「ファンの笑顔を胸に」。ハン・ジナが3年ぶりにバースデーライブを開催。登場はボディコンシャツなワンピで「ダンシングヒーロー」を熱唱。
ハン・ジナが8月28日、東京・渋谷区のライブレストラン「ラドンナ原宿」でバースデーライブを昼夜2公演行った。8月5日生まれのハン・ジナは毎年、バースデーライブを開催してきたが、コロナ禍によりこの2年は開催できなかった。
2019年以来、3年ぶりとなったバースデーライブ。ボディコンシャツなミニのワンピース姿で登場したハン・ジナは荻野目洋子のヒット曲「ダンシングヒーロー」で会場を沸かせると、「この3年間、いろんなことがありました。今日は北海道から沖縄まで、そして(母国韓国の)ソウルからも駆けつけてくださいました。皆さん、マスクをされていますが、お顔はわかりますよ」と久しぶりにファンと祝う誕生日を喜んだ。
とはいえ、ハン・ジナらしく湿っぽい話はこれくらいで、「外の雨は大丈夫でしたか? もう止んでいましたか? そうですか。私、晴れ女なんです。今日は皆さん、“足腰”のお悪い中、ようこそおいでくださいました」と、笑わせていた。
ライブの前半はカバー曲を届けた。オープニングの「ダンシングヒーロー」のほか、桂銀淑の「私には貴方だけ」や、山口百恵の「曼珠沙華」、長山洋子の「紅い雪」などを熱唱。
後半はオリジナル曲からヒット曲「窓」、恩師・高畠じゅん子氏が作詞してくれたメジャーデビュー曲「悲しみの向こう側」、夜の世界に生きるはかない恋を描いた「東京こぼれ花」、ハン・ジナが歌う初めての杉本眞人氏作品となった2019年の「愛よりも深く」「二人だけのカルナバル」(作詞は2曲とも恩師・高畠氏)などを聴かせた。
前半の最後にはバースデーケーキを前に、ファンのみんなと記念撮影に応じるなどしていたハン・ジナは、ライブのラストに最新曲「愛された日々は過ぎても」を歌った。
2019年2月に発売された「愛された日々は過ぎても」は、「おしゃれで、シャンソンのような雰囲気の曲です」とハン・ジナ。
「杉本先生に作っていただきアルバム(『ハン・ジナ プレミアムベスト』《2018年》)に収録された一曲でしたが、いろんなカラオケの大会でたくさんの方に歌っていただいあたおかげで、シングルカットすることになった作品です。イントロから涙が出るようなメロディーです。あたながいないこの世界。なお、想いが募るあなたへの愛。終わりなき哀しい愛のバラードです」
ハン・ジナのハスキーな歌声に哀愁に誘われるファン。歌い終わったハン・ジナも涙を拭うジェスチャーをしながら、「自分で言うのもあれですが、いい歌ですよね」とファンに共感を求めると、大きな拍手をもらっていた。
そんなファンに「私からアンコール行きますね(笑)」と宣言すると、ハン・ジナはフランク・シナトラの「My Way」を歌い上げた。
好きな言葉は“いつも感謝の気持ちで”。ハン・ジナは拍手で讃えてくれるファンに、「皆様の今日の笑顔を胸の奥に大事に大事にしまって、また明日からも頑張りたいと思います。ありがとうございました。カムサハムニダ~!」と呼びかけた。