「川の流れのように」がつなぐ命。DJ KOOが難病を抱えるルワンダの子供の救済へ。クラウドファンディングへの参加を呼びかけ
DJ KOOが難病を抱えるルワンダの生後半年の男の子の命を救うために立ち上がった。日本とアフリカの国際交流を目的とした「Bon For Africa」(アフリカ盆踊り)プロジェクトを通して知り合ったルワンダの現地スタッフ、イディさんの息子・ガンザくん(6カ月)が難病「胆道閉鎖症※」を患い、肝臓移植手術の費用調達のためにクラウドファンディングを立ち上げたことを知り、少しでも支援の輪を広げようと自身のSNSでファンに向けて参加を呼びかけた。
「Bon For Africa」は2019年に日本の伝統文化である盆踊りの普及、盆踊りを通じた国際交流を目的としたプロジェクトとして立ち上がり、踊りの楽曲には美空ひばりの「川の流れのように」が使用された。DJ KOOはその楽曲のアレンジを担当し、その後実際にアフリカ7カ国を訪れ、現地の人々と触れ合い異文化交流を行った。
「Bon For Africa」に関わるイベントや広告収益の一部はアフリカのエイズ孤児を支えるNGO団体に寄付 されている。
DJ KOOが父親のイディさんと出会ったのは、ルワンダで実施した2019年の「Bon For Africa」の際だ。
その後、イディさんの生後半年の息子・ガンザくんが1万人に一人の難病「胆道閉鎖症」と診断され、命を救うためには外国での肝臓移植手術しか方法しかなく、その資金を調達するためにルワンダ青年海外協力隊(JICAボランティア)の出身者が中心となって、「ガンザ君基金実行委員会」が5月14日に立ち上がった。
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そのことを伝え聞いたDJ KOOは、なんとか自身もできることをしたいと思い、5月31日に自身のSNSで「アフリカ盆踊りでお世話になったスタッフのお子さんガンザ君の命を救うための医療支援にご協力宜しくお願い致します。」とファンへ呼びかけた。
ガンザ君の手術は高度な手術・外国での治療・渡航費・保険適用外のため、2000万円を越える費用が必要とのことだ。クラウドファンディング締め切りの6月4日までに充分な資金が集まるよう、DJ KOOは願っている。
日本の国民的歌手・美空ひばりの名曲「川の流れのように」がつなぐ命。アフリカとの文化交流がきっかとなったDJ KOOの支援により、今回のクラウドファンディングが成功するよう関係者は祈っている。
※胆道閉鎖症は、黄疸を来す疾患で、新生児・乳児期に最も多くみられます。外科治療をせずに放置すれば、胆汁うっ滞から肝硬変へと進行し2~3歳で死に至るといわれています。(慶應義塾大学病院HPより)
クラウドファンディングサイト(GoFundMe)
Save Ganza’s life ガンザくんを助けたい
https://gofund.me/fb4574b9
ルワンダ青年海外協力隊(JICAボランティア)の出身者が中心となって立ち上がった「ガンザ君基金実行委員会」。詳細や募金方法は上記サイトへ。日本語サイトもある。
Bon ForAfrica(アフリカ盆踊り)
「Bon ForAfrica(アフリカ盆踊り)」とは、日本舞踊家の孝藤右近を中心に様々な業界からアフリカへの想いを持ったメンバーが集まり立ち上がったプロジェクト。美空ひばりの歌をDJ KOOと孝藤近が持ってアフリカの地へ渡り、日本とアフリカのコラボレーションによる新しい盆踊りを創作(音楽映像作品「BON for AFRICA」制作)。作品を通じて、一人でも多くの人がアフリカに関心を持ち、日本とアフリカの架け橋となることを目指している。