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梅川壱ノ介、葉月みなみ

改名10周年の幕開け! 舞踊家・梅川壱ノ介が人間国宝・坂東玉三郎譲りの「地唄」に初挑戦。歌手・葉月みなみも「憧れ」の舞台に感嘆

東京バレエ団、歌舞伎俳優を経て舞踊家へ転身という異色の経歴を持ち、人間国宝・坂東玉三郎氏に師事する舞踊家・梅川壱ノ介。国内のみならず海外でも高い評価を得ている彼が1月24日、東京・南青山の銕仙会(てっせんかい)能楽研修所にて「梅川壱ノ介 新春舞踊公演」を開催した。

梅川は2016年の転身以降、古典の継承はもちろん、現代アートやオーケストラとの共演、さらには「鬼滅の刃」を題材にした作品など、日本舞踊の可能性を広げる革新的な活動を続けてきた。また、知的発達障害のある子どもたちのための活動や海外文化交流にも尽力し、今最も注目されるアーティストの一人として数えられている。

梅川壱ノ介

梅川壱ノ介

改名10周年の節目となる今年、最初の舞台に選んだのは格式高い能楽堂。超満員の熱気に包まれる中、幕を開けたステージで梅川は、「本日は新春にちなんだめでたい曲を選ばせていただきました。新年のおめでたいひとときを皆さまとご一緒に過ごすことができたらいいなと思っております」と挨拶。祝祭感あふれる「長唄『七福神』」で華やかに幕を開けた。

続く「地唄舞『松竹梅』」では、箏、三味線、尺八の三曲合奏に乗せ、長寿や繁栄を象徴する吉祥の世界を格調高く表現。そして「地唄舞『八島』」では、源平合戦の激しさと自然の美しさを対比させる独自の身体表現を披露し、観客を静謐かつ力強い世界観に引き込んだ。

梅川壱ノ介

梅川壱ノ介

会場には、梅川と親交の深い歌手・葉月みなみも「梅川さんの今日の公演が大成功されるように」と、応援に駆けつけた。そして、以前から梅川の活動に憧れていたという葉月は、「いつか同じ舞台で歌と踊りのコラボができたら最高ですね」と熱烈なエールを送った。これに対し梅川も「チャンスがあったらぜひご一緒させていただきたい」と応じ、将来的なジャンルを超えた共演への期待を抱かせた。

300年から400年前の古典作品に流れる「時代」を体験できることに魅了され、この道を歩む梅川壱ノ介。節目の年を迎え、その眼差しはさらに深く、広く、日本の精神を未来へとつなぐ先を見据えている。

梅川壱ノ介、葉月みなみ

梅川壱ノ介 コメント
「10周年の節目の年に初めて『地唄』というジャンルの踊りを披露させていただくのですが、地唄は玉三郎先生が得意としていて、僕は今回初めて挑戦させていただくので、それをぜひ皆さまに見ていただきたいと思っていました。新春公演ですので、新春にちなんだおめでたい曲と縁起のよい演目を用意させていただきました。

今回の舞踊で演じているのは、300年とか400年前の古典作品です。そこに流れていた時代を体験できる(ことに魅せられて舞踊の世界に入りました)。その時代のものを僕が体現して踊るわけですから、その時間とか、文化とか、精神とかがこの踊りの中にはたくさん含まれていて、そういうものを少しでも感じていただけたらうれしいですし、その時間を楽しんでいただきたいです。(10周年の)今年は古典作品をもっともっとしっかり見せられるように精進していきたいですし、今年も海外公演がありますので、海外での取り組みもしっかりと努めていきたい」

葉月みなみ コメント
「梅川壱ノ介さんは日本の伝統の文化を身近に感じられるようわかりやすく指導されていて、すてきな舞踊家さんだなと以前からあこがれていました。実は梅川さんの生の舞台は今回初めて見せていただくのですが、ものすごく楽しみにして来たので、この時間を大切に過ごしまいた。いつか同じ舞台で歌と踊りのコラボができたら最高ですね」

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