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髙城靖雄

髙城靖雄が亡き母の命日に新曲「酒と」のヒット祈願。「自信をもって『聴いてください』と言える一曲です」

髙城靖雄が4月14日、東京・港区の豊川稲荷東京別院を訪れ、同日発売の新曲「酒と」のヒット祈願を行った。豊川稲荷でのヒット祈願は、髙城にとっては毎年の恒例行事で、今年で35年になるという。

「最初は、私の師匠・荒木とよひさ先生が紹介してくださったんです。ここは芸能人の参拝が非常に多いところで、故・美空ひばりさんも来ていたと聞いています。昔は毎年、大晦日に荒木先生と近くのお店で飲んで、除夜の鐘を一緒に聞きました。元旦になると同時にここへ来まして、ご祈祷を受けるんです。ここしばらく荒木先生とご一緒できていないんですが、今日は美樹克彦先生が来てくださいました」

新曲「酒と」は美樹克彦が作詞を手がけ、カップリング曲「SARABA~愛しき人~」、「男の花」でも作品づくりに関わっている。ここ十年来、美樹は髙城のショーに顔を見せており、ゴルフをはじめプライベートでも親交があるという。

「発売日は美樹先生が決めてくださったんですが、たまたま私の亡き母の命日だったんです。こういう事態(コロナ禍)ですので、故郷の岩手には帰れませんが、今日ここに美樹先生が来てくださったことが何よりもうれしいですね。芸能精進、『酒と』の大ヒット、心願成就と3つのことを祈願させていただきました」

髙城靖雄と美樹克彦(左)

髙城靖雄の新曲「酒と」の作詞を手がけた美樹克彦もヒット祈願に駆けつけた。美樹はカップリング曲「SARABA~愛しき人~」の作詞・作曲、「男の花」の作曲も担当した。

東京メトロ赤坂見附駅から徒歩10分ほど、都会のど真ん中にある豊川稲荷東京別院は、正式には豐川閣妙嚴寺(とよかわかく みょうごんじ)という曹洞宗の寺院だ。ご本尊の千手観世音菩薩、芸能の神様弁財天の他にも、お金を融通してくれる融通稲荷や縁切りがかなう叶稲荷、子宝に恵まれる子宝観音など様々な神様が祀られている。

「ありがたいことに、皆様にお世話になっている息子の新浜レオンも、小さい頃は何度もここにお参りに来ているんですよ。レオンには何も教えたことなどないのですが、ただ一つ“逃げるな”ということは話しましたね。人は楽な方へと流れがちだけど“絶対に逃げるな、前に進んで行け”と。レオンも頑張っていますから、親は親で皆様への感謝に報いるように頑張って行きたいと思っています」

前作の「居酒屋『故郷』」までは、吉 幾三が作詞作曲を手がけた作品が4曲続いた。酒造メーカー・和倉酒造のイメージソングともなっている新曲「酒と」は、髙城の新境地を切り拓く作品。岡千秋が作曲を、編曲をギターの名手・斎藤功が担当し、心にしみるギター演歌が完成した。

タイトルを「酒と」にしたことについて、詞を書いた美樹は「吉さんに電話をしました。あなたは『酒よ』だけど、俺は『酒と』だからって(笑)。向こうは、大ヒット曲になっていますから。こちらもそうなってくれたら、という思いはありますね」。

一番が「酒」、二番が「花」、三番が「夢」がキーワードなっており、それぞれの言葉が9回ずつ登場する。そのそれぞれを髙城はすべて異なる気持ちで歌っている。

1981年4月1日にデビューし、歌手生活満40年を迎えた髙城。40年で一旦締めくくって、41年目となる今年は初心に返って新たにスタートを切りたいと、意気込みは熱い。

「『酒と』は詞もいいし、曲もいいし、本当にいい歌をいただきました。作曲の岡先生も『すごくいい曲ができたから、今回は非常に期待しているよ』とおっしゃってくださっています。みなさんに自信を持って『聴いてください』と言いたい一作です。大ヒットにつなげたいですね」

(文・写真=夏見幸恵)

髙城靖雄の健康第一
塩浴が健康の秘訣
「伯方の塩」のイメージキャラクターを務めていたことで知られる髙城靖雄だが、伯方の塩を使った「塩浴(えんよく)」を毎日続けている。洗面器にお湯を張り、海水と同じ濃度(3%)になるよう塩を入れる。これを身体に塗って、3分ほど置いた後で洗い流す。
「最後は、夏でも冬でも冷水を浴びるんですよ。伯方の塩の社長とご縁をいただいてから、風邪を引くいたことがない。ましてや仕事を休んだことは一度もないですから、ありがたいことですね。個人の感想ですが、体調が悪くても塩をなめると治ったりします。薬に頼らす、塩だけで健康を保ってきましたね」

 

2021年4月14日発売
酒・花・夢。ギター演奏がしみる
髙城靖雄「酒と」
髙城靖雄

「酒と」
作詞/美樹克彦 作曲/岡 千秋 編曲/斉藤 功
c/w「SARABA~愛しき人~」
作詞/美樹克彦 作曲/美樹克彦 編曲/藤 すば瑠
c/w「男の花」
作詞/喜多條 忠 作曲/美樹克彦 編曲/南郷達也
夢レコード YZYM-15095 ¥1,350(税込)

デビュー41年目をスタートした髙城靖雄の新曲「酒と」は酒・夢・花をモチーフに人生を歌うギター演歌。髙城の新境地とも言える作品だ。ギターは斎藤功が弾いている。カップリングの「SARABA~愛しき人~」は、美樹克彦の“自分が死にゆく時は、なるべくカッコよく”という理想を書いた曲だ。「昨日まで元気だったのにねって言われたい、めそめそしないで、笑って死んでいきたい。あくまでも理想ですけどね」と美樹。「僕はカップリングってすごく重要だと思っていて、歌手にとってどんな役割を担う曲になるのかを考えて書いていますね。『SARABA~愛しき人~』は、ショーのエンディングをカッコよく終えるのにいいんじゃないかと思っています」。もう一曲の「男の花」は2年前に新曲としてリリースする可能性のあった美樹の作品。昨年9月、若山かずさがリリースしたことで、話が浮上し、カップリングとして収録することになった。

外部リンク(新曲の試聴ができる)
髙城靖雄オフィシャルページ