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天童よしみ

天童よしみ、相棒たちと新しい時代に新たな挑戦を!~アルバム『Buddy~素晴らしき相棒~』で感謝のメッセージ

来年デビュー50周年を迎える天童よしみがオリジナルアルバムとしては約3年ぶりとなる『Buddy~素晴らしき相棒~』をリリースした。コロナ禍の中、いろんなことが思うようにいなかくなったが、だからこそ、あらためて感じた人と人とのつながりの大切さ。天童はそれを”相棒”への感謝ととらえた。『Buddy~素晴らしき相棒~』はBuddy(バディー)=相棒をメインテーマにした渾身の1枚に仕上がった。

ニューアルバム『Buddy~素晴らしき相棒~』の収録曲は全12曲。自身の代表曲「道頓堀人情」や「珍島物語」などをニューバージョンやRemixにて収録したほか、昨年の『NHK紅白歌合戦』で披露した「あんたの花道」を地元・大阪の名門「大阪桐蔭高校吹奏楽部」の演奏で歌っている。

また、笑福亭鶴瓶の引き合わせにより、シンガーソングライターの半﨑美子が提供した「大阪恋時雨」では紅白でもセッションをしたMattがピアノ演奏で参加。アルバムの中には、Matt化した天童も掲載さえている。

さらに、敬愛するやしきたかじんの「なめとんか」や、美空ひばりのAIが歌った「あれから」などもカバーした。やしきたかじんはデビューして売れなくて、一度、大阪へ戻った時に”天童を紅白歌手にしよう”と、支えてくれた恩人だ。「あれから」は美空ひばりの歌声を再現しようと、テレビ番組『NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり』(2019年)の企画として制作された曲。CGで再現される美空ひばりの元の動きを天童が行った。

そして、このアルバムのために新曲が2曲準備された。まず「広い地球のかたすみで」は、ヒットメーカー・すぎもとまさとが作曲を担当し、Matt同様、紅白歌合戦で共演した武田真治をゲストサックスとして迎えて熱唱している。もう一曲の「涙の破片(かけら)」では、愛弟子のおおい大輔とデュエット。相棒のおおいではあるが、おおいの魅力も引き出された楽曲となっており、必聴だ。

天童よしみ・・・今までお世話になった皆様に感謝。そして新しい時代に新たな挑戦を

天童よしみ

次にアルバムを作るときには今までお世話になった皆様へ感謝を伝えたいことと、新しい時代に向けた新たな挑戦をしたいということを常々考えておりました。

何度もミーティングを重ね選曲していくなかで、あらためて気づかされたのはこれまでたくさんの運命の楽曲と出合い、音楽活動において本当に多くの方々に私は支えられてきたということです。

そこから生み出されたニューアルバム『Buddy~素晴らしき相棒~』には長年歌い続けてきた大切な楽曲のセルフカバーにも挑戦させていただき、素敵な音楽仲間たちと貴重な時間を共有することができました。

正に相棒というテーマに相応しいアルバムとなりました。素敵なアレンジと最高のプレイヤーの音に囲まれてのレコーディングは本当に楽しかったです。

一曲一曲それぞれに生まれてくる様々な感情を歌にのせていくことができました。来年デビュー50周年に向けたステップとして、あらためて自分を見つめ直すきっかけとなるアルバムとなりました。

制作にはコロナ禍もあり、企画から数えると発売まで1年半もの歳月が掛かりました。アルバム制作に関わっていただいたすべてのみなさまに感謝いたします。なお、封入されているリーフレットでは、私のMatt化された世にも美しい写真をご覧いただくことができます(笑)。

このアルバムをお聴きいただいたあなたが、私にとっての一番の「相棒」となり、天童よしみの過去から未来へ向けたメッセージを感じ取っていただければ幸いです。

天童よしみと武田真治

アルバムのための準備された新曲「広い地球のかたすみで」にサックスプレーヤーとして演奏した武田真治(左)。相棒として、天童のレコーディングも見学。天童の超人ぶりに驚いたという。


武田真治「驚くべき集中力。もう・・・ただの超人でした」
2019年、大きな地震があった北海道へ向けてエールを送ろうと、大晦日の紅白歌合戦で『ソーラン祭り節』を歌われた天童さんのステージに、その年にわかに話題になっていた「みんなで筋肉体操」のメンバーと共にお邪魔したのが最初の出会いでした。
生で初めて聴いた天童さんの歌声は、とても力強く、ド派手な紅白の演出の中で埋もれることなどまったなく、むしろ軽々とその空間を凌駕し、「これが本物の歌手なんだ」と強く強く印象づけられました。
それから二年が経ち、今回、「広い地球のかたすみで」のレコーディングのオファーをいただいて、最初正直驚きました。あの紅白での僕のサックス演奏、僕自身初の紅白という大舞台であったため、力みまくって全身全霊でプレイさせていただいたので、少々やかましかったのではと心配していたからです。
しかし、デモ音源を聴かせていただいてさらにびっくり。なんとそのサウンドは「ファンク・ロック」‼︎ シンセサイザーで仮に入れられたサックスのメロディは、ハイトーンで歪みまくって超絶ぶっ飛んでいたからです。そして、天童さんご自身で吹き込まれた仮歌は「どこが仮なんだ!?」と聞きたくなるほど力強く伸びやかで、あれだけのキャリアと地位がありながら、いまだにチャレンジ精神に溢れたものでした。
僕も負けじと吹き込んだサックスのデータをお送りしたところ、一発OKをいただけて、次は天童さんの本番のレコーディングを見学したいとリクエストを出したら、そちらもご了承いただき、いざスタジオへ。
早い早いとは聞いていましたが、天童さんの歌録りは本当に早かった! 音のバランスを取るためにテストで一回歌われて、本番が2テイクのみ!!
驚くべき集中力。もう・・・ただの超人でした。こっそり携帯で録画したレコーディング風景、いつかどこかで、皆さんにお見せしたいくらいです。
「頑張るさ、頑張るさ」と謳われるこの楽曲は、この大変な時代に生きる多くのかたの胸に響くのではないでしょうか。天童よしみさん! 天童さんがこの曲を歌われるとき、僕はいつでもサックス持って駆けつけます! 貴重な経験を本当にありがとうございました。

天童よしみとMatt

Mattは相棒として、天童が歌う「大阪恋時雨」でピアノ演奏として参加。天童をMatt化もした。

Matt「まさかコラボとは! 天童さんの歌声に感動」
天童さんと出会って約1年。こんなにも素敵な機会を頂きいつも気さくにお話ししてくださり本当に僕は幸せです。イヤモニから聴こえる天童さんの歌声にいつも感動してます。
優しさ、喜び、哀しさ、、、色んな感情が生まれてきます。
帯同したスタッフも毎回感動して私生活でもよく歌を口ずさんでます。デビューしてから4年。
まさか天童さんとコラボできるとは夢にも思ってなかったので楽曲に参加できたことをとてもうれしく思います。また一緒に音楽できることを願っております。本当にありがとうございました。


2021年4月21日発売
天童よしみ ニューアルバム
『Buddy~素晴らしき相棒~』

『Buddy~素晴らしき相棒~』
テイチクエンタテインメント TECE-3634 ¥2,500(税込)

収録曲
1.道頓堀(とんぼり)人情(ニュー・バージョン)
2.大阪恋時雨 feat.Matt(Piano:Matt)
3.涙の破片(かけら)(デュエット:おおい大輔)※
4.花筏-Hanaikada-<Remix>
5.あんたの花道(指揮:梅田隆司/演奏:大阪桐蔭高校吹奏楽部)
6.美しい昔 2021
7.広い地球のかたすみで(Guest Sax Player 武田真治)※
8.あれから
9.珍島(チンド)物語(ピアノバージョン)<Remix>
10.梅いちりん<Remix>
11.なめとんか
12.歌は、わたしの人生<Remix>
※新曲

Profile
天童よしみ
(てんどう・よしみ)
天童よしみ9月26日生まれ。大阪府八尾市で育ち、1971年、「ちびっこのど自慢」に出場して優勝。その実力が認められ、フジTV系の「いなかっぺ大将」挿入歌「大ちゃん数え唄」をレコーディング。また読売テレビ「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜き、最年少で7代目チャンピオンとなる。1972年、「風が吹く」でデビュー。1985年の「道頓堀人情」でブレークし、1993年、「酒きずな」で「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たす。1997年にリリースした「珍島物語」が大ヒットし、その後の活躍は衆目の一致するところ。近年の活動も積極的で、2018年8月にはアルバム『VOICE』の発売を記念して、品川ステラホールでコンサートを開催し、全国の映画館にも映像を生配信。演歌業界初のライブビューイングを行う。2019年1月には平成最後の人生応援歌として「一番星」を発売。新元号「令和」となった2019年6月は、笑福亭鶴瓶が”泣けて泣けてしょうがないねん”と評価した、自身初のラブソング「大阪恋時雨」をリリース。2020年は3月には天童節炸裂の「日の出前」を発売。またYouTube公式チャンネル「天童よしみのなめたらアカンちゃんねる」開設、インスタグラムにも挑戦するなど、さらに活動の幅を広げつつ、アニメソングとしては「大ちゃん数え唄」以来、NHK Eテレのアニメ番組「オトッペ」の新エンディング曲「オトッペおんど」(6月発売)を歌う。2021年1月、新曲「残波」をリリースし、4月にはアルバム『Buddy(バディー)~素晴らしき相棒~ 』をリリースした。

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