北島ファミリーの原田悠里、山口ひろみ、北山たけし、大江裕がCDショップにエール。消毒液スタンドを全国のショップ100店舗に寄贈
既報の通り、北島三郎率いる北島音楽事務所に所属し、“北島ファミリー”の原田悠里、山口ひろみ、北山たけし、大江裕の4人が、それぞれのニューシングルを4月21日に同時発売したのを記念して同日、東京・池袋のCDショップ「五番街」を訪問しエールを送った。
また、「コロナ禍でも自分たちの作品を販売し、支え続けてもらっているCDショップの人たちを元気づけ、音楽業界全体を盛り上げたい」という思いと、北島ファミリーの新曲同日発売を記念して、4人が合同で消毒液スタンドを作成し、全国のCDショップ100店に寄贈することになった。
原田は「港町シネマ」(発売・キングレコード)、山口は「大間崎」(発売・テイチクレコード)、北山は「風物語」(発売・テイチクレコード)、大江は「登竜門」(発売・日本クラウン)をリリースし、そのカップリング曲に、師匠の北島三郎(作曲名・原譲二)が書き下ろした「ありがとうの空」(作詞・もりちよこ)をファミリー4人で斉唱し収録している。
4人の新曲発売日が同じ日になったことから「同日発売するのであれば、この曲をファミリーみんなで歌ってみなさい」と、北島師匠から明るく元気の出る曲「ありがとうの空」をプレゼントされたという。
そこで、「北島ファミリーも心を一つにして頑張ろう」と一致団結。昨年12月に同曲の企画が持ち上がり、今年3月上旬にレコーディングされた。これまでもファミリー内でデュエットしたり、ユニットを組んで歌ったりした作品はあるが、ファミリーの4人が一つの作品を歌って収録するのは初めてだった。
この日は、北島ファミリーの新曲同日発売記念パネル展(4月20日~5月2日)を開催中の「五番街」を全員で訪れ、消毒液スタンドを贈呈。同パネルの前で、ヒットへの意欲を燃やした。
原田 「ありがとうの空」は「1年以上続いているコロナ禍の中で、北島先生が全国の皆さんに元気をお届けするようにと作曲してくださった作品です。必ず苦しいことのあとには明るい日が来るからという希望をうたった作品でして、みんなで楽しく歌わせていただきました。
北山 メロディーは演歌ではなくて、小さい子どもからお年寄りまで家族みんなで歌えるような曲です。コブシもビブラートもない、リズムのきいた楽しい作品です
大江 なかなかリズムに乗れなくて、困りましたよ(笑)。僕は、北島先生から「コブシを練習しろ」とずっと言われていたのですが、今回は「コブシを取れ」と言われたので、そのコブシを取るのが大変でした。
山口 今回は、みんなで同時にユニオン(斉唱)で歌っています。ユニゾンは簡単なようで難しいのですが、今回の歌は、ピタッと合っているうえにそれぞれの個性も出ているので、そこもぜひ楽しみながら聴いていただきたいですね。師匠が望んでいらっしゃるように大勢の皆さんに聴いていただいて、楽しい気持ちになっていただければ、それが何よりもうれしいです。
ちなみに、レコーディングは順調に進み、30分あまりでOKが出たそうだ。
「楽しいレコーディングでしたね。北島先生は、ふだんはとても厳しくて、今回のように優しく、お褒めの言葉をいただいたのは初めてです。ですからわれわれも自信を持って皆さまにお披露目させていただきたいです」と、北島ファミリー長女の原田。長男の北山も「ファミリーって、すごいなと思ったのは、ユニゾンで歌っても呼吸とか、空気感がぴったり合うんだなと…。改めてファミリーの絆を感じました」と話していた。