「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE [最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式]」華やかに開催

「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE[最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式]」はMAJ開催ウイーク(5月17日~22日)中に、主要6部門をはじめとする各賞の授賞式(5月21日、22日)に先立ち、演歌・歌謡曲部門の授賞式と、日本の“ソウルミュージック”ともいえる演歌・歌謡曲を世界に発信するライブを織り交ぜて開催されました。

出演者は細川たかし、水森かおり、長山洋子、丘みどり、純烈、はいだしょうこ、杜このみ、真田ナオキ、新浜レオン、辰巳ゆうと、はやぶさ、二見颯一、青山新、木村徹ニ、彩青、田中あいみ、SHOW-WA、MATSURI、梅谷心愛(順不同)。MCは森崎ウィン、松丸友紀、Kayna (順不同)。

本番前には最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞にノミネートされたアーティスト(VTR出演の山内惠介を除く)が会見に出席。純烈、新浜、SHOW-WA、MATSURIが意気込みを語った。

MUSIC AWARDS JAPAN 2025、純烈

純烈。左から後上翔太、白川裕二郎、酒井一圭

MUSIC AWARDS JAPAN 2025、新浜レオン

膝スラを披露する新浜レオン.昨年は1000回以上、膝スラをしたという

MUSIC AWARDS JAPAN 2025、SHOW‐WA

MATSURI同様、秋元康プロデュースによる6人組昭和歌謡&ポップスグループ SHOW‐WA。左から井筒雄太、青山隼、向山毅、塩田将己、山本佳志、寺田真二郎

MUSIC AWARDS JAPAN 2025、MATSURI

「アヴァンチュール中目黒」がノミネートされた6人組昭和歌謡グループ MATSURI。左から橋爪健二、渡辺真、小野寺翼、柳田優樹、松岡卓弥、鈴木渉

▲上からMAJ最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞にノミネートされた純烈、新浜レオン、SHOW-WA、MATSURI

「今回、勢いのあるフレッシュな若手たちと一緒にノミネートしていただいたのはファンの皆さんの応援のおかげ。本当に感謝しています」(純烈・酒井一圭)、「“膝スラ”で日本の国境を越えて、世界に行きたい。ここがゴールではないという気持ちで今後も取り組んでまいります」(新浜)、「SHOW-WAは昭和の熱狂を令和によみがえらせようというプロジェクトとして始まりました。最近、昭和歌謡が海外でもはやっているので、その波に乗って世界に飛び立ちたい」(SHOW-WA・寺田真二郎)、「僕たちは、どこに行っても“MATSURI”の風を巻き起こそうと日々頑張っています。デビュー1年目でこのような機会を頂けてとても光栄です」(MATSURI・柳田優樹)。

17時、「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE[最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式]」は、450人の観客の拍手が鳴り響く中、盛大にスタート。オープニング曲は、細川が舞太鼓あすか組の演奏をバックに歌う「まつり」。途中、出演者全員がステージに集まると、会場の雰囲気は一段と華やかに。日本の文化、演歌・歌謡曲を世界に発信し、“未来”へとつなぐライブは力強い歌声と太鼓の音色とともに幕を開けました。

続く、“四季の歌”のコーナーでは真田が「襟裳岬」、新浜が「少年時代」、丘が「秋桜」、長山が「津軽海峡・冬景色」を披露、日本の春夏秋冬を歌い描きます。また、水森が「鳥取砂丘」、細川が「北海の満月」を熱唱、その歌声で“日本の風土・情景”を表現しました。

昭和、平成、令和。伝統芸能を継承するだけではなく、常に新しい潮流を生み出し続けてきた日本文化の担い手たち――。はいだが開催地・京都の合唱団33人(京都女子大学付属小学校・京都女子中学校のコーラス部)と歌ったアニメ映画「天空の城ラピュタ」のエンディング曲「君をのせて」、丘の歌声と“ヲタ芸”パフォーマンス集団・Fly-Nのダンスが見事に融合した「千本桜」は、進化し続ける日本のカルチャーを新たな角度から照らします。

ライブ中盤では、次代を担う若手歌手たちが“日本を支えた演歌・歌謡曲”を歌う。歌唱曲は「かえり船」(木村)、「無法松の一生」(彩青)、「アカシアの雨がやむとき」(青山)、「骨まで愛して」(二見)、「終着駅」(梅谷)、「喝采」(田中)、「昭和枯れすすき」(はやぶさ)、「明日があるさ」(真田・二見、青山・木村・田中)。昭和の名曲が、“昭和100年”を迎えた今、フレッシュな歌声により新たな輝きを放ちます。

その後、純烈・SHOW-WA・MATSURIが「いい湯だな」で“日本の温泉の魅力”を明るく元気に届け、辰巳が東映剣会の協力の下、殺陣を交えて「雪月花」を披露しました。

MUSIC AWARDS JAPAN 2025、水森かおり

MUSIC AWARDS JAPAN 2025、水森かおり

美空ひばりにスポットを当てたコーナーでは、浪曲師・玉川奈々福と曲師・広沢美舟による浪曲「美空ひばり物語」に導かれ、杜が「悲しき口笛」を、水森が「川の流れのように」を情感たっぷりに歌い上げました。歌に描かれた日本人の“魂”に、そして日本の歌の美しさに誰もが心を奪われました。

ライブは終盤に近づき、演歌・歌謡曲部門の表彰へ。

最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞にノミネートされた作品があらためて発表され、SHOW-WAが「君の王子様」、新浜が「全てあげよう」、MATSURIが「アヴァンチュール中目黒」を熱唱。その後、北海道ツアー中の山内からのメッセージと「紅の蝶」のミュージックビデオがステージ上のスクリーンに流れ、最後に純烈が「夢見た果実」を歌った。

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会場中が大きな拍手に包まれ、いよいよ最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞発表の瞬間が訪れます。

観客が固唾をのんで見守る中、プレゼンターの里見浩太朗が読み上げたアーティスト名並びに作品名は、山内惠介の「紅の蝶」。電話出演した山内は、「『紅の蝶』を制作してくださった作家の先生方、ファンの皆さまに感謝申し上げます」と大賞受賞の喜びを語りました。

山内惠介

また、山内の代理として出席したビクターエンタテインメント・植田勝教代表取締役社長に赤色に輝くトロフィー“THE RUBY(ザ・ルビー)が手渡されました。

MUSIC AWARDS JAPAN 2025

MUSIC AWARDS JAPAN 2025

授賞式後には、長山が自ら津軽三味線を持ち、同じく三味線を得意とする彩青、さらには津軽三味線奏者4人(澤田勝秋、澤田勝成、細川貴義、細川敬太)と「じょんから女節」を披露。ラストは細川が津軽三味線の演奏に合わせて、「望郷じょんから」を伸びやかな声で歌い上げました。「昭和50(’75)年に『心のこり』でデビューし、今年50周年を迎えました。これからも演歌を大切にうたってまいります」(細川)。

MUSIC AWARDS JAPAN 2025

「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE[最優秀演歌・歌謡曲 楽曲賞 授賞式]」の記念すべき第1回目が行われたこの日、日本の演歌・歌謡曲は世界へ、そして未来へ新たな一歩を踏み出した――。

なお、ライブ並びに授賞式の模様は5月25日(日)16時~17時15分にテレビ東京系列で、6月4日(水)19時~21時にBSテレ東で放送される。

(MUSIC AWARDS JAPAN 2025オフィシャルレポート)