山内惠介が「誰に愛されても」オンラインカラオケ大会を開催。個性豊かに表現される“誰愛”に「目から鱗でした」。
「誰に愛されても」がヒット中の山内惠介が9月3日、東京・渋谷区のビクターエンタテインメント本社大会議室で「山内惠介『誰に愛されても』オンラインカラオケ全国決勝大会」を開催した。新型コロナウイルス感染症対策のため、YouTubeを介してオンラインで実施されたが、昨年8月29日の大会(課題曲「古傷」)に続いてリアルタイムで4000人以上が見守った。
そんな中、応募人数 約250名の中から予選を勝ち抜いた10名がこの日の決勝大会に出場。それぞれの「誰に愛されても」を披露し、個性豊かな歌声を届けた。
審査は同曲を作詞した売野雅勇氏、レコード会社担当ディレクターの金井雅史氏、同・伊藤岳央氏の3人が担当し、50音順にモニターに映し出された歌唱動画を審査した。
山内が最新曲「誰に愛されても」と「六本木界隈・夢花火」(作詞/売野雅勇、作曲/水森英夫。2曲とも)を歌唱している間に別室で行われた厳正なる審査の結果、優勝は長野県長野市の松沢明彦さん、準優勝は北海道阿寒郡の佐藤敦さん、審査員特別賞は大阪府阪南市の森上由希子さんが選ばれた。
優勝した松沢さんは前回大会に続いて2度目のエントリーで見事、優勝の栄冠を手にした。
「夢のようです。『誰に愛されても』は、惠介さんのCDを何回も聴いて覚えました。舞い上がっています!」と感激もひとしおで、山内は「僕の歌をいっぱい聴いてくださっているからこそ自分の表現方法で歌えるまでに達しているのだなと感じ、すごくよかったです」と松沢さんを讃えた。
準優勝の佐藤さんは、自身のカラオケへの目覚めが山内惠介だと明かし、山内の数ある作品群を“山内惠介というジャンル”だと思って歌ってきたと告白。「全国大会に出させていただいただけで喜んでいたのに、(準優勝となり)信じられない」と話していた。
また“山内惠介愛”があふれる歌唱動画で勝負し、審査員特別賞を受賞した森上さんは、「最後のくす玉を割るところは、30回ぐらい取り直しました」と話し、山内を驚愕させていた。
大会を終えた山内は、応募者全員に感謝するとともに、あらためて“誰愛”(「誰に愛されても」)との出会いを奇跡だと話した。
「『誰に愛されても』を愛していただき、応募してくださったすべての方に御礼を申し上げます。あらためて演じ甲斐のある、そして自分を露わにできる作品と巡り合えた。これは奇跡だと思いました。自分の気持ちを露わに、そして普段出せない気持ちを、歌を通じて放出することで、何か新しい出会いが待っているんじゃないかと感じながら、探しながら歌っています。“誰愛”は、いろんな表現ができる歌なので、お一人おひとりの個性がいっぱい見えた大会でした。動画を撮るところからその人のお人柄が出ていましたし、お一人おひとりの生活が見られたので、温かくて、深みのある大会になったと思います。そして、今回は売野先生に来ていただいて、忘れられない夏の最大イベントになりました」
また山内は、今回のカラオケ大会での気づきが「血となり肉となった」とも話し、今年後半のツアーにもいい影響を与えると力を込めた。
「皆さんが山内はこう歌ったけど、私は、俺はこう歌いたいなというのを見つけていらっしゃいました。それは刺激になりました。目から鱗でした。ですから、僕も自分はこう歌いたいんだ、という思いが強くなりましたし、そう思って歌ってもいいんだという安心感につながりました。こういうふうに表現してみましたが、いかがでしょうか? 召し上がれ、と(笑)」
さらに山内は10月5日には新装盤「誰に愛されても」が2タイプ(恋盤/朝盤)リリースされることを受け、次のように締めた。
「これからが演歌・歌謡曲の季節ですし、今年の暑い夏を乗り越えて、暮れに向かってこの歌が秋から冬を彩れる歌に育っていく、紅葉していくなと思いました。熟す時が来たなという気持ちです。8度目の紅白歌合戦、そしてレコード大賞など、年末に向けいろんな音楽の賞がありますが、そういうところに顔を出せるような曲に育てていきたいなと思いました」
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▼「誰に愛されても」カラオケ全国決勝大会
同大会の配信の模様は、9月5日の午後11時59分までアーカイブ視聴ができる。
2022年10月5日発売
山内惠介「誰に愛されても」(恋盤・朝盤)
恋盤
朝盤