「みんかよ音楽祭」で民謡界の重鎮、浜より子と山本健司が共演。全6組のアーティストが競演
演歌・歌謡曲の最新情報を毎月無料で全国に配布している月刊フリーペーパー「みんなの歌謡曲」が主催する「みんかよ音楽祭」が東京・豊島区の南大塚ホールで開かれ、「民謡特集」と銘打って民謡界の重鎮、浜より子(75)と山本謙司(78)が共演した。
今年で55周年を迎えた浜、53周年の山本という大ベテランのほかに、やまびこボイスの実力派・二見颯一、「新星劇団山田ふぁみりー」の山田兄弟、演歌界のプリンセス・白雪未弥、それに同音楽祭レギュラーメンバーの高木ちえ美の全6組が出演。
同音楽祭に初参加の山本は「『みんかよ音楽祭』では初めて民謡を特集するそうですが、大変有り難いことでして、今回のステージをご覧になって多くの方に民謡の魅力を知っていただきたい。私はレコードデビューして52年を迎えますが、今年はコロナで大変な年でしたので、今日のこのコンサートで皆さんに元気になってほしいですね」。
同じく初参加の浜は「私自身、病気で何度も手術してもう歌えないかなと思っていたところに今回の出演のオファーがありましたので、突如、元気を出そうと思って出演させていただくことになりました。自分の不調の体を元気にさせていただいた『みんかよ』さんには大変感謝していますし、最後まで倒れないように頑張って歌いたいと思います(笑)」と意欲満々。
芸人・ナナオの司会と同アシスタントを務める歌手・高木ちえ美の2人の軽妙なMCで進行する中、出演者全員で「東京音頭」を歌ってオープニングの幕を開け、前半の“民謡コーナー”では、白雪が「磯節」、二見が「鹿児島おはら節」、山田兄弟が「津軽じょんから節」、山本が「弥三郎節」、浜が「南部荷方節」などを披露。
後半の“オリジナルコーナー”では、高木が「未練でしょうか」、白雪が「じょんから慕情」、二見が「夢情の酒」、山田兄弟が「風雪ながれ旅」、山本が「望郷佐渡おけさ」、そして浜が「浪曲夫婦節」などをそれぞれの個性と歌唱力をフルに発揮しながら熱唱し、エンディングは再び出演者全員で賑やかに「花笠音頭」を歌って、全30曲のプログラムに幕を閉じた。
来年に向けて、浜は「年齢は取っていくばかりですが、気持ちを明るくもっていくためにも自分の好きなことをやらせていただける元気な体になればいいなと思っていますので、歌は、これからも続けていきたい」と話していた。
(提供=サンニュース)