小牧勇太

小牧勇太が鮮烈デビュー! 故・中村泰士氏から託された遺作「母は海」で心に響く歌手へ

身長180センチの長身で、どこか小林旭を彷彿とさせる小牧勇太。故郷・石川県金沢から歌手を目指して上京して18年。普段は夢グループの社員として働きながら、ついにつかんだ夢。「喝采」「北酒場」で知られる故・中村泰士氏から託された遺作「母は海」で大きな海にこぎ出した。

“貧乏 辛抱 男の宝 涙の河なら岸へと渡れ”

――念願の歌手デビューですね。新曲「母は海」はどのような曲でしょうか?

小牧勇太 お母さんが息子を思う厳しい心情が歌われた非常にスケールの大きい作品です。最初に作品をいただいたときは、母が息子を心配している歌詞や、逆に息子が母を“でっかく青い海”と表現しているところなど、今までの自分の人生に経験がない歌詞だったので、主人公になりきらないといけないなと思いました。メロディーを含めて、インパクトが強い曲になっています。

――作詞・作曲は、中村泰士先生ですね。残念ながら2020年12月に先生はお亡くなりになりました。

小牧勇太 先生がお亡くなりになる2カ月ほど前に、楽屋に呼ばれました。「お前のためにいい曲ができたよ」とギターを弾きながら聴かせてくださいました。それが「母は海」とカップリングの「天晴れ男子」でした。

――中村先生との出会いは?

小牧勇太 普段は、夢グループの社員として働いていますが、中村先生が夢グループのコンサートに出演されていたときに、車の運転手を務めさせていただいていました。コンサートツアー中は酒席にも呼んでいただき、いろいろな話を聞かせていただきました。先生からは生前、「思いっきり歌いなさい」と言われました。

――レコーディングはいかがでした?

小牧勇太 多少手こずりましたが、数回歌って何とかOKをいただきました。始めは優しく、サビから力を込めて歌っています。とくに、サビの“貧乏 辛抱 男の宝 涙の河なら岸へと渡れ”は聴きどころとなっています。盛り上がりのメロディーが圧倒されますので、曲に負けないよう考えながら歌いました。中村先生の渾身の一曲です。僕自身、詞の内容を理解するまでに時間がかかりましたが、ぜひ皆様に覚えて歌っていただければと思います。また、歌われる方それぞれが、ご自分の母親への気持ちを思いながら歌っていただける作品だと思います。

皆様の心に響く歌を。小牧勇太、前進します!

――子どもの頃からの夢が実現しましたね。

小牧勇太 はい。デビューを親に報告したら「やっとお前も歌手になれたな」と笑ってくれました。じつは故郷の金沢で開催されるコンサートで、前座歌手みたいなことをさせていただき勘違いしました。東京へ行けば歌手になれると(苦笑)。でも、なかなか歌手への道は開けず、アルバイトの日々でした。30歳も半ばになった頃です。演歌歌手を目指しているやつがいるという話を聞きつけた夢グループの石田重廣社長が、ラーメン店で働く僕のもとへ訪ねてきてくださいました。歌手になれるという保証はありませんでしたが、夢グループで働きながら歌手を目指せることになりました。

――どんな歌手になりたいですか?

小牧勇太 23歳で上京して18年、やっとつかんだメジャーデビューです。聴いてくださる皆様の心に響く歌を歌える歌手になりたいと思います。現在、尊敬する歌手・橋幸夫さんの「橋幸夫引退コンサート」のステージに立たせていただいております。2023年5月まで続くコンサーツアーで全国を回ります。皆様のお近くにお邪魔したときは、ぜひとも観に来てください。小牧勇太、これからも前進していきます。応援のほどよろしくお願いいたします。

 

INFORMATION

ラジオ番組「オトカゼ歌の交差点」(3月19日(土)朝6時~放送)
「明日へ輝け! この一曲!! オトカゼ・セレクション」のコーナーで、小牧勇太「母は海」をお届けします。
詳細は、「オトカゼ歌の交差点」概要ページ

 

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2022年3月2日発売
故・中村泰士の遺作でデビュー
小牧勇太「母は海」
小牧勇太

「母は海」
作詞・作曲/中村泰士 編曲/綛田陽啓
c/w「天晴れ男子」
作詞・作曲/中村泰士 編曲/綛田陽啓 with 夢あっぱれ応援隊
夢レコード YZYM-15103 ¥1,350(税込)

小牧勇太のデビュー曲「母は海」は、母への思いを歌った故・中村泰士氏の遺作。カップリング曲「天晴れ男子」は元気ソング。「アップテンポの元気いっぱいの曲です。こちらも皆様に覚えていただいて、歌ってほしい一曲です」(小牧)。


profile
小牧勇太(こまき・ゆうた)
12月17日、石川県生まれ。子どもの頃から歌が好きで、小林旭に憧れ、歌手を夢見る。23歳の時、メジャーデビューを目指し上京。鳴かず飛ばずの生活が続くが、通信販売やコンサート事業を手がける夢グループに就職後、コンサートの舞台裏業務に励みながら自身初のオリジナルCD制作のチャンスをつかみ、2018年に「サムライ人」(作詞・作曲は狩人の高道)を発売。2020年2月にはカバーアルバム『心に残る唄を歌える歌手になりたい』をリリース。夢グループの社員でありながらも、自社主催のコンサートでは先輩歌手と同じステージで歌唱する機会を与えられ、日々勉強。2022年3月、故・中村泰士氏の遺作「母は海/天晴れ男子」でデビュー。デビュー後も会社員と歌手の“二刀流”で前進する。尊敬する人は小林旭、橋幸夫。特技は空手と水泳。

夢レコード 小牧勇太ページ

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