吉永加世子の“夏フェス”でミニスカートを初披露!! ゲストの西尾夕紀&あべ由紀子と盛り上がり、ゆうたろうがサプライズ参戦!
吉永加世子が“夏フェス”で盛り上がった。8月21日、東京・港区のライブハウス・六本木バードランドで、「SUMEER Fes 2021 KAYOKO YOSHINAGA~ラジオだ! ライブ! ヨシナガだ!」を開催。ゲストとともに多彩なライブを魅せた。
ライブは新型コロナウイルスの感染拡大に考慮して感染対策に万全を期しつつも、「行動しないと何も乗り越えられない」と、有観客にこだわって実施された。
「去年の夏、8月19日に新曲『燃えつきて』を発売させていただいて、今日が8月21日。あれから1年経つなって思った時に、何かやりたいと。コロナ禍でライブ配信のみという選択肢もありましたが、少ない人数(3分の1)に制限してでもお客様の前で歌いたい。行動しないと何も乗り越えられないと思いました。今日を迎えられて本当によかった」
吉永は、演者、観客、配信で観ている視聴者のみんなで夏フェスを楽しみたいと、ミニスカート姿(!!)を初披露すると、オープニングは夏を感じる楽曲をメドレーを歌い、一気にフェスを盛り上げていく。
夏フェスを盛り上げるゲストとして、同じ事務所の後輩・あべ由紀子と、大親友でもある西尾夕紀も駆けつけた。あべは今年6月に8年ぶりにリリースした新曲「真夜中の太陽」を歌い、西尾は代表曲「ヤンザラエ」を歌うと、吉永とDREAMS COME TRUEの「何度でも」をデュエットした。
夏フェスならではのサプライズもあった。なんと、実兄で、ものまねタレントのゆうたろうが手土産をもって会場に現れたのだ。ゆうたろうはミュージシャンや占い師としての顔も持つが、吉永と直接会うのは約1年ぶりだという。吉永に呼ばれてステージへ上ったゆうたろうは、「皆さんに支えられている妹の姿を見るとうれしくなる」と吐露。かつて妹のマネージャーとして支えていた兄ならではの本音だった。
そんなゆうたろうは、昨年、吉永とデュエットソング「明日(あした)にワインを」を発表している。吉永の師匠である吉幾三がプロデュースし、作詞・作曲を手がけた作品。両A面シングル「燃えつきて/明日にワインを」として発売された。
「せっかくだから、歌っていく?」
妹の言葉にゆうたろうは話題を逸らせ、「さっきセットリストを見たんだけど、なぜ、加世子は演歌を歌ってないのかなって。マネージャーをしていた頃を思い出して、『天城越え』とか歌ってくれよ」と逆リクエスト。吉永が作曲家・弦哲也に師事していた頃、課題曲としてレッスンを受けたという同曲をワンフレーズ披露する場面も楽しかった。
気を取り直して、2人で「明日にワインを」をデュエットする“かよこ&ゆうたろう”。観客はペンライトを振って応援する。ゆうたろうは「石原裕次郎のものまねをする時には、こんなことはないから、25年やって来ていちばんうれしかった。これからも吉永加世子をよろしくお願いします」とステージを降りた。そんな兄に、吉永は「うれしかったあ。でも、あとで(ギャラを)請求されそう」と笑った。
「吉永加世子」の芸名は、吉幾三が命名してくれた。吉永は1994年に「小林加代子」としてデビューし、2005年には「奈々世里奈」に改名したが、吉のプロデュースにより2008年、3度目の改名。現在の「吉永加世子」となり、レコード会社も吉と同じ、徳間ジャパンコミュニケーションズへ移籍した。吉永は吉の秘蔵っ子として、師匠のツアーに同行し、ステージでも歌っている。
吉永は吉との思い出の曲を披露する。20代の頃、吉が当時の小林加代子のために提供してくれた「砂漠の少女」と「一夜だけ」の2曲だ。
「初めて師匠の吉先生にお会いしたのは23歳の時でした。それがきっかけとなり、師匠のコンサートツアーに約2年半回らせていただいたんですが、その時に先生に初めていただいた曲が『砂漠の少女』です。CDにはなっていないので、カラオケもありません。先生のコンサートの時にしか歌ったことがない“幻”の曲です。今回、吉先生にもお願いし、先生のバンドのバンドマスターに譜面をお借りしてきました。『一夜だけ』は、『砂漠の少女』をいただいてから約1年後のある日、先生に楽屋へ呼ばれました。怒られるのかなと思ってうかがってみると、『もう少し大人っぽい曲があるんだけど』といただいた曲です」
特別に披露された幻の2曲だったが、CD化にも期待したいところだ。
ライブの時間が終わりに近づいてきた。
「燃えつきる前に『燃えつきて』を。今、もっとも頑張っている曲です」
愛する人へ燃えるような思いを歌った情熱的な作品。師匠の吉が授けてくれた大切な歌を熱唱すると、吉永はフィナーレへと向かっていった。
なお、「SUMEER Fes 2021 KAYOKO YOSHINAGA~ラジオだ! ライブ! ヨシナガだ!」の模様は8月27日までツイキャスで視聴可能。特別に披露された「砂漠の少女」と「一夜だけ」、生歌として兄とのデュエットが実現した「明日にワインを」、“奈々世里奈”時代の2005年、しばたはつみの代表曲をカバーした「合鍵」(ヴォサノバのアレンジバージョン)は必聴・必見!
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「SUMEER Fes 2021 KAYOKO YOSHINAGA~ラジオだ! ライブ! ヨシナガだ!」
配信:ツイキャスプレミアム(ライブのみ配信)
視聴期間:2021年8月21日(土)18:00~8月27日(金) 23:59 まで(※)
チケット:1,000円
配信チケット詳細と購入先はコチラ▶▶
※ツイキャスでのライブ配信は1週間アーカイブ(8月27日まで)されます。
公開収録 ラジオ番組「夕紀と加世子のながながばなし」
夏フェスでは、吉永加世子と西尾夕紀の2人はパーソナリティーを務めるラジオ番組「夕紀と加世子のながながばなし」(青森放送ラジオ)の公開収録が行われた。互いにクイズを出し合い、出された方がクイズに正解すると生歌が歌えるというコーナーで、今回は特別編として吉永と西尾がそれぞれ観客とペアになって対決に臨んだ。青森県五所川原市出身の大物演歌歌手(!)から出されたというクイズ対決の行方は果たして?
「夕紀と加世子のながながばなし」のゲストコーナーには栗田けんじが登場。山本譲二の付き人を経験し、ものまねタレントとしても活躍する栗田。この日は、セカンドシングルとして2011年に発売した「千羽鶴」を歌った。“親孝行したいときには親はなし”というが、両親への感謝をあらためて考えさせられる作品で、2019年に発売された芸能生活30周年記念シングル「あゝ消防団」のカップリングにも再収録されている。
この模様は9月12日(日)夜7時半から8時、RAB青森放送ラジオで放送される。※インターネットを通じて、全国のラジオが聴けるアプリ「radiko」を使えば全国どこでも視聴可能。