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新浜レオン

新浜レオンが5周年記念コンサートで「一番幸せな日になった。紅白を捕まえたい」。五木ひろしのサプライズ出演に歓喜も。

2023年5月11日。超満員のLINE CUBU SHIBUYAは大歓声と熱狂の渦に包まれた。

5周年記念と銘打った新浜レオンにとって記念コンサート。派手なオープニング映像後に登場した新浜が最初に歌うのは大ヒット中の最新シングル「捕まえて、今夜。」。ちょうどオリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位を記録したことが発表されたばかりだった。今回は初の男性ダンサー4人を従えてのステージ。力強く話題の振り付けが刻まれていった。

続く一曲は3rdシングル「ダメ ダメ…」。男性ダンサーとのマイクスタンドパフォーマンスが冴え渡る。更に衝撃的なのが3曲目の「ネオン☆ナイト」だ。ダンサー陣との息の合ったダンスパフォーマンスはダンスユニットのようで、演歌・歌謡新時代の幕開けを鮮明に印象付けた。そして続くMC、大歓声の中「新浜レオン5周年記念コンサートへようこそ。この日を心から楽しみにしていました。今日はゆっくり堪能してください!」と高らかにこのコンサートのオープニングを宣言した。

新浜レオン

▲ステージ上段から現れた新浜レオン。ダンサブルな「捕まえて、今夜。」を披露し、白のロングコードを脱ぐと、鮮やかなライムグリーンのジャケット姿に。「決まりすぎ!!」。ファンからの声援が新浜に飛ぶ。観客は1曲目からスタンディングで声援を送っていた。

続いての曲は「サヨナラを君に言わせて」。この楽曲は5thシングルの3曲目に収録されたオリジナル楽曲ながら早くもファンからの人気が高い一曲。喜多條忠・作詞の今作は、作曲家・大谷明裕節が冴え渡る切ないバラードだ。続く1曲も同じく大谷明裕作曲のデビュー曲のカップリング曲「心奪って」。4年の月日で増した歌唱力を存分に見せつける伸びやかな歌唱に会場からは感嘆の声が漏れた。

そして次は野口五郎の名曲「私鉄沿線」のカバー。NHK「うたコン」初出場時に野口本人と共演したことでも話題となった一曲だ。

続くコーナーは会場のLEDに映し出されたお祝いコメントだ。純烈、三山ひろし、市川由紀乃、倉木麻衣という新浜に特に縁の深いメンバーからの愛あり笑いありのコメントに会場はお祝いモードに包まれていった。

続いては西城秀樹カバーコーナーだ。この日、ロビーには真っ赤な西城秀樹名義のスタンド花も飾られる中、ステージにはNHK『うたコン』で大好評だったという真っ白な衣装に着替えた新浜が登場。西城秀樹の名曲、「ギャランドゥ」「激しい恋」「情熱の嵐」と一気に畳み掛け、客席からのレオンコールを全身に浴びながら、ステージを縦横無尽に動き回った。

新浜レオン

▲テレビの歌番組で着用し好評だった白の衣裳を披露する新浜レオン。レオンが「この衣裳・・・」と話し始めると、観客のどこかから「いいっしょ」の声。山内惠介の定番セルフだが、「いちばん盛り上がるところなんだから、先に言わないでくださいよ(笑)」と言いつつ、新浜は観客との会話も楽しんでいた。

新浜にとって西城秀樹は憧れのひとりだ。LINE CUBU SHIBUYA(渋谷公会堂)での開催を熱望したのは、大好きで何度も何度も見ている西城のコンサート映像が理由のひとつだった。その映像とは1995年3月9日、西城が渋谷公会堂で開催した『HIDEKI SAIJO CONCERT 39』だった。「会場の名前は変わりましたが、同じ場所に立っていると思うと胸が熱くなります」。新浜は西城が「激しい恋」から「情熱の嵐」へと歌い継いだシーンが感動的だったと明かし、この日、連続してこの2曲を披露。“ヒデキコール”ならぬ“レオンコール”が会場に響いた。新浜は「幸せあふレオン! 感じたことがない経験です。臓器まで響いてきました。本当に幸せです」。

エネルギッシュなステージで会場が熱くなったところで新浜は、「ここで、スペシャルゲストであり大親友を紹介します。れおすけです!」と紹介、サンリオとのコラボレーションキャラクターれおすけとメルヘンチックにミュージカル風の曲を歌い上げた。

続く一曲は「どんなに愛したとしても」。初めてのピアノ弾き語りは緊張のあまり思うようにいかずもどかしさの残る演奏となったが、切なさが伝わる弾き語りに会場からは大声援が送られた。

新浜レオン

▲新浜レオンを守るためにやって来たれおすけ。れおすけと一緒に最新曲のカップリング曲「夜のおはなし」を届けると、自身のピアノの弾き語りで「どんなに愛したとしても」に挑戦した。

「小学校2年生から高校まで野球漬けでした。どんなときも挑戦・挑戦でやってきました。それは歌の世界に入っても同じです。ピアノはゼロからの挑戦でした。最初は指一本からスタートしましたが、この日のために準備してきました」。

このコンサートのために挑戦してきた新浜。だが、「もっとできたのになあ」と、練習したほどにはうまく行かなかったと悔しがっていた。それでもファンからは「しびレオン!」の声。新浜「どんなに無理だと言われても、これからも挑戦をしていきたい」と力強く話していた。ちなみにコンサート後、新浜は「黒鍵が虫に見えてしまった」と、その時の緊張を吐露していた。

続くお祝いコメントも豪華なメンバー。山本譲二、藤あや子、由紀さおり、五木ひろしと続く。新浜レオンへの期待と愛の溢れるメッセージに会場は感動で包まれていく。

映像コメントの五木の曲フリで、五木の大ヒットナンバー「待っている女」が始まる。五木からもらったという紫の輝くスパンコールの衣装を着て登場した新浜は、オリジナル感溢れるダンサブルなアレンジVer.でこの曲を披露し、会場は改めて熱気に包まれていった。

続くナンバーも五木の大ヒット曲「夜明けのブルース」。新浜が軽快に歌う中、ステージ中央上から登場したのははなんと五木ひろし本人。慌て驚くレオンを横目に、本家五木ひろしはこの大ヒット曲を歌い上げ会場を一気に盛り上げる。最後はふたり一緒に歌声を響かせる姿は感動的なシーンとなった。

MCでは、五木から「僕のコンサートに来てくれたり、今可愛がっている期待の若者です」と五木からのあたたかなメッセージと眼差しが。神妙に聞き入った新浜は未だ冷めない驚きと大きな感動で目を拭った。

新浜レオン

▲五木ひろしのサプライズ登場に、「本当に聞かされていない」と驚いた新浜レオン。五木は新浜に「この衣裳、似合っているね」と、自身がプレゼントした衣裳を新浜が着てくれていることに笑顔をみせると、「サイズがぴったりです」という新浜に、「500着ぐらいあるから、またプレゼントするよ。こういう仕事は衣裳代が結構かかるから(笑)」と応じていた。

新浜は「演歌歌手というジャンルでデビューし、今日、このステージに立っているのは五木さんなどの大先輩のおかげです。その功績を引き継いで、また新たな扉を開けたいと思います」と決意を固めていた。

会場が大興奮に包まれる中続くのは、続いて自身のオリジナル曲のメドレーで一気に畳み掛け熱狂の中、本編は終了した。

大きなレオンコールの後、アンコールで登場した新浜は上下赤の衣裳。たった一人のステージで改めてこの日の感謝の気持ちを語り、「皆さんと一緒に紅白の夢を捕まえます!!」と高らかに宣言、会場から大きな歓声を浴びた。

そして、登場したのは新浜の母校千葉英和高校のダンス部18名のダンサーだ。大ヒット中の新浜のナンバー「捕まえて、今夜。」を会場一体となって盛り上げた。大いに盛り上がる会場から聞こえてきたのは「HAPPY BIRTHDAY」。この日誕生日を迎えた新浜に、会場からはあたたかな歓声と拍手が送られた。

最後はデビュー曲「離さない 離さない」。この日集まった超満員の2,000人に及ぶ会場は、グリーンのペンライト一色でいつまでもレオンコールと歓声で包まれていた。

歴史の1ページに刻まれるような印象的な新浜レオン5周年記念コンサート。華やかで、感動的なステージは、すべての人の心にも強く刻み込まれたに違いない。

新浜レオン

▲「デビューして丸4年が経ち、5年目に入りましたが、2023年5月11日という27歳の誕生日をLINE CUBU SHIBUYAで迎えることができました。ここがゴールじゃなくて、本当の意味でスタートだと思っています。この会場は目標としている紅白(NHKホール)の向かいにあります。本当に紅白に近づきたい。五木さん始め(ビデオメッセージをくれた)大先輩から応援していただいている以上、責任があります。歌手としての原点は父親(演歌歌手・髙城靖雄)です。父がいたから僕もこの道に入ることができました。父ができなかったことを、ファンの皆さんと一緒に・・・。必ず紅白を捕まえさせてください。一途に真っ直ぐ行きましょう」

そうファンに訴えると、新浜はマイクを外し、「本当に本日はありがとうございましたー!」と地声で感謝を伝えた。

 

■新浜レオン5周年記念コンサート〈セットリスト〉
M1 捕まえて、今夜。(5thシングル)
M2ダメ ダメ…(3rdシングル)
M3 ネオン☆ナイト (5thシングル カップリング)
M4 サヨナラを君に言わせて(5thシングル カップリング)
M5 心奪って(デビューシングルカップリング)
M6 私鉄沿線 (野口五郎のカバー)
M7 ギャランドゥ (西城秀樹のカバー)
M8 激しい恋 (西城秀樹のカバー)
M9 情熱の嵐 (西城秀樹のカバー)
M10 夜のおはなし (5thシングル カップリング)
M11 どんなに愛したとしても (5thシングル)
M12 上を向いて歩こう (坂本九カバー)
M13 待っている女 (五木ひろしカバー)
M14 夜明けのブルース (五木ひろしカバー)
M15 糧 (5thシングル カップリング)
M16 さよならを決めたのなら (3rdシングル)
M17 佐原の町並み(2ndシングルカップリング)
M18 夏の楽園 (5thシングル カップリング)
M19 君を求めて(2ndシングル)
M20 ジェラシー 〜運命にKissをしよう〜(4thシングル )
ーアンコールー
EC1 捕まえて、今夜。(5thシングル)
EC2 離さない 離さない(デビューシングル)

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