「LAHIKI」スペシャル(1)「人生は一度きり」

太陽のように明るく、自然体。ハワイ生まれのLAHIKIが、夏にぴったりのミニアルバム「はじまりの歌」を引っさげ、メジャーデビューを果たした。
「いつか、ハワイと日本、二つの故郷を音楽でつなぐ存在になりたい」
思いがけない出逢いからつかんだ、シンガーという人生。動き始めた新たな夢。そして、そのフレッシュな歌声に込める思いとは――。

 

やらないで後悔するより、やって後悔する方がいい

朝焼けは、朝日が出る直前に太陽光が地球の大気で散乱することにより東の空が赤く染まる幻想的な自然現象だ。我々を魅了するその息を飲むような絶景を作り出すのは、「昇る太陽」。ハワイ語で“LAHIKI”(ラヒキ)という。

そんな美しい名前を持つ青年が、今年7月1日、日本でポップシンガーとして一歩を踏み出した。

日本人の両親のもとにハワイ・ホノルルで生まれ、幼少期から中学までは日本で過ごしたLAHIKI。ハワイの高校へと進み、現在は観光学(ホスピタリティー&ツーリズム)を学ぶ大学生でもある。
「この仕事を始める前から、将来的にはハワイと日本を行き来するような仕事ができたらいいなと思っていたんです。英語も日本語も話せる自分の強みを活かせる仕事は何かと考えて、観光業はハワイの基幹産業ですし、人と話をしたり接したりすることが好きなので専攻しました」

LAHIKI、生後10カ月くらいの頃。

幼い頃から、明るくひょうきん者。学級委員を任されたり、同窓会の幹事を務めたりとみんなをまとめるのは得意なリーダー気質で、友人や家族の間でもムードメーカーだった。

とはいえ、高校でベースギターを弾き始めバンドを組んでいた頃は、どちらかと言うとそのベースギターのように、陰で仲間を支える裏方的な存在に魅力を感じていた。

だから、そんな自分がまさか、ステージのセンターに立ちパフォーマンスするシンガーになろうとは、想像すらしていなかった。

「2018年の春、アルバイトしていたレストランで急に怪しそうな人にチラシをパッと渡されて、『いっしょに日本に行って、歌手にならないか?』とスカウトされて驚きました。新手の詐欺か!?って思いましたけど(笑)、僕のモットーは“やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい”。最初は両親も『なにそれ、大丈夫?』と心配してくれていましたけど、『僕もわからん』って言って(笑)。家族だけでなく、友人や日ごろ僕をサポートしてくれているみんなが、背中を押してくれました。僕は、人生とはセーブできない唯一のゲームだと思っているんです。一度きりの人生だから、挑戦しようと決めました」

新たな夢が動き始めた瞬間だった。

5年後、10年後に聴いたとしても初心に戻してくれる「はじまりの歌」

その後、声をかけてくれたプロデューサーとともに来日。本格的にボイストレーニングを始め、2018年の10月にファーストシングル「Baby Stay With me」、さらに、昨年の5月にはファーストアルバム「Mahalo」をリリース。全国各地のハワイやフラ関連のイベントに出演し、そのステージで披露したLAHIKIの歌声は、多くの人々の注目を集めた。

「ハワイは音楽が生活に寄り添っているような風土でいつも身近にあります。僕にとってもそうです。僕が小さい頃は母がフラをやっていたので、フラの曲を聴くととても落ち着きます。もちろん、日本も大好きです。おいしい食べ物もいっぱいあるし(笑)。昨年はたくさんのイベントに出演させていただき、僕の歌で踊ったりコラボしてくださったりとすばらしい経験をさせてもらいました」

昨年は全国各地で開催されたハワイ・フラ関連のイベントおよそ60カ所ものステージに出演。LAHIKIは歌声に乗せ、本場ハワイの風を届けた。 
(上)2019年6月、恵比寿ガーデンプレイスで行われた『ALOHA 東京2019』に出演。 
(下)2019年6月、文化放送サテライトプラスLIVE。「初めてタヒチアンダンサーの皆さんとのコラボレーションでした。緊張しました」(LAHIKI)

そして今年4月、満を持してメジャーデビューの予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、再来日もままならず延期に。緊急事態宣言が明け、少しずつ日常が戻り始めた7月1日に、LAHIKIはミニアルバム「はじまりの歌」(全5曲収録)でようやくメジャーデビューを果たした。

リード曲の「はじまりの歌」は、若者の新たな旅立ちへの希望を描いた等身大の歌詞に、LAHIKIのおおらかでみずみずしい歌声が映えるポップチューン。一日のはじまりやリラックスタイム、どんなシーンにもマッチする心地良い一曲だ。

「初めて聴いた時、ビビっときました。昨年からずっと歌ってきて、この曲があったからこそ今の僕がある。この曲を来年聴いたとしても、5年後や10年後に聴いたとしても、シンガー・LAHIKIは“いちばん最初に、この曲でスタートしたんだ”と、初心に戻してくれる気がするんです」

2020年1月、「はじまりの歌」レコーディング風景。

はじまりの歌を
今日からの歌を歌おう
新しいストーリーを唇にのせて
誰かに届くまで
まだ見ぬ君に聞こえるまで
踏み出せば何か変わるはず

(「はじまりの歌」より)

「いろんなことが起こる今の時代、ネガティブになってしまったり、どうしようかなって前に進むことを躊躇した時に、この曲を聴いてちょっとでもハッピーやポジティブに考えることができるきっかけになれたらいいなって思います。『LAHIKIの曲を聴いて元気になったよ』って、そういう言葉を聞くことができるような歌を届けていきたい。そしていつかは、ハワイと日本、二つの故郷を音楽でつなぐ存在になりたいです」

自らをも奮い立たせるように、LAHIKIは歌う。

 

→LAHIKI(2)新世代ポップシンガー・LAHIKIをもっと知りたい!


2020年7月1日発売
LAHIKI「はじまりの歌」

「はじまりの歌」  
作詞・作曲/ハマモトヒロユキ 編曲/木原良輔  
「I feel good」  
作詞/LAHIKI・ ハマモトヒロユキ 作曲/ハマモトヒロユキ 編曲/木原良輔  
「Hello again」  
作詞・作曲/ハマモトヒロユキ 編曲/木原良輔  
「I miss you~English version~」  
作詞・作曲/ハマモトヒロユキ 英訳詞/Hiroaki Iguchi 編曲/木原良輔  
「はじまりの歌~English version~」  
作詞・作曲/ハマモトヒロユキ 英訳詞/Hiroaki Iguchi 編曲/木原良輔 
日本コロムビア COCP-41124 ¥1,500+税

昨年、夏の間だけで全国各地のおよそ60カ所ものハワイ・フラ関連のイベントで披露し好評を博した「はじまりの歌」。「フレーズの言葉が皆さんに届くように、ひとつずつ丁寧にハキハキときれいに歌うことを心がけました」(LAHIKI)。
「I feel good」ではLAHIKIが作詞に初挑戦。「僕らの世代のハワイや使っている言葉、僕が思ってるようなこと、ちょっとグルービーな感じを全部閉じ込めた曲ですね。ゆっくりする時に目を閉じて聴いてほしい」(LAHIKI)。
「Hello again」は、「王道のポップス。ドライブの時とかに聴いてほしい曲ですね!」(LAHIKI)



Profile

LAHIKI(らひき)
1997年6月28日、ハワイ・ホノルル生まれ。名前のLAHIKIはハワイ語で「昇る太陽」の意味を持つ。幼稚園から中学までを日本で、高校からはハワイで暮らし、ハワイの大学に在学中。家にあった父親の古いベースギターとの出合いが音楽の原点。高校時代は友人とバンドを組み、Hard Rock CAFÉなどに出演。2018年の春、アルバイトしていたところを日本から来ていた現在所属する事務所のプロデューサーにスカウトされ、シンガーの道に。2018年、ファーストシングル「Baby Stay With me」、2019年、アルバム「Mahalo」をリリース。関東を中心に全国各地のハワイ・フラ関連イベントに出演し、そこで披露していた「はじまりの歌」が大きな反響を呼び、2020年7月1日、この曲をリード曲としたミニアルバム「はじまりの歌」でメジャーデビュー。


【INFORMATION】
★LAHIKI YouTubeチャンネル
「LAHIKIのHAWAIIAN BREEZE」 配信スタート!

 

【WEB情報】

LAHIKI オフィシャルサイト
LAHIKI Twitter