梅谷心愛

“令和の昭和歌謡少女” 梅谷心愛、デビュー2年目の夏に向けて~「磐越西線ひとり」を自分色に~

2023年7月に“令和の昭和歌謡少女”としてデビューした梅谷心愛。デビュー曲「磐越西線ひとり」が好評で、この度、カップリングに新たなオリジナル曲を収録した「磐越西線ひとり(青春盤)」をリリース。オリコンの週間 演歌・歌謡曲シングルランキングで自己最高位3位(4月29日付)を記録し、注目度の高さを印象づけた。2年目の夏に向けてますます勢いを増す梅谷心愛に、誰もが惹きつけられている。

文=藤井利香

梅谷心愛

「この子はどんな子?」

――“令和の昭和歌謡少女”としてデビューしたのが、2023年7月。あと少しで1周年ですね。

梅谷 いろいろなところで歌わせてもらうことができ、あっという間に時間が過ぎていきました。初めのうちは歌うことに集中し過ぎて周りが見えていなかったところもあったんですが、少しずつ慣れるうちに周りも見られるようになり、今は「どれだけ会場の皆さんと一緒になれるか」をしっかり頭に入れながらがんばっています。周りの人がいいところも悪いところもきちんと教えてくれるので、それがすごくありがたいですね。反省すべき点はその日のうちにちゃんとして、次の日はピシッと気持ちを切り替えてやれています。

――キャンペーンなど、最初は緊張しますよね。

梅谷 ライブとは違う圧や熱気を感じてドキドキしていましたが、通りすがりの人が「この子、どんな子や?」みたいな視線で立ち止まってくださると、今では“ヨッシャ―”と逆にやる気になります。もっと私を知ってほしいから「応援してもらうにはどうしたらいいだろう」っていろいろ考えますし、苦手だったトークも最近はちょっとあがける自分がいます。お客様の中には「この曲は感情をもっと入れて歌うといいんだよ」みたいなアドバイスをくださる方もいるんですが、そうやって何でも言ってもらいやすい人間でありたいとあらためて思います。それは自分を知るための第一歩になりますから。

「磐越西線ひとり」は歌うほどにぴったり

――さすが! 声をかけたくなる存在になるってことですね。すでに多くの人から愛されているなって感じますが、デビュー曲の「磐越西線ひとり」は自分のものになってきましたか?

梅谷 初めのうちはオーダーメイドの服がまだぶかぶかしていた感じでしたが、最近は肌とか体の輪郭にフィットしてきました。そこからさらに自分の色やアクセントをつけ、もっと歌い込んでいきたいと思っています。それに、イントロから歌の世界観に引き込まれ、重厚でドラマチックなこの歌は、歌えば歌うほど私にぴったりの曲。16歳という歌詞が一つのキーワードで、実年齢(2007年10月26日生まれ)ではもう少しで追い越してしまいますが、いくつになってもこの年の気持ちで歌える気がしているので、大切に歌い続けたいと思っています。

梅谷心愛

カップリング「青い約束」にゾクゾクっと

――このほどリリースされたは「磐越西線ひとり(青春盤)」。好評のデビュー曲に、カップリングとして2曲収録しています。

梅谷 青春盤ということで、2曲とも青春にちなんだ楽曲です。「青い約束」はタイトルからして大好きなんですが、「磐越西線ひとり」と同じ失恋した女の子が主人公です。でも性格的には違って、失恋を糧にして前に進んでいこうという、気持ちが強くて前向きさのある女の子。より私に近いので、フィット感よく、等身大で歌えています。もともとデビュー曲の候補にあったのですが、歌詞もアレンジも新たに変え、ムード歌謡の雰囲気もある曲になりました。

――聴かせていただいて、感情を込めやすい楽曲だと思いました。

梅谷 “空がこんなに 青いのは 人の悲しみ 抱いてくれるから”と始まる歌詞など、私も曲をいただいた時ゾクゾクしました。ただ、リズムがしっかりある曲なので一見歌いやすいんですが、リズムに添って歌うだけでは淡々とし過ぎてしまう。決められたリズムだけれどそこからどれだけ揺さぶって、聴く人を曲の中に引き込んでいくか。作曲の弦哲也先生にも、そのあたりをしっかりアドバイスしていただいています。例えば、最後に入る“青い約束”という歌詞も、サラリと流してしまっては主人公の強い気持ちが伝わらない。「青い」「約束」と区切ってそれぞれにアクセントをつけながら歌うようにしています。カラオケで歌ってくださる場合も、ここは意識してほしい部分です。

梅谷心愛

テレビ番組から生まれた「軌跡」

――もう一つの「軌跡」は『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系列)から生まれた楽曲。“美空ひばり博士ちゃん”の心愛さんに対し、“昭和歌謡博士ちゃん”である14歳の左合桂三くんが作詞。作曲・編曲は18歳の“エレクトーン博士ちゃん”井上暖之くんで、2人がびっくりするほどステキな曲をプレゼントしてくれたんですね。

梅谷 2人の気持ちがひしひしと伝わってくる曲です。J-POPの曲調で、井上くんがひばりさんの曲の中から少しずつメロディーつまんで伴奏に入れてくれました。左合くんも私の名前の「心」「愛」を歌詞の中に入れてくれるなど、本当に私のことを理解して作ってくれたと思うと泣きたいくらいです。これからの意気込みはもちろん、梅谷心愛の今までの歩みも詰め込まれていて、ミュージカルみたいな物語が展開されます。同じような経験をして心の葛藤を抱えてきた人も多いと思うので、自分が主人公になったつもりで聴いて、歌ってほしいです。

――“いつかは咲く 夢と信じて 私は再び 歌う”(1番の歌詞)など、さすが“昭和歌謡博士ちゃん”ならではの歌詞ですね。歌い方にもこだわりたいところですね。

梅谷 ここは大切なキーワードですね。やはりここもせっかくの歌詞を流さないように歌うというのが一つの課題で、この楽曲は音域が広いため音程とか高音の伸びとかを意識すると言葉がつながりやすいんです。私もかなり苦戦して、歌詞も音程も大事にしながら歌を届けられるようにと、今も修行中です(笑)。

梅谷心愛

――途中、セリフが入るのも斬新です。心愛さんの決意が伝わってくるような。

梅谷 そこそこ長いセリフじゃないですか。ダラダラしゃべったら何も伝わらないので、どう語るかという声のトーンや間の配分を3人でいろいろ考えました。青春盤というテーマなので、今回のCDには等身大の私がいろいろ詰まっています。3曲ともに違う色の青春を味わえるので、皆さんに聴いていただけたらうれしいです。

――佐合くん、井上くん、そして心愛さん。ステキな出会いと、最高のトリオになりましたね。

梅谷 昭和大好きトリオは、いつも顔を合わせると昭和のよさについて話し合っています。昭和の時代はこれがよくて、今これをすべきだとか、不思議なトークを繰り広げています(笑)。

梅谷心愛

――CDジャケットの着物は、白と黒に蝶をあしらった大人の雰囲気になりましたね。

梅谷 さらに演歌歌手らしさを出していこうということで選んだ着物です。前回は髪もおろしていましたが、今回はあげてかんざしをつけ、よりたくましい女性を感じてもらえたらと思います。

――夏に向かってパワー全開、そして充実の2年目になるといいですね。

梅谷 はい。この世界って怖いのかなってちょっと思ったりしていたんですが、先輩方もとてもやさしくいつも励まされています。リフレッシュの源の銭湯にも、できるかぎり行っています! 汗をかくとす~っと邪気が抜けていくんです(笑)。プライベートではこうして気持ちの余裕も持ちながら、2年目に向けて元気よく歌っていきたいです!!

 

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2024年4月17日発売
梅谷心愛「磐越西線ひとり(青春盤)」
梅谷心愛

「磐越西線ひとり」
作詞/石原信一 作曲/弦哲也 編曲/猪股義周
c/w「青い約束」
作詞/石原信一 作曲/弦哲也 編曲/猪股義周
c/w「軌跡」
作詞/左合桂三 作曲/井上暖之 編曲/井上暖之
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91565 ¥1,500(税込)

恋を失くした少女がみちのく磐越西線を旅するデビュー曲「磐越西線ひとり」の“青春盤”。カップリングにはオリジナル新曲「青い約束」を収録。梅谷が恋に傷つき大人に憧れる少女の気持ちを歌っている。もう一曲のカップリングにはテレビ朝日系列で放送中「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」から生まれた楽曲「軌跡」を収録。デジタル配信され話題となっていた。同番組に出演している2人の博士ちゃんが作詞作曲を担当、梅谷心愛のデビューを祝して贈られた応援歌だ。

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梅谷心愛

profile
梅谷心愛(うめたに・こころ)
2007年10月26日、福岡県生まれ。小学生のころから祖母の影響で、演歌歌謡曲を歌い、福岡県内の数々のカラオケ大会で優勝。2018年1月には『歌唱王』(日本テレビ)でファイナリスト3位となり、同年4月には『THE カラオケ☆バトル』(テレビ東京)に初出場。翌2019年2月に出場した同番組では、憧れの歌手である美空ひばりの「人生一路」を歌唱し、史上最年少の12歳で100点を獲得。また2019年7月には、大阪・新歌舞伎座で行われた市川由紀乃特別公演の舞台「人生いろいろ~島倉千代子物語」に出演。幼少期の島倉千代子を演じた。小学校卒業後、地元福岡・博多から家族と愛猫8匹と一緒に上京。歌手を目指して経験を積んできた。2023年7月5日、15歳のときに「磐越西線ひとり」でデビュー。同年12月にはデビュー曲の舞台でもある福島県会津若松市から歴代最年少で「会津若松市観光大使」を拝命する。演歌・歌謡曲からJ-POPまで幅広い楽曲を歌いこなす令和の昭和歌謡少女。