福田みのるが25周年記念曲「男の砂時計」「東京ブルーレイン」発売記念スペシャルライブ。作詞・作曲の湯原昌幸や後輩歌手・レイジュがお祝いに

2023.10.02

福田みのるが10月2日、デビュー25周年記念曲の両A面シングル「男の砂時計／東京ブルーレイン」の発売したのを記念し、東京・港区のマリーグラン赤坂で新曲発売記念スペシャルライブを開いた。

俳優として活躍したあと、歌手として演歌から洋楽まで幅広いジャンルを歌ってきた福田は、「25年の間にはいろいろなことがありまして、昨年12月には大病して手術をしたのですが、生き返ってまいりました（笑）。僕も66歳になりました。60代というのは人生の分岐点でして、今年、僕の友人が60代で2人亡くなりました。私も一度、死にそうになりましたが、生をいただきました。だからもう一度、一からやり直そうと思っていたときにこの『男の砂時計』という熟年世代に向けた応援歌をいただきました。そして、『東京ブルーレイン』も私の持ち味、雰囲気を生かした曲でして、どちらも素晴らしい作品です」と語り、「大ヒット目指して頑張っていきたいと思っています」とファンに誓った。

福田みのる

ライブでは新曲「男の砂時計」「東京ブルーレイン」をはじめ、湯原昌幸が作詞・作曲した前作シングル「あまのじゃく」、カラオケで大人気の「つくしんぼ」、平尾昌晃氏が作曲した「人生はカーニバル」、花岡優平氏が作詞・作曲した「大分～Oita～」など全18曲を熱唱。

左から湯原昌幸、レイジュ、福田みのる、「東京ブルーレイン」の作曲家・藤田たかし氏。

途中、サプライズで湯原が花束を持ってお祝いに駆けつけると、福田は大感激した。

湯原は「僕が自分で作って歌おうと思っていた『男の砂時計』を福田さんが気に入って歌ってくださいました。僕は芸能生活60年になりますが、来年、新曲を出そうと思っていまして、そのときにこの『男の砂時計』を、ちょっとアレンジを変えて歌ってみたいなと考えています。それまでにぜひ大ヒットさせてください」と、福田を激励した。

司会者の青空キュートも新曲「男の砂時計」を評して、「福田さんと私は同級生でして、ちょうど65、66歳のこれから人生をまた好きなおまえと共に改めて見つめなおして頑張っていこうじゃないかという非常にポジティブな熟年男性の応援歌だと思います」として共感していた。

湯原は「この曲は、由美子（湯原の妻・荒木由美子）のために書いたようなものです（笑）。自分の遺作みたいなつもりで書きました（笑）が、それを福田さんが丁寧に歌ってくださって、作ったかいがありました」と喜び、福田も「そういっていただけてうれしいです」と笑顔を見せていた。

レイジュは、清水アキラとのデュエットソング「別れ・ない」や、福田との共作となった「東京ブルーレイン」などを歌唱した。

また、現在、清水アキラとのデュエットソング「別れ・ない」が好調の台湾出身の後輩歌手・レイジュも駆けつけ、昨年10月に発売し、いまYouTubeで約13万回が再生されている話題曲「大阪なみだ雨」や、「東京ブルーレイン」（共作として「別れ・ない」のカップリングに収録）を歌唱するなどして、「福田みのるさんは、同じ徳間ジャパンの先輩歌手で、すごく優しくて、私にとってお兄ちゃんみたいな存在です」とステージに華を添えた。