10周年を迎えるパク・ジュニョンがファーストコンサートで次なるステージへ。新曲「銀閣寺」を引っさげて、さらなる飛躍を決意！

2022.02.07

パク・ジュニョン（ジュニー）が2月6日、東京・中央区の日本橋三井ホールで「パク・ジュニョンネクステージファーストコンサート」を開催した。元々は、昨年9月の開催を予定していたが、コロナ禍で延期となっていた。

感染対策をとりながら開催されたこの日のコンサートには、約600人のファンが訪れた。またライブ配信も行われ、来場できないファンも画面の向こうからジュニーを見守る中、ジュニーは「昼も夜も真夜中も」からコンサートをスタートさせた。

パク・ジュニョン

同曲は、一昨年2月にリリースした「海に語りて」（Bタイプ）のカップリング曲だったが、コロナ禍で歌唱する機会が少なかった。だが、ファンの熱烈な支持やサポートを受け、人気楽曲のひとつとなっている。“昼も夜も真夜中も　欲しいよ　あなたの心が欲しい”というサビが印象的で、ジュニーからファンへのメッセージにも受け取れた。

「追憶のブルース」「チャラ」など、ジュニーはその後もアップテンポなナンバーで会場を盛り上げると、「今日は来てくださってありがとうございます。最後まで盛りだくさんの構成になっているので楽しんでください！」と挨拶。今度は「哀愁の雨」「顔」「黄昏のバラード」「ふたりのギター」といったバラードでしっとりとファンを酔わせた。

パク・ジュニョン

2012年3月に「愛・ケセラセラ」でデビューしたジュニーは、今年丸10年を迎える。昨年3月にはデビュー10周年を迎えるのを記念してCD 7枚組のアルバム『10周年パーフェクト・ボックス』を発売し、収録された100曲でこの10年の歩みを振り返った。

少年時代から歌がうまったジュニーは、高校時代には「カス（歌手）」と愛称で呼ばれるほどだった。韓国では厳しいレッスンに耐え、2002年にはK-POPグループの一員としてデビューも果たした。だが、歌手・ジュニーの居場所はなかった。

パク・ジュニョン

日本でのソロ活動したジュニーを支えたのは日本のファンだった。

「家族も誰もいない日本に来ると決めたのは、日本の皆さんの優しさと温かさに触れたからです。『日本で頑張るぞ』と覚悟を決めて来ました」

そして“日本のアボジ（父）”山本譲二のサポートによって、ジュニーは日本でのメジャーデビューを果たす。

パク・ジュニョン

「酒と泪と男と女」（河島英五）、「大空と大地の中で」（松山千春）などのカバーを披露すると、ジュニーは2017年の「涙の流星」、2018年の「ブリキの玩具」、2019年の「永遠（とわ）にサランヘヨ」、2020年の「海に語りて」へと歌い継ぐ。

「この10年間のたくさんの応援に感謝しながら、10年を区切りにまた初心に戻って頑張りたいと思います」

パク・ジュニョン

アンコールでは3月9日に発売される12枚目のシングル「銀閣寺」を一足早くファンに聴かせた。

「タイトルを見ていろいろ想像したと思いますが、想像通りの曲でしたか？」

タイトルからはジュニーの歌声を活かした、切ないバラードかと思いそうだが、じつはノリのいい楽曲で、リズムを際立たせたカッコいい歌謡曲に仕上がっていた。パク・ジュニョンの新たな魅力が感じられる、日本デビュー10周年に相応しい魅力的な楽曲だった。

パク・ジュニョン

ラストは「酒よ今夜は」。今年4月に発売した「風の吐息」（Bタイプ）のカップリングとして準備された曲だ。表題曲と同じHANZOが作曲し、数丘夕彦による“泣きたいときには　泣けばいい　泣けない男は　酒を飲む”という歌詞で始まる「酒よ今夜は」。普段はあまりお酒は飲まないようにし、悲しくても涙を流すことはほとんどないというジュニーとは真逆の主人公だったが、サビでは“明日（あす）も　明日も生きるから”と熱唱する。

「今はまだ（コロナ禍で）むずかしいかもしれないけど、皆さんに会いに全国にお邪魔したいと思います」

アンコールを含めて全17曲を披露したジュニー。新曲「銀閣寺」を引っさげて、新しい1年をスタートする。さらなる飛躍を目指すジュニーから目が離せない！

パク・ジュニョン

ライブ配信
パク・ジュニョンネクステージファーストコンサート
コンサートの模様はPIA LIVE STREAMで、2022年2月13日（日）までアーカイブ配信されている。視聴券は3500円。
詳細と視聴券の購入は「チケットぴあ」まで。
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▶ちけっとぴあ【動画配信】「パク・ジュニョンネクステージファーストコンサート

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