオ、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」を息の合った美しいハーモニーで披露し、観客を魅了した。

「こういう状況の中ですがステージに立たせていただく機会をいただいて、今日は皆さんに私たちのことや私たちのハーモニーを知っていただくことができたのではないかなと思います。引き続き勉強させていただきながら一歩一歩頑張っていきたいと思います。”令和のザ・ピーナッツ”と呼ばれる存在になれるように頑張ります!」(マリオネット・マオ)

そして、1回目より同イベントの司会進行を務め、ゲストである歌手仲間を和ませ、観客を楽しませてきた徳永ゆうき。新曲「車輪の夢」、三橋美智也の「古城」や井上陽水の「少年時代」のカバーなどをのびやかな唯一無二の美しい歌声で届けた。

親しみやすいキャラクターで、ムードメーカーとしても毎回共演する歌手仲間を引っ張っている徳永。「今日はありがとうございました。こういう状況下の中で毎月定期的に歌える、そしてお客様の温かさを感じながら歌わせていただける。普段歌わないような曲にもチャレンジしたりして、とてもワクワクしながらこのステージに立たせていただいております。これからも回を重ねて行けるように頑張っていきたいと思います。そしてまた色々な曲にチャレンジしていけたらなと思っています」(徳永)

エンディングでは女性アーティスト3組が昭和の歌姫・美空ひばりの夏の名曲「真赤な太陽」をキッズダンサーをしたがえてリズミカルに歌い盛り上がった。

コロナ禍の暗い雰囲気を吹き飛ばすようなフレッシュな若手演歌歌手7組によるステージ。最後まで客席に元気と笑顔を届け、大盛況のうちに幕を閉じた。
次回の「新橋日曜劇場」は、10月10日(日)に開催予定。
詳細は、随時更新される新橋日曜劇場のオフィシャルサイトをチェック。

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