大月みやこが60周年記念コンサートを開催。「大月みやこの歌世界を身近に感じて」
デビュー60周年を迎えた大月みやこが10月6日、東京・中央区の浜離宮朝日ホールで記念コンサートを開催した。
「~このひと時 今もあなたと~」と題された60周年記念コンサート。オープニング「ノクターン」の後奏で、大月は「ようこそ・・・、今回のコンサートでは素敵なホールでお逢いできました」と挨拶。「この季節に似合った、私、大月みやこの歌世界。ゆったりと、そして、うんと身近に感じていただけたらうれしい」と語ってコンサートをスタートした。
「改めまして、今回60(年)ということを思いながら、こんな時を迎えられるなど、想像もしておりませんでした。ふり返りますと、いろいろなシーン、たくさんの出逢い、歌えることの幸せを思いながらも、ふと心が折れそうになった時もあったような・・・。でも、『いつも、どこかで聞いてもらえている』。そう思うと、幸せでした」
大月はさらに続ける。
「時を重ねるほどに、日本の歌謡曲の素晴らしさ、日本の言葉の美しさ、温かさを感じています。それぞれの時代に人を慰め励ましてくれた名曲たちを大切に歌いつないで行きたいという思いです」
大月は時代を振り返りながらも、懐かしい曲を「その中から新鮮に感じていただけたら」と、この日のために準備してきた作品を心をこめて歌唱していく。
前半は日本の歌謡曲を辿って、「カチューシャの唄」や「宵待草」、「波浮の港」、「長崎の鐘」、「東京キッド」、「有楽町で逢いましょう」、「見上げてごらん夜の星を」など大正、昭和の名曲を披露した。
後半は、「女の港」のほか、船村徹の歌世界、そして、「白い海峡」、「女の駅」、最新曲の「今も…セレナーデ」など、オリジナルヒット曲の数々で会場を楽しませた。
なお、このコンサートのDVDとライブCDは、来年2月に発売される予定だ。