福田こうへいが地元・岩手県震災復興応援イベントに参加し、新鮮なさんまをPR
福田こうへいが11月4日、東京・亀有の岩手県民食堂 デンサク屋で、さんまのPRイベントを行った。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、福田の地元・岩手県も大きな被害を受けた。そのため福田はその後、5年間にわたって被災地の復興支援を目的とした数々の無料ライブを開催。被災地の多くの人たちを歌で元気づけてきた。
今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、毎年秋恒例の「目黒のさんま祭り」が中止となり、折からのさんまの不漁で価格も高騰。大衆魚・さんまの話題がニュースでも盛んに取り上げられてきた。
そんな中、福田は徐々に水揚げも増えてきたことから、岩手・大船渡港で水揚げされたさんまをPRし、岩手県の震災復興支援の一つになればと同イベントに参加した。
福田は、自らが店頭でコンロと炭でさんまを焼きながら「今年のさんまは太くて、脂が乗っていていいですね」と笑顔を見せた。
「去年が細すぎたので、やっとこ、太いさんまが食べられるようになったのかなと思うとうれしいです。さんまは大好きなので、毎年、よく食べています。さんまを食べながらビールを飲むのは最高ですね」
焼き上がったさんまを見てご機嫌な福田は「まずは地元で獲れた、丸々太ったさんまを皆さんにも食べていただきたいですね」と続けた。
「こういったイベントを地元でもやって、皆さんを応援したいと思っていますが、まずは東京で地元のさんまをPRさせていただくことができました。歌ばかりではなく、それ以外でも自分でやれることがあるんじゃないかと気づかされた1年でした。今年は(約7カ月間にわたって)歌う場所を失いましたが、それでもCDを買って家で聴いて応援してくださる方がたくさんいらっしゃった。だから、応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れずに、自分でできる限りの支援をしたい。必ずお返しをしたいと思っています。このさんまのように細く長く皆さんに味わっていただけるような歌手になれればいいですね」
福田は現在、「福田こうへいソーシャルディスタンスコンサート2020」と銘打ったコンサートツアーを開催中だ。11月11日には、母をテーマにした第8弾アルバム「母~日本の母を唄う~」の発売も決まっている。新曲「筑波の寛太郎/あれが沓掛時次郎」も好評であり、「もし選んでいただき、応援してくださる方々に感謝のお返しができれば」と、過去4回出場した年末の『NHK紅白歌合戦』への復帰にも意欲をみせていた。
2020年11月11日発売
福田こうへい「母~日本の母を唄う~」
【収録曲】
1.アイヤ子守唄
2.海の匂いのお母さん
3.帰ろかな
4.おふくろさん
5.母ちゃんの浜唄
6.母恋吹雪
7.瞼の母
8.一本刀土俵入り
9.岸壁の母
10.おんなの一生~汗の花~
11.かあさんへ
12.母恋酒