真田ナオキ

真田ナオキの「2025 NAOKI サマーツアー」が開幕し、師匠・吉幾三がサプライズで登場。紅白への決意と衝撃の“金づち”を告白!?

抜けるような青空が夏本番の訪れを告げた7月3日。真田ナオキが東京・江東区のティアラこうとう大ホールにて、「2025 NAOKI サマーツアー」の初日を迎えた。デビュー10周年、メジャーデビュー5周年という節目の年に開催されるツアー。満席となる1200人のファンに見守られながら、真田の新たな挑戦と決意がステージ上で鮮やかに解き放たれた。

真田ナオキ

本番を前に行われた囲み会見では、「昨日はワクワクしすぎて寝付けなかった」と告白していたが、真田は「何よりもファンの方も楽しみにしていてくださっているのがうれしくて、今日は、気合を入れて歌います」と力を込めた。

前日に新曲「Nina(ニーナ)」の追撃盤が発売されたばかりであり、追撃盤を引っ提げてのツアーともなるが、演奏で真田を支えるのは「ASA-CHANGバンド」だ。真田自身も「音楽的にもすごく楽しんでいただけます」と語るように、“演歌歌謡曲”の世界を広げるような同バンドならではのアレンジで真田を盛り上げる。

会見では、目標としている『NHK紅白歌合戦』出場への強い決意も熱く語られた。七夕が近いことから、真田は願い事を書いた短冊を笹に結びつけたが、そこには「行くぞ! 紅白!! さなだなおき」と力強く書かれていた。

「年末のあの時期に家にいることがないようにしたいですね。昨年は自宅でゆっくりとテレビを観ていました。ちょうど(新浜)レオンくんのところだけ飛ばして(笑)」

ジョークを交えつつも、仲間であり、ライバルでもある新浜レオンの紅白初出場に大きな刺激を受けた様子だ。

真田ナオキ

真田ナオキ

話題はプライベートな一面にも。この夏に挑戦したいことを聞かれると、「僕、金づちなので、今夏こそ泳げるようになりたい。プールで(仰向けで)浮きたいんです」と衝撃の告白。写真集の撮影でプールに飛び込むシーンがあったそうだが、「引くぐらいの腹打ちで…。その後の撮影、全部お腹が赤かったです」と、体を張った(?)撮影秘話を明かした。

真田ナオキ

『真田ナオキファースト写真集』(¥3,850)。9月10日、小学館より刊行される。

その写真集だが、9月10日に『真田ナオキ ファースト写真集』(小学館)が発売される。そこでは驚くべき肉体改造を遂げた姿が披露されており、フライヤーでは上半身裸の姿も公開されている。約2カ月間、パーソナルトレーナーをつけてトレーニングに励んだという。

「加圧トレーニングを行い、53kgだった体重を61kgまで上げ、そこから体を絞りました。撮影時の体重は57~59㎏で、体脂肪は9%でした」

そのせいか、「時間をかけて100着くらいの中から衣裳を選んだ」ものの、2日間行われた実際の撮影では「8割は半裸でした(笑)」と打ち明けた。

ストイックな努力で作り上げた肉体美には、ファンから「キャー!」という歓喜の声と、「イヤ~!」という悲鳴にも似た声が上がっているそうで、その反響の大きさを面白がっているようだった。

さらに秋には浅草公会堂でのコンサート「真田ナオキ“2025 浅草秋の奏”」を予定している。同会場でのコンサートは恒例だが、今年は10月13日と10月14日の2日間開催する。フライヤーにはタキシードに身を包みピアノの前に座る真田が写っており、ピアノの弾き語りに初挑戦するという。

真田は「間に合わなかったら、ただピアノの前で写真を撮っただけのフライヤーになっちゃうんですけど」と笑いを誘いつつも、その瞳は真剣そのもの。遠征先にもロールピアノを持参し、猛特訓の日々を送っているそうだ。

真田ナオキ

さて、「2025 NAOKI サマーツアー」初日・東京公演。開演を待ちわびるファンの期待が最高潮に達したその時、ステージに真田ナオキが登場した。

オープニングを飾ったのは、オリコン週間演歌・歌謡シングルランキングで1位を獲得した最新曲「Nina」。師匠である吉幾三が手がけた情熱的な楽曲を、唯一無二の“ノックアウトボイス”で歌い上げ、会場のボルテージは一気に頂点へ。

真田ナオキ

真田ナオキ

続く2曲目にはデビュー曲「れい子」を披露。アニバーサリーイヤーにふさわしい選曲で、彼の歩んできた軌跡をファンと共に確かめ合うような、温かい時間が流れる。

真田ナオキ

さらに「本気(マジ)で惚れた」などといったメジャーデビュー後のヒットナンバーを畳みかけた。

今回のツアーの見どころのひとつは、会見でも触れられたASA-CHANG & ラッキーセブンとの化学反応だ。サマーツアーならではのスペシャルな演出として、夏を感じさせるカバー曲も披露。サザンオールスターズの「真夏の果実」やTUBEの「夏を待ちきれなくて」を夏色のアレンジで届け、会場を爽やかな風で満たした。

真田ナオキ

後半にはしっとりと演歌の名曲「舟唄」をカバーして歌い上げたかと思えば、オリジナル曲「HAMAでダンスを」や、7月2日に発売されたばかりの「Nina」【エンヤコラ盤】から「エンヤコラブギー」で再びフロアを揺らす。「エンヤコラブギー」は、真田と同世代のアーティスト ゆあさみちるが作詞・作曲をてがけた作品。真田のコミカルな部分もチラリとうかがえる作品だ。

真田ナオキ、吉幾三

真田ナオキ、吉幾三

▲師匠・吉幾三がサプライズで登場し、真田ナオキと「恵比寿」を歌唱した。

緩急自在のセットリストで、一瞬たりとも観客を飽きさせなかったコンサート。アンコールでは「246」、「Nina」【JD盤】のカップリング曲「一匹狼のブルーズ」を熱唱し、ステージを締めくくった。

真田ナオキ

真田ナオキ

紅白という大きな夢を見据え、歌で、肉体で、自身の可能性を切り拓き続ける真田ナオキ。クールな佇まいとノックアウトボイス、チャーミングな笑顔とユーモア。そのギャップこそが、多くの人々を惹きつけてやまない彼の最大の魅力だろう。

サマーツアーはこれから大阪(7月5日)、福岡(7月7日)、名古屋(7月9日)へと続く。「しっかり寝ることと食事。脂っこい食事が本当は好きなんですが、夏場は控えるようにしています」。健康管理にも余念がなく、真田ナオキは全力でこの夏を駆け抜ける。

真田ナオキ

ティアラこうとう大ホールで開催された「2025 NAOKI サマーツアー」東京公演。ツアーはこのあと大阪、福岡、名古屋へと続く。

 


真田ナオキ 2025 サマーツアー 東京公演
セットリスト

Nina(ニーナ)
れい子
Maria
YOKO
本気(マジ)で惚れた
渋谷で・・・どう?
酔えねぇよ!
東京
真夏の果実
夏を待ちきれなくて
プライド
舟唄
HAMAでダンスを
エンヤコラブギー
羽根を下さい
恵比寿
酔いのブルース
《アンコール》
246
一匹狼のブルーズ

 


2025年7月2日発売
真田ナオキ「Nina(ニーナ)」
【エンヤコラ盤】
真田ナオキ

「Nina(ニーナ)」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
c/w「エンヤコラブギー」
作詞・作曲/ゆあさみちる 編曲/田代修二
テイチクエンタテインメント TECA-25018 ¥1,550(税込)

【Amazon】真田ナオキ「Nina」エンヤコラ盤

【ギクシャク盤】
真田ナオキ

「Nina(ニーナ)」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
c/w「ギクシャク」
作詞/岩井薫 作曲/梶原茂人 編曲/田代修二
テイチクエンタテインメント TECA-25019 ¥1,550(税込)

【Amazon】真田ナオキ「nina」ギクシャク盤

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