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蘭華

【編集後記】シンガーソングライター 蘭華さんが身も心もボロボロになりながら完成させたアルバム『遺書』について

シンガーソングライター 蘭華さんがリリースされたアルバム『遺書』のインタビュー記事を公開しました。『遺書』はやるせなくて、許せなくて、いたたまれずに悩んでいる人へ届けられることを願わずにはいられないアルバムです。同時に、彼女が追求したメロディーにも注目してほしいアルバムです。

蘭華さんにお話しをうかがったのは昨年12月でした。通算3枚目となるアルバムを5年ぶりにリリースしたとのことでした。まずはアルバム『遺書』の全体像を知りたいと、どんな作品かとお聞きしました。

その瞬間、蘭華さんの気持ちがあふれ出てきました。

相談に乗り、支えていたつもりだった親友の自死。自らに降りかかった誹謗中傷の苦しみ。そして、外に目を向ければ何の罪もない人の命が武力によって多く失われている現実へのやるせなさや怒り。蘭華さんが身も心もボロボロになりながら、この作品作りに取り組んできた様子がよくわかりました。

2018年9月発売のセカンドアルバム『悲しみにつかれたら』から5年。サードアルバム制作の話が進んでも、制作に向き合うことができなかったそうです。そんな蘭華さんを突き動かしたのが、負けてなるものかという反骨精神と、多くの人の命を救いたいという一途な思いでした。

紡ぎ出す言葉にこだわり、レコーディング直前まで書き直しをしたといいます。メロディーが決まっても、徹夜で歌詞を見直し、そのままレコーディングに臨む、の繰りかえしだったそうです。

涙ながらに思いを履きだしてくださった蘭華さん。インタビューではその思いを凝縮してお届けしていますが、そのすべてはアルバム『遺書』に表現されています。

蘭華

一方で、メロディーにも注目してほしいアルバムです。

前作『悲しみにつかれたら』ではジャズ、ブルース、シャンソン、和など、様々なジャンルが凝縮された世界観を作り出されましたが、今作『遺書』では令和サウンドが追求されました。

耳に残るキャッチ―なメロディー。彼女の王道であるバラードの他に、R&B、ヒップホップ、アニソン風など新境地とも言える作品群で構成されています。

またディレクターには加藤和彦さん、稲垣潤一さん、小田和正さん、泉谷しげるさんをはじめ多くのアーティストに携わった柿崎譲志さんを迎え、アレンジャーには船山基紀さん、宮原慶太さん、入江純さん、住吉中さん、小名川高広さん、菊池達也さんなど錚々たる面々が集結して音楽作りが行われました。

タイトルが衝撃的であるため、その内容に目が行きがちですが、音楽作品として『遺書』を楽しんでほしいと思います。そして、この作品が人生の岐路に立たされている人の力になってくれたらなと願っています。

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▼蘭華さん『遺書』インタビュー記事
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