坂本冬美

【紅白リハ】“アララララ”ってなってならいように。坂本冬美が本番での集中を誓う

『第72回紅白歌合戦』の音合わせが12月30日に行われ、リハーサルを終えた坂本冬美が会見に臨んだ。

「33回目の紅白に出場させていただきます。昭和の時代から・・・時代とともにいろんなものが移り変わる中で、こうして出場させていただくことをうれしく思っています。今回は、紅白では8回目となりますが、『夜桜お七』を歌わせていただきます。何度もリハーサルをさせていただきましたが、背景の映像がすごく素晴らしくて、私の動きとちょっとタイミングがズレると、“アララララ”ってなってしまいます。明日の本番では、そうならないよう集中して歌わせていただきます。衣裳は白です。8回目の“夜桜”ですが、自分の気持ちは真っ白。いかようにも染まります、という意味を込めて白です。でも、紅組なので、歌は燃えるようなイメージで(笑)」

1987年に「あばれ太鼓」でデビューした坂本は今年35周年を迎えている。紅白にはデビュー翌年の1987年から連続して出場しているが、紅白歌合戦は特別なステージだという。

「歌手ですから、紅白は一年の最後の目標です。一年間頑張ってきて、『ファンの皆さんの応援のおかげで今年も紅白の舞台に立てます。ありがとうございます』という恩返しの特別なステージでもあります」

坂本冬美

そんな紅白だが、今年はNHKホールを離れ、東京国際フォーラムで行われる。坂本は「慣れませんね」と笑った。「NHKホールに立って初めて紅白を実感してきましたが、今回は不思議です。ホールに慣れませんね。NHKホールなら目をつむっても移動できますが、さっきも迷っちゃって、ウロウロしました(笑)」。

またここ数カ月は本当に忙しく仕事をしているとのこと。今年一年を振り返って、坂本は今年の漢字として「幸」をあげた。

「まだまだコンサートなど歌手活動は思い通りにいきませんが、去年よりは少しずつですが、いろんな活動ができるようになり、コロナ禍でも意外と幸せでした。3月には劇場公演もできましたし、秋ぐらいからコンサートも始まり、テレビの収録も増えて、この3カ月ぐらいは、本当に忙しくさせていただいています。元に戻りつつあるなという実感もあり、とくに今年後半はとっても幸せな気持ちで歌わせていただいていました。ですので、漢字一文字で表すとすると『幸(さち)』ですね」

「それは喜ばしいですね」と記者が反応すると、「『喜』でもいいです」と、おどける坂本だった。

今年の『NHK紅白歌合戦』はNHKホールを離れ、東京国際フォーラムで開催される。放送は2021年12月31日(金)、19:30~23:45(中断ニュースあり)。NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1で生中継される。

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