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橋幸夫、ZERO

橋幸夫とZEROが新曲「絆」の発売日に、韓日友好音楽“絆”大使に任命。歌で国と国をつなぎ、紅白出場にも意欲。

橋幸夫と韓国人歌手のZEROが新曲「絆」発売日となる4月23日、韓日友好音楽“絆”大使に任命され、神奈川・横浜市の駐横浜大韓民国総領事館にて金玉彩(キム オクチェ)総領事より委嘱状を拝受した。また、橋とZEROは日本レコード大賞とNHK紅白歌合戦への出場も狙いたいと話した。

「絆」は1984年に橋が発売した楽曲であり、翌年、韓国でもカバーされ大ヒット。今回、ZEROとのデュエット曲として橋がセルフカバーした。一方、ZEROは韓流ドラマ『美しき日々』主題歌を歌い注目された韓国人歌手。2011年にはビクターから日本でのメジャーデビューを果たした。

橋幸夫、ZERO

2025年は日本と韓国が国交を正常化して60周年となる節目の年となる。デュエット曲「絆」の誕生の背景を知った金(キム)総領事が感銘し、日韓国交正常化60周年を記念した「韓日友好音楽“絆”大使」を二人に委嘱することとなった。

大使に就任した橋は、「夢のような日になりました。小学生のときから韓国人の友人がいて、『韓国ってどういう国なんだろうか』と思うほど身近な存在です。韓国人の知り合いも多く、大好きな国です。韓日友好音楽“絆”大使に任命され、感謝しています」とコメントした。

橋幸夫

また41年前の作品を日韓国交正常化60周年の年に歌うことになり、「私は”絆”という言葉が大好きです。歌手復帰(80歳となった2023年5月に歌手を引退したが、昨年4月に復帰)がなければ今回のリリースもなかったので、人と人の出会いの素晴らしさを感じます。歌には国をつなぐ力があると実感している」と、「絆」が日韓の架け橋になるように歌っていくと願った。

同じく大使となったZEROは、青春時代に「絆」(韓国ではナミが「悲しい縁〈スルプンインヨン〉」というタイトルでカバー)を聴いて育ち、カラオケでも歌っていたそうだが、原曲が橋幸夫の作品だとは最近まで知らなかったという。

「日本に来て20年になりますし、夢グループのコンサートで橋さんとはこの8年ほど一緒にステージに立たせていただいていましたが、韓国でヒットしていた『絆』の原曲が橋幸夫さんの作品だとは最近まで知りませんでした。その事実を知った時には鳥肌が立ちました。そして、一緒に歌いたいと思いました。韓日国交正常化60周年の時に知ることができたのは神様が教えてくれたのだと思います。『絆』をヒットさせたいですが、それ以上にこの作品で国と国との絆を深めたいと思っています」

橋幸夫、ZERO

左から夢グループ 石田重廣社長、橋幸夫、ZERO、金玉彩 駐横浜大韓民国総領事。

橋とZEROを韓日友好音楽“絆”大使に任命した金(キム)総領事は、韓国では若者が日本の歌を日本語で歌うのが流行っていることなど韓国での日本文化の浸透について説明。橋とZEROには「絆」の歌詞にあるように、「韓日の絆の糸を固く結んでいただけることに期待しています」と語った。

また同曲を世に送り出した夢グループの石田重廣社長は、「韓国で40年も『絆』が親しまれていると知り、この歌をリリースする話が進みました。みんなが友人となり、笑える世界になればと思います」とコメントした。

作詞・阿木燿子、作曲・宇崎竜童。約40年の月日を経て、デュエット曲として新たな息吹が吹き込まれた「絆」。このリリースを機会に、橋は「日本レコード大賞では企画賞を受賞したいし、紅白出場も狙いたいですね」と意欲をみせた。またZEROも、「橋さんは紅白に19回出場されていますので、20回ぴったりにさせたい。私は0(ZERO)なので、1にしたい」と願った。

 


2025年4月23日発売
橋 幸夫・ZERO 「絆」 
橋幸夫、ZERO

01 「絆」(橋 幸夫・ZERO)
作詞/阿木燿子 作曲/宇崎竜童 編曲/若草 恵
02 「絆」(橋 幸夫)
03 「絆」韓国語バージョン(ZERO)
04 「絆」橋 幸夫オリジナルカラオケ
ビクターエンタテインメント VICL-37769 ¥1,500(税込)


橋幸夫
【橋 幸夫プロフィール】
高校1年でビクターエンタテインメントのオーディションに合格し、作曲家・𠮷田 正氏に師事する。1960年17歳の時に、「潮来笠」でデビュー。同曲の爆発的ヒットで、日本レコード大賞新人賞の第1回目の受賞者となる。 更に「いつでも夢を」「霧氷」で2度のレコード大賞を受賞し、舟木一夫氏、西郷輝彦氏らと共に「御三家」として人気を集める。NHK紅白歌合戦出場19回。

ZERO【ZEROプロフィール】
1998年から韓国初のサイバー歌手「ADAM」として活動を開始。2001年、韓国ドラマ『美しき日々』の劇中でリュ・シウォン演じるサイバー歌手「ZERO」の歌が流れる場面で、実際に同曲を歌いアーティスト名を「ZERO」に変更。同ドラマが日本で放送されたことがきっかけで日本でもブレイク。2011年にはビクターから日本でのメジャーデビューを果たした。