葉月みなみがTVアニメ主題歌「コブラ」をカバー。前野曜子が歌った名曲を世界戦略曲第6弾として世界配信!
“マジカルボイス” 葉月みなみが10月1日、世界戦略曲第6弾として「コブラ」をリリースした。同曲は原作・寺沢武一によるTVアニメ『スペースコブラ』の主題歌として、1982年に前野曜子(元ペドロ&カプリシャスのヴォーカリスト)が歌った作品で、葉月にとって初のカバーシングルとなる。
葉月は音楽を楽しむスタイルの変化を先取りし、日本最大の音楽ディストリビューション・ディストリビューター(音楽配信代行サービス)「TuneCore Japan」の協力のもと、世界185カ国に楽曲を配信。2022年9月10日に世界戦略曲第1弾として「レイニー・バスステーション」を送り出した。
「コブラ」は1978年から『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした寺沢武一によるSFコミック。左腕に高性能光線銃“サイコガン”をつけた宇宙海賊“コブラ”の活躍が描かれている。1982年(昭和57年)7月には劇場用アニメ『スペースアドベンチャー コブラ』として映画化され、同年10月からはTVアニメ『スペースコブラ』として放送された。
楽曲のタイトルでもある「コブラ」は、TVアニメのオープニングテーマとして制作され、冬杜花代子が作詞、『ルパン三世』ミュージックの生みの親としても知られる大野雄二が作曲。ペドロ&カプリシャスの初代ヴォーカリスト 前野曜子が歌ってヒットした。
「私は昔からアニメが大好きで、自分のライブでもよくアニメの歌を歌わせていただいていますが、『コブラ』というアニメ作品は今回初めて知りました」
葉月が「コブラ」を歌うことになった経緯を説明する。
「プロデューサーの岩尾三四郎さんとアレンジャーの周防泰臣さんが、私の新曲の打ち合わせをしている中で、岩尾プロデューサーから『次回作はカバー曲をやってみたい』という企画が出されたそうです」
そこで周防から提案されたのが同曲だった。
「周防さんから、昔ヒットした『コブラ』というポップなアニメ主題歌があるのですが、どうでしょうか、というご提案をいただき、そのヴォーカルが前野曜子さんだったこともあってその場で決まりました」
前野曜子といえばペドロ&カプリシャス時代に歌った「別れの朝」が大ヒットして一躍、人気を博したが、その後、ソロ歌手として活動。「コブラ」を歌ったころには闘病生活が始まったとされ、1988年7月31日、40歳の若さでこの世を去った名ヴォーカリストだ。
「前野さんの『コブラ』は、このお話をいただいて初めて聴かせていただきましたが、素晴らしい歌唱力と躍動感にあふれるビートの効いた楽曲に魅せられ、とにかくカッコよかったので、一度聴いただけでぜひ歌ってみたいなと思いました」
デビュー16年目にして、葉月がカバー曲をリリースするのは今回が初めてとなるが、冬杜花代子・作詞、大野雄二・作曲、そして周防泰臣の編曲により令和に蘇った葉月版「コブラ」を大人っぽさと野性味のある歌い方でレコーディングした。
「作品は歌詞の中には英語歌詞もたくさん出てくるのですが、英語の入った歌は初めてですし、“マジカルボイス”をどこまで進化させることができるのか、私にとっての新たな挑戦でした。それだけに歌い甲斐もありますし、このアニメは当時、フランスなど海外でも人気を集めたそうなので、世界配信にふさわしい楽曲として世界中で大ヒットさせたいと思います」
今年は原作者・寺沢武一氏が亡くなって一周忌となる。各地で追悼展が行われたが、葉月は命日である9月8日、北千住マルイ(東京)で開催されていた「一周忌追悼 寺沢武一 原画展~Peace&Love~」を訪れると、寺沢ファン、コブラ・エンスージアストたちが残したメッセージボードに自身も書き込んだ。
「主題歌『コブラ』 心をこめて歌わせていただきます。先生、ありがとうございます♪ マジカルボイス 葉月みなみ」
2024年10月1日配信
世界戦略曲第6弾
葉月みなみ「コブラ」
“マジカルボイス”葉月みなみがカバー曲を初リリース。タイトルは「コブラ」。原作・寺沢武一によるTVアニメ『スペースコブラ』の主題歌として、1982年に前野曜子(元ペドロ&カプリシャスのヴォーカリスト)が歌った作品だ。作詞・冬杜花代子、作曲・大野雄二による楽曲を周防泰臣がアレンジ。葉月みなみバージョンの「コブラ」が誕生した。
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