レイジュ、湯原昌幸

“太陽の歌姫” レイジュがデビュー15周年記念ライブで感謝の熱唱! スペシャルゲストの湯原昌幸もエール。「世界で一番幸せな歌い手です」

レイジュが8月2日、東京・港区のマリーグラン赤坂で、ゲストに湯原昌幸を迎えて、デビュー15周年記念スペシャルライブを開催。両A面の記念シングル「サイナラあんた/レイジュのブルース」を披露したほか、湯原のギター演奏で歌声を聴かせ、また母国・台湾への思いを歌に乗せるなど幅広い作品を届けると、天真爛漫な笑顔を見せた。

レイジュ

演歌への憧れが導いた日本での歌の道

台湾・宜蘭(イーラン)県出身、泰雅(タイヤル)族のレイジュは17歳の時、プロ歌手として台湾国内での活動をスタート。香港、マレーシア、シンガポールなど東南アジアに活動の拠点を広げた。2011年には憧れだった日本において「追分おんな節」(アーティスト名:謝宛君《しゃ わんちゅん:本名》)でCDデビューを果たすと、九州を拠点に着物姿でキャンペーンを展開した。

「初めて石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』を聴いて、日本にまだ行ったことがないのに、なんだか風景が見えたんです。だから日本で音楽の勉強をしたいなって思って。そして、福岡の久留米というところに行きました」

演歌への純粋な憧れが、彼女を日本へと導いたのだった。

レイジュ

転機となったのは2019年。師と仰ぐ荒木とよひさ氏のプロデュースで芸名を麗珠(レイジュ)に改名、「いのちの愛」をリリース。2020年は荒木氏プロデュース第2弾として「そして…Good bye day/希望の種子」をリリースした。

そして、2022年には活動拠点を東京に移し、芸名を現在の“レイジュ”に改めると、湯原昌幸がペンネーム・穂波唯名義で作曲した「手相」を徳間ジャパンコミュニケーションズから発売した。

レイジュ

レイジュ

15周年の感謝と決意を込めた記念曲

徳間ジャパン移籍第2弾シングルにして、代表曲「大阪なみだ雨」(2022年)からスペシャルライブをスタートしたレイジュは、本州上陸を目前に熱帯低気圧に変わった台風8号に触れると、「今日は(本当なら)台風の日です! でも、上陸しませんでした。これはきっと神様がいらっしゃいますね。レイジュの15周年、お天道様も応援していただいているんだと思います」と歓喜。「台風(!)の中、足を運んでお祝いに駆けつけてくださり、本当にありがとうございます。この15年、私が日本で習ったことを、一生懸命、心を込めて歌わせていただきます」と感謝を伝えると、早速、デビュー15周年記念曲「サイナラあんた」と「レイジュのブルース」を披露した。

レイジュ

レイジュ

「サイナラあんた」は、作詩家・もず唱平氏が描く潔い女性像を、作曲家・徳久広司氏の軽快なメロディに乗せた決別ソング。レイジュは「いけないのよね この儘(まま)じゃ《中略》 だから だから サイナラあんた」(歌詩より)と小気味よく歌い上げ、明日へ向かう女性の力強さを表現した。

レイジュ

一方、自身の名前を冠した「レイジュのブルース」は口笛のイントロからムーディーな気分に浸れる一曲。レイジュはステージの階段に腰掛けると、作詞家・髙畠じゅん子氏が紡ぐ、大人の女性が抱える孤独や哀愁をしっとりと、そして聴き手の心に寄り添うようにムードたっぷりに披露した。

レイジュ

デビュー15周年という特別なステージは4部構成で展開された。代表曲と新曲を披露したレイジュは、第2部として母国歌手の作品からジュディ・オングの「魅せられて」、テレサ・テンの「別れの予感」、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を歌い上げた。

レイジュ

レイジュ

「魅せられて」では、ジュディよろしく扇状に衣裳の袖を広げ、エキゾチックで妖艶な雰囲気を演出し、「別れの予感」ではテレサ・テンの歌声が入るデュエットバージョンの貴重なオケで歌唱し、尊敬する歌手・テレサと美しいハーモニーを届けた。そして、「雨の御堂筋」では客席をラウンドし、ファンとの絆を深めた。

レイジュ

レイジュ

湯原昌幸が祝福。ギター演奏でレイジュにエール

こうして2部を終えたレイジュ。スペシャルゲストの湯原昌幸のステージを挟んで、第3部のステージに立つと、湯原がギター演奏で祝福。レイジュは女性の恋心を描いた湯原の作曲作品「手相」をアコースティックバージョンでファンに届けた。

レイジュ、湯原昌幸

レイジュ、湯原昌幸

レイジュ、湯原昌幸

ここでデビュー15周年記念曲の作家陣からビデオメッセージが届けられた。もず唱平氏は「15年はまだまだ未成年。ここからが大人です」、徳久広司氏は「15年前に久留米で会ったときから光るものがあった」と温かいエールを送り、レイジュは感激していた。

レイジュ、中尾美穂

祝電も届き、司会の中尾美穂(元・文化放送アナウンサー。現在はフリー)が代読した。2023年に「別れ・ない」でデュエットした清水アキラは「これからが本当の勝負だよ。また機会があったら一緒にデュエットしようね。頑張って!」とメッセージを送り、「レイジュのブルース」を作詞した髙畠じゅん子氏は「私の作品をたくさん歌ってくれてありがとう。これからもますますのご活躍、期待しています」とレイジュを労った。

レイジュ

万感の思いを胸に、次にレイジュが歌ったのは「そして…Good bye day」のカップリング曲「希望の種子」だった。九州時代の2019年、福岡をはじめ九州北部が大変な水害に見舞われた際に応援歌として作られたこの曲を、平和への祈りを込めて手話を交えながら熱唱した。

レイジュ

レイジュ

さらに、自身のルーツである台湾の情景を歌ったミニアルバム『台湾・歌紀行』から、「台北・中山北路(タイペイ・ツォンサンベール)」と、観光地としても有名な基隆市の風景を歌った「星降る基隆(キールン)」を披露。「星降る基隆」では、”キールン!”と、ファンとのコール&レスポンスも楽しむと、「もうレコーディングは終わりました」と、9月17日に『台湾・歌紀行 vol.2』がリリースされることを伝えた。

“太陽の歌姫” 民族の誇りを胸に、未来へ

ライブは最終盤の第4部へ。レイジュは15周年記念曲のために作られた、自身のルーツ・タイヤル族の伝統文様がデザインされたNium Ispaliday氏(「現初原形」)デザインの衣裳に着替えてステージに現れた。

テキスタイルに描かれた正ひし形の文様は、台湾原住民タイヤル族の世界観や祖先の目を象徴すると言われる。スタイリッシュなステージ衣裳ではあったが、彼女が民族の誇りを胸に、祖霊に感謝を抱いていることがひしひしと伝わってきた。

レイジュ

「レイジュのブルース」と「サイナラあんた」を再び熱唱すると、レイジュはファンへの感謝を自身の言葉で伝えた。

「4年前に東京に来て本当に良かったです。ずっと九州にいたら、こんなに素敵な先輩、先生方、そして皆さんと出会えませんでしたから。私、本当に世界で一番幸せな歌い手だと思います!」

レイジュ

九州の地は愛すべき第二の故郷だったが、上京後の歌手活動を支えてくれたすべての人の支えに感謝しつつ、本編ラストは自身の歌手人生を歌った「人生はひまわりのように」(「大阪なみだ雨」のカップリング)を高らかに歌い上げた。

「すべての過去を想うと 涙が止まらないよ けれども歌があるから 歩くよこの道」(歌詩より)と決意しつつ、遠い故郷に感謝する同曲は、太陽のような笑顔を振りまく彼女にぴったりの、ポジティブでスケール感もたっぷりの作品。“太陽の歌姫”の歌声に会場は温かい拍手に包まれた。

レイジュ

日本と台湾の文化の架け橋となるべく、埼玉国際文化交流協会の親善大使にも就任したレイジュ。東京でのデビュー15周年記念スペシャルライブを終えると、8月17日に第二の故郷・福岡で、松原のぶえをスペシャルゲストに、幸田和也をゲストに迎えて「デビュー15周年記念・感謝のコンサート」を開催する。

さらに12月1日には、母国・台湾で初の「故郷台湾凱旋コンサート」を行い、15周年の節目にさらなる飛躍を誓う。

レイジュ

レイジュ

「この15周年記念は、本当に私だけの周年じゃないと思います。皆さんにこうして応援していただいたから、私、歌手になりました。私が皆さんに『おめでとうございます』と言いたいです」

「頑張って!」の声援も飛ぶ中、レイジュはアンコール用に準備してきた「また会いましょう」を歌うと、「また会いましょう! 台湾でね!! 元気でいてくださいね!」と呼びかけた。

湯原昌幸

福田みのる

スペシャルゲストの湯原昌幸は、名曲「雨のバラード」やヒット曲「冬桜」、新曲「たそがれロマン」、そしてGSメドレーなどを歌ってレイジュを祝福。歌仲間の福田みのるもゲストとしてステージに立ち、新曲「男の砂時計」などを披露して華を添えた。

 


2025年5月14日発売
デビュー15周年記念曲
「サイナラあんた/レイジュのブルース」

「サイナラあんた」
作詞/もず唱平 作曲/徳久広司 編曲/矢田部 正
「レイジュのブルース」
作詩/髙畠じゅん子 作曲/徳久広司 編曲/矢田部 正
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91624 ¥1,500(税込)

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