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真田ナオキ

真田ナオキが念願の単独コンサートで大熱唱! 涙を見せつつ、喜びも爆発。来年3月には新曲「渋谷で・・・どう?」を発売へ

単独ホールコンサート。「本当に楽しい~っ」

真田ナオキが12月24日のクリスマスイブに、東京・北区の「北とぴあ さくらホール」で初めての単独ホールコンサートを開催。昼夜二公演行い、第一部18曲、第二部19曲の計37曲を熱唱し、「本当に楽しい~っ」と、何度も何度も何度もファンに訴えていた。

真田は2016年に師匠・吉幾三の作詞・作曲作品「れい子」でデビューしたものの、当初は歌う機会も少なく、自らスナックなどを回って歌う場所を探す日々を過ごした。しかし、そうした努力によって着実に実力をつけ、ファンを増やしていった。

真田が大きな決断を下したのは2019年。テイチクエンタテインメントへ移籍し、2020年1月に移籍第1弾「恵比寿」でメジャーデビューを果たすと、その年の「第62回日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞。いまや、人気・実力ともに鰻登りとなっている。

そんな真田だが、ホールでの単独コンサートは今回が初だった。メジャーデビュー年にファーストコンサートを計画していたが、コロナ禍で中止となり、“単独コンサート”として、ファンの前で歌う機会が奪われたままだった。

これぞ、歌手・真田ナオキの世界

12月22日に32歳になったばかりの真田は、「真田ナオキ バースデー&クリスマスコンサート」と題したステージで、今年3度、「オリコン週間演歌・歌謡シングルランキング」で1位に輝いた最新曲「本気(マジ)で惚れた」をはじめ、吉幾三がプロデュースしたアルバム『真田ナオキの世界』に収録された楽曲を届けた。

アルバム収録曲は第一部と第二部の2公演を通して全曲披露したほか、テイチク移籍後のカップリング曲や、移籍前の作品から「れい子」(デビュー曲)や「別れの夜明け」(セカンドシングル)、「HAMAでダンスを」なども熱唱。「HAMAでダンスを」は埼玉県出身の真田だったが、横浜でライブをする機会が多かったことから、師匠が横浜を舞台にノリのいい歌を、と作ってくれた作品だった。

セットリストは”歌手・真田ナオキの世界”を見せるように、オリジナル作品を中心に構成されたが、クリスマスソングとして、第一部は「チキンライス」(浜田雅功と槇原敬之)を、第二部は「白い恋人たち」(桑田佳祐)をカバーした。またアルバム収録曲「ひとりぼっち」では、ブルースハープにも挑戦しファンを魅了した。

コロナ禍で様々なコンサートが延期や中止となった。真田も同じで、有観客で行う単独公演としては久しぶりのステージとなった。第一部では「やっぱり演歌歌手なので、こうやってお客様の前で生の歌声を聴いていただけることが本当に楽しくて・・・」と言葉に詰まり、メジャーデビュー直後からほぼ2年間コンサートが行えなかったことを振り返って思わず涙する場面もあった。

真田ナオキ

(C)Tomoko Hidaki

第一部ではデビュー曲「れい子」からスタートし、ラストソングは代表曲「恵比寿」で締め、アンコールでは移籍前の「酔いのブルース」を熱唱した。移籍前の最後の曲。自身3枚目のシングルは、各種ランキングでも手応えを感じた作品だった。

第二部の真田は「恵比寿」から歌い始めた。ステージを大きく使い、一気に会場を盛り上げると、観客席はサイリウムの紫で埋めつくされ、艶っぽい光が踊った。

「真田ナオキ、初めての単独コンサート。たくさんお越しくださりありがとうございます。一部もたくさん来てくださいましたが、やっと、少し落ち着きました(笑)。一部は浮き足立っていて・・・。やっと会場の皆さんの顔を見ることができます」

「2021年はあっという間でした。信じられないぐらい早く過ぎました。できないことが多かったこの2年間でしたが、新しいこともたくさん始まりました。配信イベントはコロナ禍じゃなければできなかったでしょうし、電話会では皆さんの声を聞いて、『頑張って』という言葉に声に支えられました。今日、皆さんの前で歌わせていただけるのは一歩前進です。これを機に、また全国を飛び回りたいと思います」

真田は苦しい時にこそ、支えてくれたスタッフやファンに感謝していた。とくにインディーズ時代から支え、ついてきてくれたマネージャーの荒巻義郎さん、渡部恵美子さんには名前を出して、ステージから感謝の言葉を述べていた

次回作「渋谷で・・・どう?」。ナオキの歌物語は続く

現在、ハワイにいるという師匠・吉幾三からはビデオメッセージが届いた。

「我々と同じ年代の歌手の方からは、『本当に、いいお弟子さんだね。腰も低いし、男前だし、歌もうまいし。いいお弟子さんでよかったね』って、みんなから言われます」と、師匠としての喜びを語ったが、「はっきり言いまして、今や、ナオキは敵です!」とライバル心も(!?)。

「私の歌ばかりじゃなく、他の先生の作品も歌えるようになりなさいよとは言っています。すごく努力家なんですごいです。ファンの皆さんがナオキを応援していただいているのはわかっていますが、もっともっとナオキのファンを増やしていただいて、『歌謡曲を歌うのは、真田ナオキだね』って言ってもらえるよう育ててあげてください」

ビデオを通じて真田のファンにそう呼びかけた吉は、「つい最近、レコーディングが終わりましたが、いい曲ができました。応援してあげてください」と、来年3月に真田の次回作がリリースされることを報告した。

ニューシングルのタイトルは「渋谷で・・・どう?」。“ノックアウトボイス”の真田ナオキにしか歌えない、真田らしい歌謡曲になっているという。【渋谷盤】【三宿盤】【DVD付】の3タイプが2022年3月9日に発売される。

僕の道は歌しかない!

「今日は全国からたくさんのファンの方が来ていただいていますが、来年は皆さんのもとへ歌を届けに行きますのでよろしくお願いします」(第一部)

そう来年の抱負を語っていた真田だったが、「僕の道は歌しかない。紅白を目指す」と、歌手としての決意も述べていた。第二部のラストソング「本気(マジ)で惚れた」を歌う前、真田は静かに話し始めた。

「本当に楽しくて楽しくて。あっという間でした。僕ら歌手は現場で歌いたいという気持ちが強くて、同じ思いを持っている歌手はたくさんいます。僕以上に、つらくてつらくて眠れない日々を過ごしている人がいます。僕のように毎日お仕事をさせていただいていても、『みんなに会いたいな』『みんなの前で歌いたいな』。歌詞を間違えて、みんなに『ぎゃ~』って笑ってもらいたいなって。僕、よく歌詞を間違えるのでね(笑)。『ナオキーッ!!』って歓声をもらいたいなとか。いろんな思いが浮かびました」

「この状況はいつ終わるんだろうって、眠れない夜が何度も何度もありました。まだまだ歓声をいただくのは無理ですが、今日、皆様の前で歌わせていただく単独コンサートを開催することができました。僕にとってすごく前進です。大きな大きな一歩です。多くの人に支えられましたが、インディーズ時代からついてきてくれた荒巻さん、そして渡部さんにはとくに支えられ、(コロナ禍でも)いろんな初挑戦をさせてくれました。日常が戻った時に、この初挑戦は確実に僕の身になっています。無駄にはなりません。僕は本当に歌が好きなんだな、とこの2年間に思いを強くしました。僕の道は歌しかないんだなって。いつか“紅白”に出られるように頑張ります」

真田ナオキ

(C)Tomoko Hidaki

“あなたの花になりたいと思って、今日、泣いています”

ナレーションに導かれて、真田は「本気(マジ)で惚れた」を熱唱すると、アンコールに応えて「酔いのブルース」をめっちゃカッコよく披露。コブシを振り上げ、観客をノリノリにさせると、「楽しかった~。本当に楽しかった~。今日があるから頑張ることができた。本当に最高のバースデー&クリスマスコンサートでした。歌手になってよかった」と笑顔を見せた。

大きな拍手に包まれた真田は「もう一曲いっちゃいますか」とファンを乗せると、「恵比寿!!!」と絶叫。自身を全国区にしてくれた大切な一曲「恵比寿」を歌って、喜びを爆発させた。「サンキュー!! また逢いましょう!!」。

※なお、この日のコンサートの模様はCS放送の「チャンネル銀河」にて2022年3月に放送される。

 

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INFORMATION
2022年3月9日発売

真田ナオキ「渋谷で・・・どう?」

【渋谷盤】
「渋谷で・・・どう?」
作詞・作曲/吉幾三 編曲/矢野立美
c/w「仔犬」
作詞・作曲/吉幾三 編曲/矢野立美
テイチクエンタテインメント TECA-22014 ¥1,350(税込)

【三宿盤】
「渋谷で・・・どう?」
作詞・作曲/吉幾三 編曲/矢野立美
c/w「友達(ダチ)の彼女が」
作詞・作曲/吉幾三 編曲/矢野立美
テイチクエンタテインメント TECA-22015 ¥1,350(税込)

【DVD付】(CD+DVD)
「渋谷で・・・どう?」
作詞・作曲/吉幾三 編曲/矢野立美
DVDミュージックビデオ「渋谷で・・・どう?」
テイチクエンタテインメント TECA-22016 ¥¥1,350(税込)

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