
ファンの心の灯火に押されて・・・。デビュー10周年の蘭華がバースデーライブで見せた誓い。
今年デビュー10周年を迎えたシンガーソングライターの蘭華が誕生日当日の9月28日、東京・世田谷区の「レストラン&ライブハウス自由が丘NaKaMa」にてバースデーライブを開催。アットホームな雰囲気のなか、自身の“願い”を届けた。

「2015年の7月21日にエイベックスから『ねがいうた/はじまり色』でメジャーデビューして、今年の夏で早10年。今年はですね、東京は渋谷のJZ Bratで10周年記念ライブ(7月21日)を催しました。その後は故郷・大分県中津市での大分公演(7月27日)、そして先日(9月15日)、私が観光大使を務めています島根県出雲市にて出雲公演を終えてきました。このバースデーライブでちょっと一段落つく感じですけれども、今日は10周年記念コンサートのラインナップを少し変えて、皆さんにお届けしたいと思います」
恒例のバースデーライブだったが、今年は10周年ライブのツアーがあったことから、限定30人のプレミアムライブとして開催された。

ライブハウスというと、窓のない空間をイメージする人も多いだろうが、イタリアンレストランとしても営業するNaKaMaは東急目黒線の奥沢駅徒歩0分という立地にあり、店内はガラス張り。夜には商店街のクラシックな街路灯が点灯し、ガラスの向こうにノスタルジックな雰囲気を醸し出していた。

蘭華は、大好きな歌だという荒井由実(松任谷由実)の「ベルベット・イースター」をカバーすると、最新のサードアルバム『遺書』から「僕は生きてる」「With you」「愛の遺産」を披露。さらには「愛を耕す人」、「愛しき我が故郷」、そして未完成ながら母の実家がある島根県出雲市の木綿街道に想いを馳せた「故郷に会いたい」をメドレーで歌い継いだ。

この日の演奏を支えていたのは、ピアニストの金益研二だった。蘭華のデビュー10周年ライブのすべてに帯同し、ステージの一番近くで10周年の蘭華を見守ってきた人物だ。
蘭華は「薔薇色のブルース」で前半を締め括ると、音楽プロデューサー 柿崎譲志氏がギターで参加し、「メランコリック」「ヒーローになりたい」を届けた。蘭華の歌にはメッセージ性の強い作品が多いが、じつは幅広いジャンルの音楽にも挑戦しており、セカンドアルバム『悲しみにつかれたら』ではジャズ、ブルース、シャンソンなど洋楽のエッセンスを取り入れ、サードアルバム『遺書』ではR&B、ヒップホップ、アニソン風のアレンジで曲を届けている。「ヒーローになりたい」もボサノバ調の一曲だった。

ライブも終盤に入ると、最新アルバムからアルバムタイトルにもなっている「遺書」を聴かせた。
友人からもらった最後の手紙“遺書”に心を動かされ、「いじめだったり、誹謗中傷、そして戦争・・・。いろんなことで本当に心が病んでしまう方がたくさんいらっしゃいます。この『遺書』は心を痛めている人たちに向けて書いた応援歌です。皆さんもどうか、自分の周りに悩んでいる人がいたら、ぜひ話を聞いてあげてほしいなと思います。そして皆さんも、苦しい時、辛い時はですね、誰かに相談して一人で抱え込まないでほしいなという、そんなメッセージを込めて作った曲」(蘭華)だった。

10周年ライブでも重要な場面で歌われてきた「遺書」。東京公演では最前列の観客がこの曲を聴いて泣いている姿を見て、自身もうるっとしてしまったと明かしていた。
「遺書」を歌い終えると、蘭華は「今が幸せでも、きっと忘れられない人が誰の心の中にもあるんじゃないでしょうか」と、エディット・ピアフの「愛の讃歌」から始まるシャンソンをメドレーで聴かせると、ラストに10年間の感謝の気持ちを込めて制作した「ありがとう」(8月8日配信の最新曲)をファンに届けた。


▲ライブの終盤には3本のロウソクに火が灯ったバースデーケーキが届けられた。今日集まってくださった皆さんとのご縁がこれからも続きますように・・・。生きているうちにヒット曲が作れるますように・・・。そして、皆さんが平和で幸せに暮らせますように・・・」。蘭華は3つの願いを祈って、1本ずつロウソクの火を消した。
アンコールは2015年デビュー曲「ねがいうた」だった。この作品は2020年にも再リリースされている蘭華の代表曲にひとつだ。
「(再リリースでは)皆様の応援のおかげで、オリコンの演歌歌謡ランキングで1位もいただくことができました。まだまだ日本全国の人には届いていないと思いますが、この曲を誰もが知る曲に育てたいなと思っています。カラオケにも入っているので、皆さんで歌っていただけたらうれしいなと思います」
そして、10周年ライブでも語っていた夢を、バースデーのこの日もファンに伝えた。
「私の夢は、生きている間にヒット曲を作ることです。それは自分が歌う曲だけでなく、素晴らしいアーティストの方々への楽曲提供も含まれています。皆さんも一緒に祈ってください」


2025年7月23日。デビュー記念日の翌日、蘭華は自身のブログに「昨日、デビューして丸10年を迎えました」と記している。彼女はavexから始まり、ポニーキャニオン、日本コロムビア、そして徳間ジャパンコミュニケーションズと、この10年間に4つのメジャーレーベルから作品を発表している。
「結果を残さないと次の作品は出せないかもしれない、これが最後の作品になるかも…と思いながら、その時折で誰かがご縁を紡いでくださったり、自分で必死に切り拓いたりして、今に繋がっています」(公式ブログより抜粋)


「嬉しい、幸せなことよりも、正直辛くて悔しいことの方が多かった私の音楽人生ですが、なんとかここまで来ることができたのは、支えてくださった皆さんのお陰です。本当に感謝です」(公式ブログより抜粋)

恒例のバースデーライブは、いつもは100人規模の会場で行われているが、今年はコアなファン30名のための特別な機会だった。曲数を抑えたミニライブではなく、2時間を超える熱唱でファンを魅了した蘭華。「日々、私がいいなと思う音楽をこれからも届けていきたい」――。そう願う彼女の背後で優しく灯る街路灯の光は、まるでこの日を祝福するファンの心の灯火そのものであり、彼女の背中をそっと押しているようだった。

INFORMATION
「みんかよ歌謡祭 トワイライトライブ in 浅草 ~ア・ラカルト~」
日時:2025年11月20日 17時30分開場/18時開演
会場:浅草ビューホテルアネックス六区
主催:オフィス香音/みんなの歌謡曲
チケット:前売り5000円/当日5500円(ソフトドリンク飲み放題付き)
チケットの申し込み、問い合わせ:オフィス香音
TEL:090-1558-4391(安松)
Mail:minkayo2022@gmail.com

蘭華は11月20日、岩波理恵、SAYURI(滝さゆり)の3人で、浅草ビューホテルアネックス六区で開催される「みんかよ歌謡祭 トワイライトライブ in 浅草」に出演する。
2025年8月8日配信
デビュー10周年記念曲
蘭華「ありがとう」

「ありがとう」
作詞/蘭華 作曲/蘭華 編曲/入江純
徳間ジャパンコミュニケーションズ TWEB-684


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