北山たけしがオンラインバスツアーでおもてなし。「皆さんのお一人お一人の笑顔がうれしかった」
北山たけしが5月23日、自宅に居ながら旅行気分を味わえる「バーチャルとリアルの融合」を目指した、まったく新しいタイプのオンラインバスツアーを初開催した。
今回は、北山がオリジナル企画を考案、「北山たけしと行く!日本三大秘境・祖谷渓絶景旅スリル満点のかずら橋&地元バスガイドのマル秘案内」と題し、三好市観光大使(徳島県)を務める北山が人気の地元バスガイド・太田さん(琴平バス)と一緒に、お客様を祖谷渓谷へ案内することになった。
ツアー参加者には事前に「旅のしおり」と、現地の方とプランナーが選んだ旅先の「特産品」が宅急便で届き、自宅などにいながらオンライン上の仮想のバスに乗り込み、自己紹介やクイズなどを交えながら旅先までの道中を楽しんだ。
途中、北山がリアルに歌唱する場面もあり、思いがけないサプライズに参加者も大満足な内容となった。オンラインバスツアーのあとは、オンライン懇親会も行われた。
2009年に三好の名峰・剣山に男の人生を重ねて歌ったシングル、その名も「剣山」を発売した北山は、楽曲を縁に毎年のように徳島県と様々な交流を続けてきた。『第60回NHK紅白歌合戦』でも同楽曲を歌唱するなど、同曲は北山にとっても思い入れのある作品にひとつだ。
ツアーを終えた北山は、参加者の笑顔がうれしかったと語った。
「僕自身も動画とリアルタイムの解説によって、まるで皆さんと一緒に旅をして現地にいるかのような臨場を味わえて新鮮でした。リアルな観光が制限される中で、旅の楽しさや地域の魅力を再確認できたので、三好市観光大使として今後もこの活動を続けていきたいと思います。今日は、参加した皆さんのお一人お一人の笑顔が見られたことがうれしかったです。なかなか思うように活動できない日々を過ごしていましたが、今できることをがんばろうという勇気をもらいました」
2021年4月21日発売
風は100年前と変わらずここで吹き続ける
北山たけし「風物語」
2021年に北山たけしが歌う新曲「風物語」は、自身が10年越しで熱望していた作曲家・浜圭介氏の手により手がけられた作品。北海道のニシン漁に携わる人々の姿や時代は変わろうとも不変なもの、大切な心を北山が新たな歌唱法に挑戦し力強く歌う。「命がけで漁をしている皆さんの叫びみたいな感じの曲ですので、熱く強く。サビは100年の風をいっぱい浴びながらそこに向かって歌っているような雰囲気で叫んでいただきたいなと思います」(北山)