花園直道、パク・ジュニョン

花園直道とパク・ジュニョンが歌謡劇で共演。時空を越えて2人は友情を取り戻すことができるか!!

花園直道とパク・ジュニョンが時空を越えた日韓の友情を歌謡劇(オペレッタ)で伝えた。6月3日、東京・千代田区の内幸町ホールで花園が企画・総合プロデュースを務める歌とダンスと芝居が融合したステージ「IT’S SHOWTIME!!」のVol.4が開幕し、花園とジュニョンの2人が4年ぶりに舞台で共演した。

第一部は“日韓チング・オペレッタ”で、チングとは韓国語で「友だち」という意味。敵対する日本人の花園と、韓国人のジュニョンが、じつは兄弟だったという設定で、青いリンゴを食べることで時空を移動していく友情物語。大ヒット曲、KARAの「ミスター」が流れる中で幕開けし、花園とジュニョンが決闘したり、小学生に戻ったり、女性に生まれ変わったり・・・。果たして禁断の青いリンゴの中毒性から逃れ、2人は仲良しだったあの日を取り戻すことができるのか! 運命やいかに!

脚本は日本放送作家協会の理事長でもある さらだたまこ氏が手がけ、友永コリエ氏が演出。花園とジュニョンの脇は観月ゆうじ、Ken兄☆、阿部公平、中島佑太が固め、山本裕太がピアノ演奏でステージに臨場感を与える。

花園直道、パク・ジュニョン

左からKen兄☆、花園直道、パク・ジュニョン、阿部公平、観月ゆうじ。

「ドキドキでしたが、お客様から『楽しかったよ』という声をたくさんいただきましたので、まずは一安心です」

初日を終え安堵の表情をみせる花園に対して、ジュニョンも「僕も同じ気持ちです」と頬を緩めていた。

「どれだけ稽古を重ねても本番がどうなるかはわかりません。でも、1回目が無事に終わってすごくホッとしています。今日、帰宅したら“塩風呂”でも入ろうかな(笑)」

“塩風呂”とは、花園とジュニョンが舞台のトークで交わした会話に出てきた話題のひとつ。花園が最近、塩風呂に凝っていると明かした話を受けて、ジュニョンが発言したものだが、花園も「一緒に入ろうか」と笑って反応していた。

ステージを終えても仲のいい2人だったが、本番に向けて全員で稽古ができたのは、わずか1回しかなかったという。ジュニョンのスケジュールが多忙で、彼が稽古場に行くことができたのも4回だけだった。ジュニョンは「ホテルでもひとりで練習していました。女役はいろんな女性を思い浮かべてシミュレーションして(笑)。でも、本番までは課題ばかり。すごく心配でした」と話していた。

「僕だけちゃんとやれば成功だと思って緊張していました。ですけど舞台に出て照明が当たって、お客さんが見えた瞬間に全部を忘れて、公演中、ずっと楽しかった。今日は台本通りにやりましたが、明日からはアドリブをもっと加えます!!」

“アドリブを加えます”というジュニョンに、「ええっ!! い・い・んですけど、緊張しちゃうな。最近、彼のギャグの鮮度もすごく上がっているので(笑)」と、ジュニョンのマネージャーをチラリと見る花園。マネージャー譲りのオールドギャクに戦々恐々としつつも、ジュニョンの対応力には感心し、また初日の公演が無事スタートできたのは観客のおかげだと話した。花園は合同稽古に参加できないジュニョンの分をカバーしながら、「IT’S SHOWTIME!!」のために他のメンバー、スタッフと3週間みっちり稽古し、舞台を作り上げてきた。

「少ない日数の稽古だけで、これだけのセリフと振付、ステージングを覚えたジュニー(ジュニョンの愛称)が素晴らしくて尊敬します。全員集まっての稽古が本番前に1回しかできなかったので不安はありましたが、舞台の臨場感や空気感はお客さんが来てくださって初めて成立します。その意味でお客様に助けていただきました。本当に幸せでした」

花園直道、パク・ジュニョン

初日を終えた花園直道とパク・ジュニョン(左)。「明日からはアドリブを加えます」というジュニョンに、花園は「い・い・んですけど・・・(苦笑)」。初日の舞台でもこんなシーンが。「昨日はほとんど眠れませんでした」というジュニョンに、花園が「どのくらい眠れなかったの」と聞くと、ジュニョンは「ぐっすり眠れました」。お約束は「8時間しか眠れませんでした」でしょうに。アドリブ慣れしている花園は「あららららら・・・・」と返すのが精いっぱい。しかしジュニョンは花園の困惑をよそに「なぜかというと、一番いい体調を保つためにお風呂に入って眠りました」と続ける。そこで花園が「どんなお風呂に入ったの?」と質問すると、ジュニョンの答は「ユニットバスです!」。

千穐楽まで残り2日、4公演を残し、ジュニョンは「大きな失敗をしないように頑張ります」と気合いを入れ、花園は「回を追うごとにチームワークが出てきます。そのチームワークは必ずお客様にも伝わると思いますので、もっともっと舞台を高めていきたいと思います」と気を引き締めていた。

なお、第2部ではJPN dance協会にも所属するASUNAとあずみも加わり、日舞パフォーマンスと歌で観客を楽しませた。ダンスパフォーマンスでは花園直道が定番のマイケルメドレーを披露し、パク・ジュニョンが新曲「銀閣寺」などを歌った。また普段の舞台では歌わない韓国民謡の「恨五百年(ハンオベンニョン)」をジュニョンがアカペラで歌うなど、「IT’S SHOWTIME!!」ならではの見所もたくさん。花園の新曲「希望の詩~立ち上がれニッポン~」では観客と一緒になってタオルを回し、ジュニョンの「無条件」では観客も踊っていた。

「IT’S SHOWTIME!! Vol.4 花園直道×パク・ジュニョン ~日韓 夢のコラボレーション~」は6月5日まで内幸町ホールで開催されている。チケットはJPN dance協会のホームページへ。

▶JPN dance協会ホームページ

※見所満載だった舞台でのその他の写真は、後日、公開します。お楽しみに。

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